努力と素質はどちらが重要?

インターエデュなどの掲示板ではとても盛り上がるタイトルです。

仮にインターエデュで、努力の方が重要などと書いてしまうと、地頭教の人たちに袋叩きされてしまいます。

そういえば、もう3年以上前になると思いますが、かけ算の順序が大切とブログで書いたら、かけ算順序教の人たちが大量に寄ってきました。

コメントもそれなりにあり、否定されまくりましたが、寄ってきたのは、かけ算順序教の人の掲示板に私のブログのアドレスが貼られたからです。

指導する立場ではかけ算の順序が大切なのですが、そういう○○教の人は、自分の立場でしかものをとらえられないようです。

 

やや話がずれましたが、このブログでは努力と素質の関係を正しく書いていきたいと思います。

まず、素質ですが、10段階くらいに分けると良いと思います。

よく、素質がある・ないといわれますが、素質は0か1ではありません。

もっとアナログでなだらかです。

素質がある・ないという議論は、そもそも答えがないということになります。

 

野球のレベルの段階を10段階にしてみます。

  • プロ野球のスターが10
  • プロ野球のレギュラーが9
  • プロ野球の2軍は8
  • 高校野球の甲子園常連校の主力が7
  • 高校野球の甲子園常連校のなんとかレギュラーや補欠が6
  • 高校野球の平均より強い高校の主力が5
  • 普通の高校の主力が4
  • 草野球で上手いが3
  • 草野球で普通が2
  • 草野球でも下手が1

 

適当に書きましたが、こんな感じで大きな問題はないでしょう。

この1~10のレベルになれる素質があるとします。

ところで、どこからが野球の素質がある人なのでしょうか?

地頭教の人たちは10のことを素質があるといっているのかもしれません。

 

9になれる素質がある人は、もっと頑張れば10になれるのでしょうか?

それは無理でしょう。

では、9になれる素質の人は頑張っていないのでしょうか?

そんなことはありません。

9になれるための頑張り方はしています。

9になるのも、普通の人からしたらとてつもない努力です。

年収5000万円以上もらえるのですから。

 

10になるには10になるための頑張り方があって、それを9の人は実行できていないと考えると自然です。

素質に見合った頑張り方ができているかどうかが大切です。

 

9になれる素質があっても、それ未満の頑張り方ならば、8や7、あるいは4や5くらいになってもおかしくはありません。

9の人が努力しなければ4になるということは、4の人は、もしかしたら素質があって、努力すれば9になるのかもしれません。

努力と素質の関係はとても難しいです。

 

これは勉強にもあてはまります。

偏差値70ならば、偏差値70に見合う努力が必要で、偏差値65の人は偏差値70の努力ができていないことになります。

では、偏差値65の人は偏差値70の人にくらべて努力が劣っているかというと、そうではありません。

1回教わったことを反復しなければいけない、解く時間がかかる、基礎を身につけるときに理解に時間がかかっているからというように、偏差値70になるため以外の努力に労力を割いています。

それをしているから偏差値65は保っているということです。

もし、努力が足りなければ、偏差値65に見合う努力もできていないことになり、もっと偏差値は下がります。

 

もう少し具体的に書いていきます。

ニュートン算という単元があります。

典型題の中では、理解するのが難しいと言われている単元です。

このニュートン算を

  1. 1回の授業で身につく人
  2. 1回の授業とその復習を何回かやって身につく人
  3. 1回の授業とその復習を定期的にやって身につく人
  4. 1回の授業で身についたと思ったけど1ヶ月後に忘れ、2~3回の授業で身につく人
  5. 2~3回の授業を受けても身につかない人

 

1番の人は、偏差値70になるための素質があるとします。

しかし、そこでプラスアルファがなければ2番の人と並ばれます。

2番の人が復習をしているときに、プラスアルファの勉強をしていれば2番の人より優位になります。

 

2番の人は偏差値65になるための素質があるとします。

3番の人が定期的にやっている間にプラスアルファがなければ3番の人に並ばれます。

 

3番の人は偏差値60になるための素質があるとします。

定期的にやっているから3番でいられるわけで、やらなければ4番に並ばれます。

 

1番の素質のある人は、時間を武器にできますので、それを生かすも殺すも本人次第です。

2~4番の人は、努力をしないといまの位置をキープできません。

 

このように考えると、素質に見合う努力ができるかどうかがポイントということがはっきりします。

ただし、あなたの素質は○などと分かるメーターはありません。

上記の野球の素質と同じように、9になれる素質がありながら、5だとします。

その人には9という表示はされていません。

表示は5ですが、頑張れば9になります。

 

理解の速さなどで素質はある程度は分かりますが、あくまでも「ある程度」で、外れる場合があります。

基礎の土台が固められれば、理解の速さも変わります。

それは成長ですので、素質も成長とともに変わります。

 

