良い解説とは

最近、スカイプ指導で、中学への算数を使うことが多く、2012年から購入しておりませんでしたので、メルカリでめぼしいものを買い漁っております。

もしも、このブログを読んでくださった方で、1冊500円程度で売ってくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、ご協力よろしくお願いいたします。

メルカリでは「中学への算数」で検索しているのですが、その他の教材が大量に現れます。

こんなにいろいろあるんだと驚くほどです。

先日、大阪に久しぶりに行く機会がありましたので、いろいろな問題集や参考書に目を通そうと大きな書店に行ってみました。

メルカリで見るほど、豊富にあったわけではなく残念でしたが、それなりにいいものもありました。

算数は、個人的には刺激を受け、教材作成に力を入れたいと強く思いましたが、当教材よりもお勧めしたいと思えるものがありませんでしたので、具体的になにかを紹介ということはありません。

目に付いたのは、手書き解説の教材が以前より多かった点です。

手書き解説の良い点を挙げてみます。

  1. ぬくもりが感じられ、親しみを感じられる
  2. 作者の愛情が感じられ、出来るようになる気がする
  3. 字が大きいので簡単に感じる
  4. 黒板の板書のように書かれているので授業を受けている気がする
  5. 解き方を真似しやすい
  6. 本屋で選ぶ際、他と違うので、つい珍しさで分かりやすい気がする

逆に悪い点を挙げてみます。

  1. 情報量が少ないので、深く理解できない

良い点は、はっきり申し上げますと錯覚だと思います。

いろいろ比べる際、活字ばかり見ますので、その中で、手書き解説がありますと、砂漠のオアシスのように魅力を感じるのだと思います。

強いて言えば、5番が有効です。

「こういうレイアウトで書けば解きやすくなるんだ!」というように、解き方に拘る人が解き方を洗練させ武器を増やすことができます。

解き方に拘っていない場合は、その5番の利点もあまりないと思います。

悪い点は1つしか挙げませんでしたが、それがすべてです。

塾講師の中で教えることに自信を持っている人は、自分の板書は完璧!と思っているからか、それを見て欲しいと考えていて、手書きの方が上と思っているかもしれませんが、それは口頭での説明とセットになってのものです。

説明無しで板書だけ見ても説明不足でしっかり伝わりません。

歴史で出てくるイギリスの風刺漫画などを見ると、それで十分に伝わる子はレベルの高い子だと思います。

それと同じように、算数の手書き解説を見て、役に立つものとできる子は優秀だと思います。

とは言いましても、既存の教材の解説書に多く見かける活字の式中心の解説は算数が苦手な子が見ても伝わりにくいと思います。

数学が得意な大人は、そのような式で分かりやすく伝わりますが、小学生はなかなか上手くいきません。

例えば、等差数列の和の問題で3つの解説があるとします。

  • 等差数列なので、(10+55)×10÷2=325
  • 等差数列なので、初項10、末項55、項数10より、公式に当てはめ(10+55)×10÷2=325
  • 等差数列は、最小の数と最大の数をたして、個数をかけて2で割ると答えになるので(10+55)×10÷2=325です

個人的には1番上で十分ですが、解説を見る必要がある生徒さんのことを考えると、1番下の解説が良いようです。

どうして言い切れるかと言いますと、いろいろなレベルの生徒さんに聞いているからです。

書きやすい解説でもなく、自分が見やすい解説でもなく、分かりやすい解説にしようとすると、生徒さんに意見を聞くのが一番です。

解説を書いている方たちは、小学生の声を取り入れているのでしょうか?

紙面の都合、自分が分かりやすいからになっているのでしたら、本末転倒です。

分かりやすいポイントは口語体だと思います。

口語体の方が質問もしやすい気がします。

「どうしてその式で答えになるんですか?」とか、「どうして○○を使うんですか?」と聞きやすいと思います。

口語体だと対話形式に近くなるからだと思います。

図はある程度は必要ですが、多すぎても意味が無いと思います。

言葉で分かりやすく説明できない分を図で補っていると考えていますので、私はまず、言葉だと思っています。

私は書店で算数の問題集を見ると、解説で善し悪しを判断するようにしています。

いまどき、良問が揃っていない問題集は少ないです。

問題で問題集の優劣を付けるのは難しいので、解説次第だと思っています。

活字で式中心よりも、親しみのある手書き解説の方が良いと思いますが、口語体で、分かりやすい文章でできるだけ日本語多めの解説の方がさらに上だと思います。

そういう基準で書店で問題集を探すとなかなかお眼鏡にかなう解説を見つけられません。

その場合は、ぜひ、算数教材塾・探求の教材をご検討願います。

追記

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ブログを書いている当人でもポイントが入ることになっていますが、私のクリックでは入りません。

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何卒よろしくお願いいたします。

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