シンプルを目指す

塾に相談すると、理想的な学習の回答が返ってきます。

なにかと盛りだくさんな学習メニューを伝えられることが多そうです。

それをしっかりやりこなせれば良いのでしょうが、なかなかそれができないから相談しているんだと思います。

 

よく、保護者様から、教材を1本に絞って欲しいというようなことを言われます。

誤解がないように言い換えますと「これをやれば大丈夫という心中できる問題集を教えてください」というものです。

職員室などで、その手の話をすると、そんなものはないという講師が多いです。

しかし、お子様のレベルにもよりますが、私はできるだけ「これだけやればいい」というようなことを言います。

心理的にも楽になりますし、勉強しやすくなるからです。

それがクリアできたら、次のステップに進めばいいだけなので、初めの一歩としては、1冊に絞ることは大切です。

 

1冊に絞ることがポイントではありません。

「こんな単純なことをやればいいんですね!」という感想を持ってもらえるような回答を心がけています。

回答者としては、やりやすそうな印象を与えることが何よりも大切です。

 

ご相談の回答をした際、「過不足のない説明だった」と言われたことがありますが、それは私の目指しているところなので、とても嬉しかった記憶があります。

不足はダメですが、「過」もよくないと思います。

 

話は変わりますが、スカイプ指導では、「すぐに図形に補助線を引くな」と言っています。

補助線を引けば引くほど、分かりにくくなります。

角度の問題ならば、角度を書き入れるごとに、分かりにくくなります。

分かりにくくなると、解きにくくなります。

 

図形の質問の場合、「まずすべて消してみよう!」と切り出すことが多いです。

生徒さんがいろいろ書き入れた状態の図形を見て、こんな問題かな?という印象と、すべて消してまっさらな状態にした図形を見たときの印象ではまるで違うことがあります。

 

シンプルな状態でよく考え、解き方の予測がついた段階で、必要ならば補助線を引きます。

角度の問題ならば、その時点で、必要な箇所だけ角度を書きます。

できるだけ線は引かない、数値は書き入れないことが大切です。

上記の学習の提案で項目を減らすことや、相談に答え過ぎなことと、共通点があるような気がします。

 

図形以外では「式を書かずに表に結果だけ」というフレーズもよく使います。

狙いは同じで、あまり書かないことで見やすく解きやすくといったことが目的です。

式を見てイメージできる力があればいいですが、そうでない場合は、表の方がイメージしやすいです。

 

さすがに、メインの対話式算数では、会話型なので字数も多くなりますが、オプション教材の集中シリーズなどは、シンプルさを心がけています。

式よりも言葉が大切です。

一般的には、唐突に(1+100)×100÷2=5050、12178-5050=……というような、式を端折らない解説が多いですが、算数教材塾・探求の解説では、式を見て理解してもらおうという手法は控えています。

  • 正答と誤答の差を求めるために、正答の100個の和を求めます。
  • 1~100の和は等差数列の和の公式で5050になります。
  • 誤答との差は12178-5050=7128です。

このようなスタイルです。

式も1つ書いていますが、なくても良いと思われる式は書きません。

算数が得意な人は式だけで十分かもしれませんが、算数を苦戦しているならば、式よりも言葉が大切です。

言葉により、思考の流れがつかめます。

数字が少ないため、見やすく分かりやすくなります。

また、解き方の蓄積になりやすいです。

このようなこだわりで解説を書いています。

 

算数に慣れていないと、解説を見ても、思想の違いは分かりにくいと思います。

分かりやすく伝えるための解説か、解き方だけを書いた解説の判断です。

前者の解説を目指した算数教材塾・探求の教材をぜひよろしくお願いいたします。

 

今回は、数点の内容について、いずれもシンプルな方が良いということを書きました。

ご家庭でのフォローもできるだけシンプルで単純な指示を目指すと良いと思います。

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