対話式算数・基礎編「第2話:三角形の角度・三角形をかく」

小学3年生や4年生を対象とした対話式算数・基礎編です。

算数教材塾・探求では解き方を覚える学習ではなく、仕組みを理解する力の養成をモットーとしていますが、最初が肝心です。

小3鍛える算数【書き出し】と、この対話式算数・基礎編が最初の部分にあたります。

ここでしっかり書き出すなどの作業を行い、計算の意味を考える下地をつくり、仕組みを理解していく姿勢を育ててから、受験算数のカリキュラムを開始した方が良いと思っています。

 

第2話の概要を書いていきます。

2・1

三角形の角度を分度器で測る練習です。

先週は角でしたが、今週は三角形なので、くるくる問題用紙を回す必要があります。

案外、紙を回して良いことを知らない子もいると思います。

180度を利用して3つめの角は計算で求めても良いですが、それを大人がアドバイスせずに、お子様が自発的に気がついたら、能力が高いと思います。

 

2・2

定規と分度器を使って三角形を描く問題です。

小学校でもこういう練習をたくさんやっていれば良いのですが、あまり練習していない場合は、ここで補いましょう。

図を描けば、図のセンスが上がることは間違いありません。

保護者様からいろいろな問題を出してあげましたら、たくさん練習できて良いと思いますが、単純作業なので、嫌がるかもしれません。

忍耐強さを測ることもできます。

 

2・3

コンパスで三角形を描く問題です。

ゆくゆくは、コンパスは円を描く道具ではなく、ある点から等しい点の集合という感覚を身につけます。

その感覚の結果、三角形だけではなく、垂線や、角の2等分線をひくこともできます。

 

2・4

ここまで作図などの作業ばかりでしたが、ようやく計算で解く問題です。

三角形の外角の定理の問題ですが、公式を覚えて解いても意味がありません。

三角形の外角の定理を使うと、計算式が1つ少なくなるだけのことですので、使わなくても良いです。

大人は、簡単に解ける公式ならば、無理にでも覚えて、それを使って素早く正解にすることが良いと考えがちですが、その方針では失われるものもあります。

 

2・5

二等辺三角形の角度を求める問題です。

表のように角度を書いていくことを推奨しています。

受験算数は表を使って解くことがとても大切だと思っていますが、小学3年生から、その姿勢を植え付けていきたいと考えています。

 

 

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