成績上昇のきっかけは単純なこと

今回のブログは初の5年生向けです。

4年生や6年生にも通じる内容になると思いますが、

主には一皮剥けたい5年生対象となります。

 

自分語りのブログって…

 

当ブログは基本的に自分語りはしていません。

芸能人でも有名人でもないので語っても誰も喜んでくれないからです。

でも、今回は少し語ってしまいそうです。

やや心配ですが、さっそく書いていきます。

 

インターネットで流れている啓蒙みたいなもので「仕事のできるサラリーマン」というのをたびたび見ています。

それを書いている人がどういう人かは分かりませんが、得るものが少なからずあります。

 

実は今年は夏からかなり大変でした。

タイサピ6年夏が、あんなに制作がキツいとは思ってもいなかったからです。

すべては読みが甘かった自分の落ち度ですが、

そこから後手後手に回りました。

小6対話式算数も、未作成が13回分あり、

その制作と、すでに制作済みの31回分の茶くま君仕様化も難関中対象教材なだけあって四苦八苦でした。

 

そんな折、「仕事ができる人は、午前中に重い仕事を片付ける」というのを見ました。

ダメ社員は朝メールを読んだり、ネットを見て回ったりするけど、

できる社員は、朝がゴールデンタイムだと考えて、パソコンを開かずに、そこで一気に重い仕事を片付けるそうです。

 

パソコンを開く開かないというのは業種が異なるので関係がありませんが、

騙されたと思って重い仕事を朝やってみることにしました。

 

もともと私は仕事が好きではないのですが、

WEBサイトをいじっていたりすると5時間くらいぶっ通しでやります。

問題を解いて、その講評を書くのも比較的長い時間集中しています。

ところが6年生の解説を書くと集中が途切れがちです。

特に対話式で書いていると集中力低下が激しいです。

 

野球の野手は毎日試合に出場しているのに、投手は1週間に1回くらいしか投げません。

何をやっても持続しないのなら、そもそもの能力に問題がありますが

6年生の解説だけ(小5グランプリ算数もでした)持続しないのであれば、

それは野球の投手のような負担だから、持続しないのは仕方がないと諦めていました。

 

朝はゴールデンタイム

 

ところが、午前中にやってみると、あらビックリ!?

サクサク進むではありませんか!

 

いままでの3倍くらいの集中の持続力です。いけない薬を飲んでいるかのようです。

一気に挽回です。

猛追しています。

 

朝はハード系、昼はダラダラできる教材作成とネット徘徊、夜はスカイプ指導とその合間にブログ

そして夜中はメール返信と再びダラダラできる教材作成

こんな感じで回っています。

 

新たな教材も作ります

 

目処がかなり立ってきました。

来年の主な教材作成は、小6集中立体図形と小6集中割合と志望校対策教材ですが

このペースで行けばサラッと終わるかもしれません。

そうしたら、公立中進学生徒向けの教材でも作ってみようかという野心も湧いてきそうです。

野心が芽生えたときは100%実行していますので、おそらく作ると思います。

詳しくは改めてブログで書きます。

 

朝から全開で教材を作るようにしただけで、世界が変わったと言ったら大袈裟ですが、

それくらい変身しています。

 

スイッチは必ずある

 

これは受験生にも当てはまらないでしょうか?

朝勉強すること!

と言っているわけではありません。

個々のお子様によって、それが何に当たるかは分かりませんが、

伸び悩んでいるお子様には必ず何か最適なスイッチがあります。

 

ヤル気スイッチではありません。

私もそうですが、ヤル気ややらなくてはいけない気持ちはあるのです。

それが実行できないから焦りますし後手後手に回るのです。

 

スイッチは具体的でなければなりません。

「朝、いきなりハードな仕事をする」というような具体的なものです。

 

解説書を音読するとか、

対話式の教材を親子とで読むとか、

夕食前の空腹時に算数をやるとか、

塾から帰ってきた直後に解説を読むとか、

勉強するときは、常にタイマーを使ってみるとか、

反復練習のときは紙を使わずに頭の中で答えを出すとか、

社会は寝る前と起きた直後のサンドイッチ式にやるとか、

 

これくらいしかパッとは出てきませんが、このくらい単純なことの中に浮上の鍵があります。

ママ友との会話の中にも、「そんな単純なことならうちも試そうかな?」と感じることもあると思います。

具体的で単純なことがポイントです。

 

和田秀樹氏も「授業ノートを丁寧に書いて、テスト前に友達にコピーを販売するようにしたら成績が上がった」

多数出ている本の中に書いてあったのを見たことがあります。

 

タイマーと中学受験算数の相性は…

 

ちなみにタイマーは、蔭山氏が絶賛しているので、試しにスカイプで取り入れてみましたが、

1問きりで辞めました。

お子様の集中力が増すことは確かですが、同時に雑になります。

 

算数はテキパキと丁寧に解く必要がありますので、

雑になる要素があるものは排除しなくてはなりません。

計算練習だけならタイマーを使っても良いですが、

一行問題であったとしても時間を意識する勉強は危険がはらんでいます。

 

サピックスで「基礎トレを○分以内」という講師もいますが、

そういうことをやって雑な勉強が身について立ち往生している生徒さんも何人も見てきました。

つい先日も元同僚から「サピからの転塾組は軽い、とにかく軽い」とチャットで聞いたばかりです。

 

とにかく試す

 

お子様に最適なスイッチを見つけるのは難しいようで簡単です。

私の朝の仕事は、初日からこれだ!とピンときました。

初日にピンとこなかったら、粘ってやることもなかったでしょう。

 

個々のお子様によって、何が良いきっかけになるのか分かりませんが、

はまるものは、その瞬間に分かります。

いろいろ試してこれだというものが見つかったら継続すると良いと思います。

具体的で単純なものなら継続することも容易いと思います。

私も未だにリバウンドなく毎日実行できています。

 

完全にオフレコですが(ブログに書いてしまっていますが)、

案外、受験生も朝の学習がそのスイッチとなる可能性が高いかもしれません。

1月に学校に行かないで朝、受験勉強したら…

これ以上は書かないようにいたします。