- 2024年2月22日
6月中旬からお役に立ちたいブログを勢いよく書いていきました。
ネタが豊富にあるときもあれば、あまりないときもあります。
昼間に「あっ、これを書こう」と思ったことを夜に忘れてしまうこともあります。
大抵、数日以内には思い出すので、書かずに終わるということはありませんが。
しかし、書こうと思ったことは忘れることなく、書きたいときに書けた方が良いと思います。
特にネタが少ないときはそう思います。
忘れることを防ぐために「めもちょう」というファイル名で一太郎(ワードは昔からほとんど使っていません)を常に開いていて、何かあったら、そこに箇条書きで書いています。
そのためというわけでもありませんが、モニターは3つ使っています。
必ず載せたいフレーズやエピソードなどのキラーフレーズも記しています。
「めもちょう」に記してから2日くらいたってからでも、ブログを書こうと思ったらいつでもそのキラーフレーズを使って書いています。
外出中でもスマホのスケジュールに書き入れたり、自分宛にメールを書いて送ったりしています。
そろそろ本題に入ります。
授業を受けると、初めての問題、いままで教わった問題とほぼ同じ問題、いままで教わった問題を応用した問題、いままで教わった解き方を組み合わせて解く問題などがあります。
初めての問題は、解き方をしっかり身につける必要がありますが、それ以外では、解き方がある程度身についていたり、知っている解き方を使うだけということになります。
そうしましたら、授業中にノートを取るときにメリハリが必要です。
「しっかり書く」「省略する」などです。
初めての問題でも、板書内容をすべて書く必要はありません。
式変形などは写さなくても、いつでもどこでもできるはずです。
間引くというかキセルのようでも大丈夫です。
復習単元や知っている解き方を組み合わせた問題なら、もっと省略できるはずです。
気を抜いていたとか、ボーとしていたとか、面倒くさいからという理由でノートを取らないのは論外ですが、一生懸命省略できるポイントを探して、可能な限り取る量を減らすという意識は大切です。
書きたくないけど、ここは書かないと家で復習できないから、書いておこうという感覚です。
新たな発見箇所はあるかな?という姿勢で聴き、それがあったら、即メモをします。
まさに、私がブログを書くために、めもちょうに記しておくようなものです。
メモしておかないと忘れてしまってブログが書けないから仕方なくメモしているのですが、授業中のノートの取り方もそのようなものです。
冒頭でダラダラ書いていたことは、本題に大いに関係があったわけです。
家で復習をするときに役に立つノートを目指すならば、式よりも言葉を書いた方が効果があります。
板書に大切な言葉を書いてくれる講師もいますが、それは口頭で説明するだけで、板書は式や図だけという講師も多いと思います。
そうしましたら、板書にない言葉を書く必要があります。
そっくりそのまま踏襲したい解き方ならばノートにしっかり書いても良いですが、そうでないときは、ノートを見ている時間はせいぜい5秒だと思います。
基本は前を向き、話し言葉に注目し、覚えておきたいフレーズがあったら、それをメモするということです。
入試報告会などを聴きに行くと、メモする場合、データをメモするか、概要をしっかりメモするかのどちらかだと思いますが、私は自分の意見を加えたブログを書くことが目的なので、引用したいフレーズだけメモします。
自分の感想などはメモする必要はありませんので。
授業を受けるときも、私のメモのような取り方で良いと思います。
初めての問題であれば、講師の解き方を身につけていきますが、そうでないときは、講師の解き方を参考にしない場合もあると思います。
そういう場合はノートに無理に取る必要はありませんが、自分の解き方と、講師の解き方の優れている点と劣っている点を考えてみることが大切です。
算数の解き方は、単純な作業でできるときは面倒になる傾向があり、設定を変えるなど工夫して解く場合は快適になる傾向があります。
なかなか良いことずくめの解き方はありません。
例えば、線分図をかくと、時間もかかるし、条件を正しく反映させるように慎重にかきますが、その分、見やすく分かりやすくなります。
解き方の良し悪しは、生徒さんの学力にもよります。
こっちで解きましょうとは一概に言えませんが、「これは単純で答えが出やすいけど時間がかかる」「これは間違えやすいけど短時間で解ける」というように、解き方の特徴をつかむことは大切だと思います。
