作戦算数|ひらめきに頼らず、論理で解く土台をつくる

ひらめきに頼らなくても、順を追えば解ける

  • 対象:小学4年生(受験算数OSの本格カリキュラムに入る前の準備期)
  • 全120問/問題編・リンク式解答編
  • 価格:8800円(税込)/PDFダウンロード(Googleドライブ共有URLでご提供)

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難しい問題は、「閃き」か「論理」でしか解けません

受験算数は、問題が難しくなるほど、すぐれた閃きで解く子か、論理的に順を追って考えられる子でなければ、太刀打ちできなくなっていきます。

閃きは、なかなか狙って身につけられるものではありません。
ですが、論理的に考えていく姿勢は、練習で育てられます。

「まず、ここから分かる」
「これが分かったから、次はこれが求められる」
「それが求まったから、その次はこれだ」

このように、一つ求めたら、それを使って次を求めるという筋道を、自分でつないでいく。
この考えの流れを小4のうちに身につけておくことが、『作戦算数』のねらいです。

「書いて考える」は、その先の話

受験算数で本当に難しい問題に立ち向かうには、最終的には「書いて考える」ことが欠かせません。
これは受験算数OS本編が中心に据えている力ですが、とても高度で、小学4年生にはまだ難しいものです。

ですから、順番を分けて考えます。
小4ではまず、「書いて考える」の手前にある、論理的に考えていく姿勢を育てる。
これを求めて、次にこれを求める、という流れを自分で組み立てられるようになっておく。

その姿勢が土台になって、小5以降に本編で「書いて考える」へと進んでいけます。
つながってはいますが、いきなり高度な「書いて考える」へ飛ぶのではなく、その前に考えの筋道を立てる態度を先につくっておく、という位置づけです。

この教材で身につけること

『作戦算数』は、特殊算を急いで先取りするための教材ではありません。
単元を一つずつ進める教材でもありません。
鍛えたいのは、初めて見る問題に対して、考えを順につないでいく力です。

  • この問題の、どの条件から使うのか
  • まず、何を求めればよいのか
  • 一つ求めたら、それを使って次に何を求めるのか
  • そうして、答えまでの流れをどうつないでいくのか

この「考えの筋道を立てる」練習を、一問ずつ重ねていきます。

なぜ、小4でこの姿勢を育てるのか

受験算数OSでは、本格的なカリキュラム学習は新5年生の2月から始めるのが最もよいと考えています。
小4の時期は、点数を競うよりも、考える過程をていねいに育てるのに向いている時期だからです。

カリキュラム学習やテストが始まると、どうしても「正解を出すこと」が優先され、論理を飛ばして答えだけを覚える勉強に傾きやすくなります。
そこから成長していく可能性もありますが、小4のうちにこのクセがつくと、あとから「順を追って考える」力を伸ばすのが難しくなります。

だからといって、小4を「何もしない時期」とは考えていません。
無理に難しい単元を先取りするより、

  • 問題文を読む力
  • どの条件に注目するかを選ぶ力
  • 一つ求めて、それを次につなぐ力
  • 解く前に方針を立てる力

を、急がずに育てておきたいのです。
ここが、小5から本編に入ったとき、「ただ解法を覚える子」と「考えを順につないでいける子」の差になっていきます。

受験算数OSの流れ
小3 書き出す力・読む力
小4 論理的に考える姿勢(『作戦算数』)・重要単元の土台づくり
小5・小6 受験算数OS本編=書いて考える本格カリキュラム

『作戦算数』は、受験算数OS本編の代わりではありません。
本編に進む前に、その土台となる「考えを順につないでいく姿勢」を育てておく準備の教材です。

この教材の中心 ―「リンク式解説」

『作戦算数』のいちばんの特徴は、ヒントを小出しにしてつないでいく「リンク式解説」です。

これは、まさにこの教材が育てたい「一つ求めたら、次を求める」という思考の流れを、そのまま解説の形にしたものです。

ふつうの解説は、式・計算・答えが中心に書かれています。
ですが、完成した式だけを見ても、子どもには
「なぜその式を思いついたのか」
「なぜそこから考え始めたのか」
「どの条件に注目したのか」
が見えてきません。

そこでこの教材では、答えにたどり着くまでの思考を、

  • リンク1
  • リンク2
  • リンク3
  • ……

と、小さな段階に分けています。
リンクが一つずつつながっていく様子が、そのまま「これを求めて、次にこれを求める」という筋道になっています。

これは、私が家庭教師として横についたときに、

「まず、ここを見てみよう」
「まだ計算しなくていいよ」
「候補を並べてみようか」
「この条件は使えないかな」
「これが分かったね。じゃあ次は何が求められる?」
「まだ決まっていないから、決めつけないでね」

