- 2022年8月30日
今回は比例と反比例②というタイトルですが、時計が狂う問題です。
塾の教材ですと、時計算に含まれている場合がありますが、時計の角度とはまるで異なる分野ですので、時計算に入れるのははばかられ、比例と反比例にしました。
比例で解きますので、比例の表が役に立ちます。
興味のある方はこちらにどうぞ
第95話:比例と反比例②の概要
95・1
1時間で何分進むか、何分遅れるかを考え、比例の表で解きます。
95・2
95・1の類題です。
これも1時間で何分進むか、何分遅れるかを考え、比例の表で解きます。
95・3
狂っている時計が2つあり、たまたま一致する時刻を求める問題です。
X型の相似やA型の相似を利用しても良いです。
塾では、それが唯一の解き方のように教わる場合もありますが、95・1や95・2のように比例の表で解いてもいいです。
95・4
狂った時計の時間が分かっていて、正確な時刻を求める問題です。
95・1や95・2のような比例の考えでは解けません。
正確な時刻と、狂った時計の進む時間の比を考えます。
95・1や95・2もこの解き方で解けますが、解き方を分けた方がスマートに行くと思います。
95・5
95・4の応用です。
今度は時計が2つ出てくるので、正しい時刻とで、3つの連比を考えます。
計算量が増えますので、緻密に根気よく頑張りましょう。
練習問題
番号 | 難 | 要 | 講評 |
1 | A | 1時間で何分か進むか求めても良いですが、整数で6時間で1分進むと考えた方が良いと思います。 | |
2 | A | 比例の表を書いて解きましょう。 | |
3 | A | 比例の表を書いて解きましょう。 | |
4 | A | 3時間で2分遅れます。 | |
5 | A | 24時間で2時間進みます。かなり進みますね。 | |
6 | A | 1年間は何時間かを求めます。 | |
7 | B | テ | 比例の表かX型の相似で解きます。 |
8 | B | テ | 7番の類題です。 |
9 | B | ゼ | 正しい時刻と、この時計の進む時間の比を考えます。 |
10 | B | ゼ | 9番の類題です。 |
11 | B | ゼ | 10番の類題です。100円が何回加算されるかを考えます。 |
12 | C | テ | 正しい時刻と、この時計の進む時間の比を考えます。 1日に15分進むというのを、24:24.25=48:49として整数比にします。 |
13 | B | ゼ | 正しい時刻と、Aの時計と、Bの時計の進む時間の比を考えます。Aの時計とBの時計の比で解きます。 |
14 | B | ゼ | 13番の類題です。 |
15 | C | ゼ | 正しい時刻と、Aの時計と、Bの時計の状況を表などに表し、比を考えます。 |
※「難」は難度は以下の基準です。
A:確実に解けるようにしたい問題
B:サピックス偏差値50以上を目指す人向けの問題
C:サピックス偏差値60以上を目指す人向けの問題
D:特に難しい問題
※「要」は重要度で以下の基準です(B・C・Dのみ表記)。
ゼ:絶対に解けるようにしたい重要な問題
テ:よく出る典型題
ヒ:捻りのある問題
サ:地道な作業が必要な問題