それを理解した上で「ぼくはこっちで解く」と決めた解き方が良いと思います。
そういう身につけ方をしていたら、いろいろ細工ができて応用できます。
ブログタイトルと少しズレているようですが、授業で説明された解き方を真似する姿勢ではなく、自分の解き方と比較すべきです。
そして取り入れるところがあれば、取り入れ、ないときは「そういう解き方や書き方もあるんだ」と経験値を増やす程度に留めておきます。
つるかめ算を例にしてみます。
つるかめ算を面積図で教わったとします。
そのあと、表で解く方法も教わったとします。
表の方が良いと思ってそれを使うとします。
しかし、つるかめ算は、売買損益算、仕事算、速さなどでもよく出てきます。
速さや仕事算では面積図の方がやりやすいと感じたとします。
そうしたら、いっそのこと面積図で解こうと解き方を変えるかもしれません。
あるいは、食塩水の濃度で天秤を教わると、つるかめ算も天秤で解けることが分かり、逆比で解くように変わるかもしれません。
「つるかめ算=表」と固定化するのではなく、いろいろな単元と絡めて、どういう解き方がスムーズかを常に考えると、解き方の幅が広がります。
それをいつ考えるかと言えば、授業中です。
板書を取っていたら、そういう時間を作ることは難しいです。
ノートに取る作業は省略し、この解き方はこの問題では使うつもりはないけど、あの問題にはこの方が解きやすいかもというように想像を膨らませていくと、算数の解法力はグングン上がります。
1問につき1つの解き方というようなものではありません。
授業中は解き方の違いを味わう時間にできるのが理想です。
そのくらいの余裕が必要です。
余裕と成績は比例するわけではありません。
心がけの問題です。
例えば、比例式で、7:□=0.25:0.3という問題を考えてみます。
最初から「内項の積と外項の積が等しい」を使うと、7×0.3÷0.25=8.4と求められます。
先に0.25:0.3=5:6と直すと、7:□=5:6になるので、それから解くと、7×6÷5=8.4です。
どちらの解き方が良いでしょう?
0.25:0.3を5:6と簡単にできるのであれば、後者の方が楽だと思いますが、それに手間取ったり、ミスをする可能性があるのならば、前者の方が良いと思います。
0.25で割ることは4をかけることだと瞬時で分かるなら前者でも良いと思います。
生徒さんの状況によって、ベストの解き方が変わるというのはこういうことです。
解き方による長所・短所さえ分かっていれば、あとはお子様の成長によって、解き方は変わっていくものだと思います。
授業で解説する解き方は、いろいろな解き方がある中で、その講師が、そのクラスのいまの状況に相応しいと思っている解き方です。
実際は、配付している解説をそのままなぞるだけとか、学年、クラスで差をつけない講師もいますが。
授業で解説する解き方が、お子様にピッタリとは限りません。
「塾でそう教わったんだから変えなさい」という必要はありませんが、どうして塾で教わった解き方にしないの?と素朴な疑問として聞いてみるのはありだと思います。
解き方について考える機会があればあるほど、解き方に対する感覚が洗練されます。
それが応用問題や初見の問題で、どういう解き方をしようかというときに生きます。
塾講師も、解き方談義をする講師は上達が早いです。
他の講師の解き方を見て、そこから盗めるものはあるかないかの興味を持つことも大切です。
理系の講師は他人の授業に興味を持たない人が多いような気もしますが。
そういう私は、他の講師の解き方を見て「こういう書き方は分かりやすいかも」と何回も思ったことがあります。
塾講師は授業をするので、解き方を研究する必要があるのですが、生徒さんも塾講師ほどではないとしても解き方を研究して、いろいろな解き方の中から、いまどれを使うのがベストなのかを決めるようなスタンスでいくと良いと思います。
授業で自分のスタイルとは異なる解き方を教わった場合は、真似をするかどうかは別として、気楽な気持ちで味わうべきです。
好きな音楽ジャンルではなくても、気楽に楽しみながら聴くような姿勢です。
解き方や書き方のレパートリーが広い生徒さんの方が応用力が高いのは間違いありません。
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