今回の場合の数は、条件のある並べ方や同じ数字のあるカードの並べ方などレベルが少々高めです。
式を覚えるよりも、解くためのスタイル(形式)を固めることが大切です。
そういう視点で解説を進めています。
興味のある方はこちらにどうぞ
第20話:場合の数④の概要
20・1
どういうときに積の法則になるのかをしっかりとイメージできるような解説にしました。
20・2
となりにならべる問題は、最初いなくて、あとからくるという設定にしています。
あとから1人きたら、ならび方は2通りあります。
「2人がくっついていたら~」と教える講師が多いと思いますが、そういう奇妙な設定は控えました。
20・3
輪にならべる問題は、どうして向きを変えたものが同じになるのかを、図を多めに使用し、分かりやすく説明しました。
固定をするという考え方もありますが、円周に並んでいる個数で割るとした方が個人的には良いと思っています。
20・4
同じ数字がある問題は樹形図で説明しています。
6年生ならば、場合分けして計算ですが、4年生なら樹形図がいいでしょう。
「樹形図の構造が同じ」という難しい言葉を使用しています。
構造を理解することが場合の数攻略のポイントと言っても過言ではありません。
20・5
色を塗る問題は、今回は、塗る色の候補数をかければ解ける問題だけにしました。
どうしてたくさん接しているところから塗っていくかということも丁寧に説明しています。
使える色の数が決まっている問題は、問題は似ていますが、まったく異なる問題で、レベルも高く時期尚早です。
ここのところ雑談が少なめでしたので、たくさん接している県の話を入れました。
練習問題
問題番号 | 難 | 講評 |
1 | ○より左、○と△の間、△より右を考え、積の法則です。 | |
2 | Bがいなかったらを求めて、2倍します。(2)は全体から(1)の答えをひきます。 | |
3 | ★ | 女子が1人のときを求めて、あとから2人がやってくると6倍になります。 |
4 | 5で割ります。 | |
5 | ★ | 2番と4番のミックスです。きちんと理解していないとできないと思います。 |
6 | ★ | 7色ありますが、6で割ります。 |
7 | 部屋なので位置が関係します。 | |
8 | ★ | 真ん中で場合分けをします。場合分けは難しいので飛ばし可です。 |
9 | 樹形図でがんばりましょう。 | |
10 | これまた樹形図でがんばりましょう。 | |
11 | ★ | 樹形図で頑張って欲しいですが、難問なので飛ばし可です。 |
12 | 数字や人をならべる問題と同じです。 | |
13 | たくさん接しているところから決めます。 |
※難度の★がついているものは、難しめなので、先送りでもいいです