ゲーム好きな少年はゲームが上手いですが、それは素質ではありません。

ゲームの素質に見合うくらいゲームばかりやっているからです(笑)

 

算数でいえば、難しい問題を正しく考えて解いて行けば誰でもトップレベルになります。

しかし、ゲームとは違い、いきなりだれでも難しい問題を多量に取り組むわけにはいきません。

その難しい問題を解くのに必要な基礎の土台を固める必要があります。

「大した労力なく固まる子」「とても労力がかかり土台で終了となる子」「土台の固まらない子」など様々です。

 

結局のところは素質がどれくらいあるか分かりませんので、いまのレベルよりも1つ上の努力を促して様子を見るしかないと思います。

夏は時間に余裕がありますので、背伸びして1つ上の努力をしてみる良い季節です。

1つ上とは、上記の通り、プラスアルファの学習です。

 

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8 件のコメント

  • ゴルゴ・サーディーンさん

    あなたは小学2年生の学校の先生がどうしてかけ算の順序にこだわるかをお考えになったことはありますか?
    そういうことを考えずに自分の主張だけ押しつけていませんか?
    意見なら良いですが、否定となると、知らないくせに…と思われかねませんよ。
    自分の主張だけを押しつけている方を○○教と呼んでいます。
    保護者の立場の意味が分かりませんが、これ以上はいいですね?

    中学受験でかけ算の順序が必要とどこかに書きましたでしょうか?
    間違えて理解し納得していただいては困りますが、仕方がないと思うことにします。

    リンクを貼る貼らないの是非はブログ管理者の権限で決まります。
    当ブログではリンクを貼られることはとても迷惑です。
    「理解不能」「理解に苦しむ」と書いておられますが、これもブログ管理者の気持ちを一切考えていないことからきていますよね?
    あなたの理解よりもブログ管理者の考えが優先されます。貼りたいのならば事前に許可を得るのが常識です。

    これで要望は終わりだと思いますので、次の書込からは公開いたしません。ご了承願います。

  • ■>あるいは何が不満でしょうか?

     「そういう○○教の人は、自分の立場でしかものをとらえられないようです。」
     と言われますが、「保護者の立場は、かくかくしかじかである」ということを
     ご理解いただきたいという事です。

    ■>よく2年生と書かれますが誤解していませんでしょうか?
     >こちらは2年生は対象としておりません。中学受験生が対象です。

     これは失礼しました。「掛け算の順序は必要」と主張する人々がしばしば
     「小学校と中学以降は別」「低学年のうちは掛け算の順序が必要」と言う
     ので、その様な路線でいらっしゃるものと思い込んでおりました。
     中学受験で掛け算の順序が必要というご意見とは、私の想定の範囲外でした。

    ■>無料掲示板ではございませんので、他のサイトへのリンクを貼るのはマナー違反です。
     >いつもこういう非常識なことをされている方なのでしょうか?

     全く、理解不能です。
     「批判する目的で無断リンクするのは下品」という事なら理解しますが(*)
     「(受験レベルでは)こうやるのが当然」と肯定的に紹介するのがマナー違反
     というのは理解に苦しみます。

     (*…この点についても申したい事はあるのですが、今はその話は不要と思います)

    ■>この件についての書き込みはこれで終わりとさせてください。

     はい。

  • ゴルゴ・サーディーンさん

    当サイトについて、何を期待しているのでしょうか?あるいは何が不満でしょうか?
    よく2年生と書かれますが誤解していませんでしょうか?こちらは2年生は対象としておりません。中学受験生が対象です。
    メインは4~6年生の算数です。かけ算の順序ではなく中学受験の算数の解法に拘っています。
    解法に拘るがゆえ、当教材の解説ではかけ算の順序は拘っています。解説を書き直せと言われても書き直しません。
    つまり、これ以上何かおっしゃっても何も変わらないと思います。
    具体的な要望がない場合は、この件についての書き込みはこれで終わりとさせてください。

    追記
    無料掲示板ではございませんので、他のサイトへのリンクを貼るのはマナー違反です。
    いつもこういう非常識なことをされている方なのでしょうか?
    今回は、こちらでアドレス部分を削除いたしました。

  • ■>ゴルゴ・サーディーンさんは算数教材塾・探求の教材の会員様でしょうか?
     いいえ。

    ■算数論や数学論
     そんな難しい話をしようというのではありません。
     掛け算の順序論争があることを知っておられるのなら、
     「俗世間では 数量×単価 の順で書くこともある」
     という話は当然ご存知のことと思います。
     私も、考えの発端はそこにあります。
     ただ「 学校と俗世間は別だ 」と言われてしまったら永遠に平行線になるので
     「 上の学年の授業ではバラバラである 」という所に着目するのが私の考え方
     です。
     2年生の時点で
      「 掛け算の順序はどうでも良さそうなものだが、学校でそうだと言うなら
        理不尽だが従っておこう 」
     という判断をして、子どもが上の学年に行ったとき授業で「 2×60 」とやら
     れたら、
      「 2年生の時に叩き込んだのは、何だったんだ~!? 」
     となるのが、保護者の立場である、と申し上げたいのです。