と、一手ずつ声をかけていく流れに近いものです。

お見せしたいのは、完成した解法ではなく、解法にたどり着くまでの考えのつなぎ方そのものです。

たとえば、第1問

3、6、7、8 の4枚を使って、2つの2桁の整数をつくり、
そのかけ算の答えがいちばん大きくなるようにしましょう。

多くの子は、思いつく組み合わせを片っ端から計算し始めます。
ですが、この問題で身につけてほしいのは、計算力ではありません。

リンク式解説では、こんなふうに進みます。

リンク1 いきなりどんどん計算しない。まず「どう比べるか」を考える。
リンク2 比べやすいように、かけ算の式を縦に並べる。(まだ計算はしない)
リンク3 大きい位から見て、答えが大きくなりそうな組み合わせの見当をつける。
リンク4 見当をつけたら、本当に必要なところだけを計算して確かめる。

一つの判断が次の判断につながり、最後に必要な計算だけが残る。
この考えのつなぎ方こそが、この問題で身につけてほしいものです。

ほかにも、身長の順番を当てる問題では「名前が多く出てくる人から考え、候補を絞り、残った条件で確定させる」、2つの数の差を小さくする問題では「まず一番大事な位を決め、次に下の位で差を縮める」といったように、問題ごとに「どこから考え、どうつないでいくか」を一つずつ示しています。

教材の中身

  • 全120問
  • 入試問題・改題・オリジナル問題を含みます
  • 推理、条件整理、数の操作、図形分割、場合の数、時計、トーナメント、てんびん、カード、規則性、順位など、幅広い題材を扱います(難関校で差がつく数系も多く含みます)

面白さのある良問を揃えていますが、「難問集」として売るつもりはありません。
目的は難問を解き切ることではなく、幅広い問題を通じて、考えを順につないでいく経験を積むことです。
どの題材でも、共通して鍛えるのは「まず何に注目し、そこから何をどうつないでいくか」という一点です。

家庭での使い方

1週間に3〜5問くらいのペースで、1問ずつていねいに取り組むのがおすすめです。

手が止まったら、リンク式解説を少しずつ読みます。
大切なのは、答えまで一気に読まないことです。「リンク1だけ読む」「リンク2まで読む」というように、一歩ずつ進めてください。
解けた問題も、リンク式解説を読んで、自分の考えのつなぎ方と照らし合わせると、筋道の立て方が定着しやすくなります。

この教材は、解き方を必ず身につけるための教材ではありません。
ですから、解けなくても大丈夫です。良問ですので、2〜3か月ねかせてから、もう一度新しい気持ちで取り組むのもよい方法です。
実際、「以前は難しいと感じた問題が、数か月後にはすらすら解けた」という声をいただくこともあります。
解けないときは無理に教え込まず、いったん先送りにしてかまいません。

保護者の関わり方

保護者が「解説する人」になる必要はありません。一手分のヒントを渡す人でいてください。

  • 手が止まったら、まずリンク1だけを見せる
  • それでも進まなければ、リンク2へ
  • 「これが分かったね。次は何が求められそう?」と、お子さまに返す
  • 答えを急がせない
  • ただし、長く止まり続けるときは、いったん区切る

教え込んで点数を引き上げるのではなく、考える時間を守ってあげること。
遠回りに見えますが、これが論理的に考える姿勢を育てる近道だと考えています。

NotebookLMなどのAIとの相性について

受験算数OSは、Google NotebookLM に教材データを読み込ませて使うことも想定しています。
『作戦算数』のリンク式解説も、段階ごとに分かれているため、この使い方と相性のよい形式です。

ねらいは、AIに答えをそのまま出してもらうことではありません。
手が止まったときに、いきなり答えを見るのではなく、「どこに注目すればよいか」「次に何を求めればよいか」を確認し、対話で進めていくための使い方です。
「答えではなく、次のリンクだけを説明して」と頼めば、一歩分のヒントだけを受け取れます。
NotebookLM は読み込んだ教材データにもとづいて説明するので、作成者である私の考え方に沿った解説になります。

向いているお子さま

  • 小4で、先取りよりも「論理的に考える力」を育てたい子
  • 小3教材を終えて、次のステップに進みたい子
  • 応用問題に強くなりたい子
  • 解法を覚えていく学習に入る前に、思考力問題に取り組ませたい子
  • 小5から受験算数OS本編に進む準備をしておきたい子
  • (補助教材として)小5・小6でも、初見問題で手が止まりやすい子

合わないケース

  • 解き方を覚えて、テストで早く良い点を取ることを最優先したい
  • できるだけ早くスタートして、受験算数を先行させたい
  • とにかくたくさんの問題を解きたい
  • 答えを速く出すことだけを重視したい
  • 親が解説して、子どものレベルを引き上げたい

こうしたご希望には、別の教材のほうが合うかもしれません。
この教材が大切にしているのは、考えを順につないでいく過程そのものです。

価格・特典

  • 通常価格:8800円(税込)
  • 特別価格:6600円(税込)

特別価格は、小3教材(三部作)をすべてご購入いただいた方へのご案内です。
これは値引きではなく、小3から続けて学んでくださっているご家庭への、継続のお礼としてご用意しています。

※ 受験算数OS本編が月額制であるのに対し、『作戦算数』はPDFの買い切り教材です。

まずは、サンプルをご覧ください

第1回の問題と、リンク式解説のサンプルPDFをご用意しています。
言葉で説明するより、実際の中身を見ていただくのがいちばんです。

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