いまの時代は通塾しても恐い

分かりにくいタイトルにしましたが、通塾途中に危険が潜んでいるという話ではありません。

学習についてです。

 

私は、小学生の頃からプロ野球は中日ドラゴンズを応援しているのですが、星野監督は好みではありませんでした。

監督に就任するやいなや、気の合わない実力派の選手をトレードに出し、子分のような従順な選手を鉄拳制裁で鍛え上げる方針で、就任初年度は強いのですが、3年目くらいになるとガス欠のように弱くなっていくからです。

まさにカンフル剤で即効性は抜群ですが、実力派の選手を放出しているのが響くのか、鉄拳制裁の効き目がなくなるのか分かりませんが、ジリ貧となります。

阪神監督時代は補強に力を入れて鉄拳制裁は減ったようで中日監督時代とは少々違っていました。

楽天監督時代は田中マー君が24勝0敗という神がかりの活躍で日本一になった翌年に大リーグに行ってしまったので、これは仕方がありません。

中日で現役時代を全うしたので、中日の監督と、他の球団の監督では状況が違ったようです。

この先、星野監督のような鉄拳制裁主義の監督は出ないでしょう。

もう、それが許される時代ではなくなったと思います。

 

そろそろ本題に入ります。

塾業界も昭和の時代は鉄拳制裁があったと思います。

さすがに相手は小学生なので力は手加減をしたと思いますが、「できなくて叩く」「宿題忘れで叩く」「教材忘れで叩く」「授業中うるさくて叩く」というのはいまの時代では想像できなくなりました。

高校の全国大会で活躍するような学校でも監督が生徒を叩くと、体罰・暴力・虐待と言われる時代ですので、すっかり変わったものです。

昔が良かった・いまが良いということは、今回は書かないようにします。

 

塾講師をしていますと、授業中にうるさい子に、「叩く」「立たせる」「廊下に出す」等の行為をすると、体罰となり、自分の首が危なくなるのでそういうことはしませんが、そうすると、真面目に授業を受けている生徒さんは「うるさい奴は廊下に出して欲しい」という希望があることが多く、まさに板挟みにあうわけです。

このようなトラブルは日常生活でいくらでもありますので、塾講師を経験したことがない方も、塾講師は大変だと思うことでしょう。

いやっ、塾に通うような意識の高いご家庭のお子様はそんなに酷くはありません。

公立小学校の先生方の苦労は、塾講師とは比較にならないほどだと思います。

これが仕事と一言で片付けるにはあまりにも酷です。

ビデオカメラを設置して監視する時代もくるかもしれません。

 

やや本題から外れてしまいましたが、いまの時代は、塾講師から体罰はありません。

宿題をやらなくても、覚えるべきことを覚えなくても、授業中にボーッとしていても、注意がないかもしれません。

あったとしても軽い口頭での注意でお子様が心を入れ替えるとまでは行かないかもしれません。

さすがにうるさければ注意はするはずですが、勉強面でマイナスな行動をしていても黙認される可能性が高いです。

 

いまの日本人の好きな言葉の「自己責任」という考え方です。

ふざけて自己責任という言葉を使うこともありますが、本当はとても恐い言葉です。

塾でマイナスのことをしても黙認されるということは、極端に例えると、病院に行っても、病名を教えてくれないようなものです。

余程自覚してしっかり授業を受け、しっかり復習していかないと順調に進めていくことは難しいです。

 

スカイプ指導や対話式算数で小学4年生の保護者様や生徒さんとやりとりをすることがありますが、とても順調に進んでいる方が多いです。

それは、塾に通いながら、スカイプ指導を受けようとか、ネットで対話式算数を見つけて使ってみようというような熱心な保護者様だからです。

 

そうではなく、通塾だけで、注意もされないし、なんとなくこんな感じで進めて良いのかな?と思われている方の方が多いと思います。

自己責任が原則という時代になってしまっている以上、これでは大いに心配です。

塾では静かにしていてさえくれれば、聞く姿勢になっていなくても、特に注意されることもなく授業時間終了まで穏やかに過ごします。

頬杖をついているくらいでは注意しない講師もいると思います。

 

スカイプ指導などで、サピックスに通われている生徒さんは書き方が雑な傾向があるという印象を持っています。

「数値替えが多い」「基礎トレの余白欄が少ない」

このようなことが原因だと思うのですが、本来、塾講師が書き方を注意するはずです。

昭和の時代なら、「こんな書き方をするな!」と激怒した講師もいたかもしれません。

いまは穏やかに「丁寧に書きましょうね」と言っているのかもしれません。

現実には、それで改善されていないのです。

各ご家庭、お子様が自覚して丁寧に書こうと思わない限り、順調には行かないというのはこういうことです。

 

逆に言えば、自己責任なので、塾から離れたら何をやっても自由です。

塾で推奨の学習は提示されますが、それをやるのもやらないのも自由です。

推奨の学習をやっても上手く行くかどうかは個々によって変わります。

上手く行かない場合は、どうすればいいかをしっかり考えて実行することが必要です。

 

日本は一億総中流社会が特色でしたが、もう何年も前から格差社会と言われています。

いろいろな理由がありますが、教育が厳しくなくなり、何をしても許されることになったので、ご家庭がしっかりした体制を敷くかどうかが問われるようになっているのだと思います。

ご家庭次第で、格差社会の上にも下にも行けるということです。

よくマスコミで東大生の親の年収が高いと言いますが、もう少し踏み込んで、その理由を分析した方が良いといつも思っています。

年収が高い→塾に行ける(私立中高に行ける)→だから東大に受かる

こういう低次元な分析をしているようで残念に思います。

自己責任と格差社会は大いに関係があると思います。

 

塾に頼ることなく、お子様にとってベストの学習は何かというアンテナを常に立てて、最適な学習をやって欲しいと思います。

私の前職では、4年生は1年間場合の数と図形を学習していました。

5年生も1年間数系の単元と図形を学習していました。

おそらくこのような塾はないと思います。

 

よく大手塾はどこも同じようなものと言われますが、しっかり比べると、サピックス・四谷大塚・早稲アカ・日能研はどれも違います。

中小塾ならもっと特色があります。

大手塾でも、保護者様からお話を伺うと、校舎や講師によってかなり違います。

どの塾でもどの講師も、よく考えてベストの作戦を立てているはずです。

ベストが、塾や講師によってこれだけ違うというのも不思議な話に聞こえますが、それが現実です。

 

つまり、学習のメニューというのはとても多いです。

ホテルのバイキング並みに多いとイメージしてくださっていいと思います。

通塾していなければ、メニューから、よりどりみどり最適なものを選ぶことができます。

通塾していても、これはうちの子のためにやってもらっているというようなピンポイントの学習でなければ、メニューから外すこともでき、かわりに新たなメニューを取り入れることも可能です。

こういう時代だからこそ、誰を信頼するかなどを含め、最適な学習はご家庭で決めないといけないと思います。

塾を決めたら、あとは「塾のアドバイス通り頑張るだけ」というご家庭が多いと思いますが、それでは上手く行かない可能性の方が高いです。

 

今回は、ここまでで2900字も行っていますが、最後に1つ書かせてください。

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