- 2016年5月21日
家では問題はまずまず解けるけど、テストになるとできないという声は度々聞きます。
そのときの塾講師や家庭教師の回答で、どのくらいの力量のある講師なのかは判断できます。
家庭教師をお探しの場合、この質問を試金石として投げかけて、その回答で決めても良いと思います。
ポイントは、納得できて、いままでと異なる視点を持っているかです。
一言で言うと「実力不足」とか「しっかり身についていない」となりますが、その回答では、何をしたら改善しますか?と聞きたくなります。
「問題をたくさん解きなさい」「途中式を書きなさい」「ときどき反復演習しなさい」と返ってきそうですが、そのようなありきたりな回答ならば、回答しないのと一緒です。
家庭教師を選ぶとき、外れの講師を避けることは、最初のお問い合わせで可能です。
では、家では問題はまずまず解けるけど、テストになるとできない原因を書いていきます。
簡潔に言うと、「こういう問題はこうする」という捉え方ができていないからです。
「この問題はこう解く」とピンポイントで捉えていたり、解く前から「これを使う問題だ!」と心の準備をしている習慣がついていると、テストになるとできなくなります。
家でまずまず解けるというのは、上記2点で解けているということです。
テストでできないということは、身についているものの引っ張り出し方が分からないからです。
対応策は言語化です。
他にもあると思いますが、個人的には言語化が最も効果的だと思います。
例えば、平行線の角度で、錯角や同位角を使う問題ならば、考え始めのときに「平行線だから錯角だ!」と声に出して、解き始めます。
この、「こういうときはこうする」というものを言語化することで確立していきます。
それができると、テストで既習問題が出てきたときも、同じような対応ができます。
言語化は全単元、全問題でできます。
速さのように順々に求めていく問題ならば言語化を数回行います。
すべての問題を解くときに、声に出すようにすると、あくまでもイメージですが、偏差値5~10は上がります。
「こういうとき」というファジー的なフレーズを使うことが最大のポイントです。
ファジー的なフレーズなので「FF方式」と名付けました。
テストに弱いというお悩みの方は、FF方式を取り入れてみてください。