- 2019年2月22日
塾のカリキュラムは6年生の7月で一段落します。
昔、四谷大塚が全盛期の頃、シリーズ3が6年生の7月に終わり、シリーズ4がなぜか人気がなく、
その間隙を縫ってTAP&SAPIXが入ってきて勢力地図を塗り替えたと言っても間違いではないと思います。
個人的にはシリーズ4は好きだったのですが、志望校対策というピンポイントの合格対策という甘い言葉の惹きつける力が凄まじいものがあったのでしょう。
6年生の夏休み、もしくは2学期以降の塾に通うメリットを具体的に挙げてみます。
- 模試で合否可能性が分かる
- 難しい問題を上手く説明してくれる
- 捨て問♪といって優先順位をつけてくれる
- 志望校対策講座で志望校との相性が分かる
- 体力がつく
- 集団授業を受けることで弱点単元が把握できる
- 先生が煽ってくれる
- 重要なところを講師がしっかり指導してくれる
- 親の焦りを和らげてくれる
- 進路指導をしてくれる
- たくさんの問題を解くことでスピードが付く
- 既習単元を定期的に復習してくれる
無理矢理感もありますが12個挙げました。
では、この12個が通塾していないと得られないものかどうかを検討していきます。
1は塾に行かなくても模試を受けられます。
最近はどの模試でもデータが詳しく分かりやすいので、模試を受ければその情報は得られます。
2は良い講師が担当であればずっとついて行きましょう。
そうでなければ自学自習でも変わりません。
この時期になると、解説を読んで理解できる力も付いてきています。
それが付いていなければ、過去問の効果が半減になってしまいます。
3は冗談のように聞こえますが、案外大きいです。
ひとり学習は捨てる勇気はなかなか持てませんので。
4は過去問を家でやれば分かります。
ライバルと机を並べるというと、見えないパワーが湧き出しそうなイメージですが、本当にイメージだと思います。
5は案外大きいです。
塾の固いいすに長時間の拘束というのが体力が付き、入試にもプラスになります。
体の力もつきますが、それ以上に頭の持久力が付きます。
通塾しないのであれば、模試を頻繁に受け、体力強化に努める必要があります。
6は通塾でも得られますが、模試を受けても、正答率何%かでるので、十分に弱点単元がつかめます。
7は家で過去問をやって点数が出るようになると意識が高まり、塾で煽ってくれなくても問題ありません。
8は講師の力量次第です。
力量がある講師ならば塾にアドバンテージがあるようですが、
最近の市販の参考書、問題集もよくできていますので、重要なポイントはしっかりつかめます。
9は案外大きいです。
保護者様の性格によってはとてつもなく大きいです。
逆にまったく大きくない場合もあります。
10も大きいですが、塾によっては、模試の偏差値で指導する場合があります。
あるいは「このゾーンから受けてください」などと指導放棄のような指導もあるようです。
11は、最近、これは大きいのでは?と思うようになりました。
「小6スピードアップ」という教材を作り始めました。
なんとか9月には提供したいと考えています。
簡単な問題ばかりで解説無しなので無料を予定しています。(会員様専用)
12もまあまあ大きいですが、過去問を多めにやれば、それの代替になります。
このように挙げていくと、やはり通塾にはそれなりのメリットがあり、
通塾しないのであれば、長所は生かし、短所は消していく作戦を上手く立てる必要があります。
順調にいっていれば退塾して…とは考えないと思います。
順調にいっていなければ退塾して体制を整えることも1つの手です。
どちらにしても気をつけなければならない点はありますので、正解・不正解はありません。
作戦の立て方が重要になることは間違いありません。