- 2016年7月16日
にほんブログ村「指導勉強法」は17日3時の段階で4位まで上がっています。
クリックしていただいた皆様、まことにありがとうございます。
日本人は伊達直人のように支えるのが美徳としている方が多いと思いますが、私の場合は「クリックしましたよ」と伝えてくださる方が有り難いです。
この方のお役に立てることはないかな?と考えてしまいます。
通塾していましたら、やはり、塾講師に上手くアプローチしていった方が良いですね。
通常、土曜日から日曜日の夕方まではPVが増えないので、ブログを書くこともためらいがちですが、いまは、にほんブログ村「指導勉強法」で1位を目指していますので、手を緩めるわけにはいきません(笑)
今回は表題通り、定番の相談内容です。
もしかしたら、これが塾への相談の第1位かもしれません。
いままで算数教材塾・探求のブログではなぜか書いたことがありませんでしたので、書こうと思います。
「勉強を早く始めなさい」
「勉強すると約束した時間が過ぎているから始めなさい」
この注意をしたことがある保護者様は何%くらいいるのでしょうか?
今度アンケートを作ってみようかと思います。
その際はご協力願います。
時間になって、勉強をやるように促して、ようやく机に向かったら、いきなりトイレに行き用を足し、そのあと冷蔵庫に行きお茶などを飲み、そしてようやく始める
いざ始めると徐々にエンジンが掛かり、いよいよ全開となったころくらいで、そろそろ勉強終了の時間という光景はよくありそうです。
もっと早く始めてエンジン全開となっている時間を長く取りたいと思うと、やはり、早く始めなさいと言いたくなると思います。
早く始めれば早く終わらせることができるので楽になるから我が子のために注意しているという方も多いと思います。
しかし、この言葉は逆効果のことが多いです。
「せっかくやろうとしたのに、この言葉を聞いたらヤル気がなくなった」という訳の分からないことを言い出す場合もあります。
では、勉強をするという約束をした時間が過ぎても勉強をしない場合にどうするか、いくつか候補を書いてみます。
ちなみに私の小学生の頃は、例えば今日は見たいテレビがあるから9時から勉強を始める!と宣言をして認められたにもかかわらず、8時半頃に「いい加減に勉強をしなさい」と怒られることが多々ありました。
先日、実弟とあったときに、その話で盛り上がったくらい印象に残っています。
そのとき、私の実姉は諦めて勉強部屋に行き、私は○時ころ許可をもらったよね!と主張し動かず、実弟は無視してテレビを見ていました。
誰が賢いかは分かりませんが、親子喧嘩になりやすいのは私だと思います。
では、候補を書きます。
- 諦める
- 勉強をやれと激怒する
- ヤル気が起きる言葉をかける
- 受験を辞めろと激怒する
- 約束を遵守することを力説する
- 待つ
このくらいでしょうか?
本音で言えば、4か5の方が多いような気がします。
1は保護者の力として物足りないです。
最近インターエデュの掲示板で、本ばかり読んで勉強しないというスレッドがあり、その回答で、「最近は算数も国語力が必要だからそれで大丈夫」とか「それなりの学校に入れるから大丈夫」などというおかしな回答が多く呆れてしまいましたが、もう少し保護者の力を発揮した方が良いと思います。
2はダメです。
長期的にも短期的にも効果がありません。
3はすぐにネタ切れになります。
実は塾ではこれが重視されていて、授業前に「良い話」をする講師が多いです。
良い話をすると、クラスが引き締まります。
ネタ切れにならない自信のある保護者様はこれで行っても良いと思います。
4は2と同じくらいダメです。
平成や21世紀には向いていない作戦です。
5は2と同じようなものです。
長期的にも短期的にも効果がありません。
そうしますと、私の選ぶ答えは6になります。
待つです。
しかし、徳川家康のように待つのはしんどいですし、冒頭で書きましたように、お子様のために早く勉強を終わらせたいと願っているところに、この「待つ」というのは、とんでもない!と思われそうです。
待つというのは、例えば、アラームをかけておいて、朝起きるときのようにお子様に切らせないで、勉強を始めるまでアラームを鳴らし続けて待つということです。
ほとんどのお子様は、それを継続することにより、その音が「脳に勉強する」という信号となり、催眠術にかかったように勉強を始めるでしょう。
勉強を始めると、トイレに行きたくなったり喉が渇くお子様はそれが終わるまでアラームを鳴らし続けましょう。
アラームくらいでは動じないお子様もいると思います。
それは見上げた態度と褒めたくなりますが、その場合は、アラームが鳴ってから5分後にブレーカーを一瞬落とすという強行ルールに決めておくと、さすがに勉強を始めると思います。
保護者様が声を荒げずに、ルーティンワークとして淡々と行動すると、穏やかに勉強が始まると思います。
学校のチャイムもそのような狙いだと思います。
お子様の立場になって考えてみます。
勉強を始めなければいけないのは分かっています。
しかし、きっかけがつくれずに行動を変えられないのです。
沸騰や氷と同じです。
水は100度で温めても沸騰はしませんし、0度に冷やしても凍りません。
液体から気体や、液体から固体へというように三態変化させるときは、それ以上のパワーがないと変化しません。
お子様の勉強を始めるときも、「きっかけ」というパワーがないと行動を切り替えられません。
保護者様が注意してしまうと、勉強に切り替えられなければという気持ちが乱れてしまいます。
アラームがなって気持ちが乱れるということはないと思います。
今回はアラームやブレーカーという一例を書きましたが、それが最適かどうかは分かりません。
何を利用するかということではなく、ルーティンワークで、これがきたら勉強するものというように脳や体を慣れされることが大切です。
追伸
今回、このブログを書こうとしたきっかけは、プレジデントファミリーで「自分から机に向かう子になる!」という特集が組まれていたからです。
どんな内容になるか興味がありましたので、それを読む前に、私の意見を書いておこうということで書きました。
プレジデントファミリーをお読みになった方がいらっしゃいましたら、当ブログとの切り口の違いを教えてくださると幸いです。
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