    ■中学入試
     という話が出たので、受験レベルの物を見ましょう。
     中学受験レベルでこそ、掛け算の順序はどうでも良い物としか思えません。
     以下の例では、動物の脚の総数を求めるとき
      (動物の個体数)×(1匹あたりの脚の数)
     という式を使っています。

          >もし仮に全部つる(かめでもOK)だったら、足の合計は20×2=40本です

          >6匹×2本

          >14(全部の頭数)×2(ツル1羽の足の数)で28本

      ・
        >23匹全部が鶴だったとしましょう。
        >すると、足の数は、鶴は二本足ですから、23*2=46

     なお、これらのサイトを批判する意図はありません。
     「教育学部出身でなく」かつ「低学年に指導する機会の無い人」は、
     掛け算の順序はどうでも良いとするのが当たり前、という例として示しています。

  • ゴルゴ・サーディーンさん

    >ありがとうございます。
    >やはりこの問題は、「個人的な意見」という但し書きの付いた事しか出てこないという
    >事でしょうか。
    >まさにそのために、保護者は困るわけです。

    無用な論争に巻き込まれないように「個人的な意見」と書いたまでです。
    ゴルゴ・サーディーンさんは算数教材塾・探求の教材の会員様でしょうか?
    それでしたらお手数ですがメールを送信願います。丁寧に回答いたします。
    会員様でない場合は、有料スカイプ相談をお申込みいただきましたら、回答いたします。

    >純然たる掛け算の応用問題では
    > 「1箱60本入りの鉛筆を2箱買った。鉛筆の総数は?」というとき
    > 60×2 のみが正しいと教わるわけです。
    >それを律儀にうけとめ、「2時間を分に換算せよ、というときも 60×2 の筈だ」と考えて
    >家庭で子どもに「学校で教わった通りにしなさい」と言っていたら、上の学年に行ったときに裏
    切られる可能性があるわけです。

    > そのため、
    > 「後々の学習で活きてくるから、掛け算の順序を身に付けさせるべき」
    という話を信じるわけにはいかないのです。

    >保護者の立場ではこうなる、という事をご理解いただけますでしょうか?

    >( 「1箱60本入りの鉛筆」→  )

    算数教材塾・探求は算数論が専門ではございません。
    どうしたら、中学入試で通用する力をつけられるか、数学につながる力をつけられるかということをテーマにしております。
    そのため算数論や数学論とは異なることもあると思います。
    ご了承願います。

  • ありがとうございます。
    やはりこの問題は、「個人的な意見」という但し書きの付いた事しか出てこないという
    事でしょうか。
    まさにそのために、保護者は困るわけです。

    純然たる掛け算の応用問題では
     「1箱60本入りの鉛筆を2箱買った。鉛筆の総数は?」というとき
     60×2 のみが正しいと教わるわけです。
    それを律儀にうけとめ、「2時間を分に換算せよ、というときも 60×2 の筈だ」と考えて
    家庭で子どもに「学校で教わった通りにしなさい」と言っていたら、上の学年に行ったときに裏
    切られる可能性があるわけです。

     そのため、
     「後々の学習で活きてくるから、掛け算の順序を身に付けさせるべき」
    という話を信じるわけにはいかないのです。

    保護者の立場ではこうなる、という事をご理解いただけますでしょうか?

    ( 「1箱60本入りの鉛筆」→  )

  • ゴルゴ・サーディーンさん

    算数教材塾・探求ではかけ算の順序の論争は不毛だと考えておりますので関わるつもりはございません。
    御自身がお困りにならないように、どちらが良いか決めていただいて結構です。
    2時間は、「60分+60分」「60分の2倍」「分は時間を60個に分けたものだから、2の60倍」など考え方によって式は異なりますが、これも個人的な意見ですのでお好きなように結論を出してください。
    さらに言いますと、あくまでも指導のときは説明しながら式を書くので説明順に書きますが、どの順序であっても言葉で式の説明ができれば良いと思います。
    ずっと困るほど大きな問題ではないと思いますが、これも個人的な意見です。
    お役に立てずに申し訳ございませんが、ご了承願います。

  • いきなりで失礼します。
    「掛算の順序で片方だけが正しい」とする事に反発があるのは、保護者の立場として困るからではないでしょうか?
    2年生むけの題材だけ考えている限り「教わった通りにやっとけ!」で済むような気もしますが、上の学年
    で困ります。

    たとえば
     「2時間を分に換算しなさい」
    というとき、60×2 と 2×60 のどちらが正しいのでしょうか?
    私はこれでずっと困っています。

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