長期シリーズ実戦編:入試問題を「どう考えるか」を鍛える

長期【図形】実戦編1(平面図形)
長期【図形】実戦編2(立体図形)
長期【速さ】実戦編

「解き方は知っているのに、入試問題では使えない」

こんなお子さんは、いないでしょうか。

単元別の問題なら解けるのに、テストになると、何を使えばいいのか分からず手が止まる。解説を読めば理解できるのに、自分では最初の一歩が出ない。解法は一通り覚えたはずなのに、入試問題になった途端、うまく使えない。

これは、力が足りないのではありません。「知っている考え方を、入試問題の中で選び、使う」という段階を、まだ通っていないだけです。

長期・実戦編は、まさにその段階のための教材です。

算数の学習には、3つの段階があります

算数の力は、次の順番で積み上がっていきます。

まず、考え方を理解する。次に、典型題でその考え方を身につける。そして最後に、入試問題の中で、その考え方を使い分ける。

多くの教材は、最初の二つ ―― 理解と、典型題 ―― までを扱います。けれど、入試で問われるのは、三つめです。目の前の問題を見て、覚えたどの考え方を持ち出すか。どこに注目し、どう処理を進めるか。この「使い分け」は、典型題を解いているだけでは、なかなか身につきません。

長期・実戦編は、この最後の段階に的を絞った教材です。だから、単元の基本を初めて学ぶ教材ではありません。すでに一通り学習した内容を、実際の入試問題の中で、実戦的に使えるようにするためのものです。

これは、難問集ではありません

ここが、いちばん大切なところです。

この教材の価値は、「難しい問題を集めたこと」にはありません。過去問集でも、高難度問題集でもありません。

価値があるのは、一問一問について、次のことを丁寧に説明している点にあります。

入試問題を前にしたとき、まず、どこに注目するのか。その着眼点を、言葉にしています。そして、図・表・比・ダイヤグラム・相似・面積比といった道具を、どの場面で、なぜ使うのか。その判断を説明しています。答えだけでなく、問題への入り方と、処理の流れそのものを、丁寧にたどります。

難しい問題の答えを見せる教材なら、世の中にたくさんあります。この教材がしたいのは、そうではなく、「入試問題を、どう考え始めればいいのか」を、お子さんが自分でできるようにすることです。

「難度」ではなく、「捻り」で分けています

長期シリーズは、入門編・標準編・実戦編の三段で組み立てています。

入門編は、出題範囲を絞った、主に小4向けの導入。標準編は、ほぼ全範囲を扱う、主に小5向け。そして実戦編は、その最上段。全範囲を対象に、小6の入試対策として使う教材です。

ここで、一つお伝えしたい設計の考え方があります。

問題集を分けるとき、典型題も捻りのある問題も一緒にして、単純に「難度」で段階を分けている教材は少なくありません。受験算数OSは、そうではなく、「捻りの度合い」で分けています。

標準編には、典型題に近い問題を置きます(それでも、テキストの例題と比べれば、かなり捻りは入っています)。そして実戦編には、そこからもう一段、捻った問題を置く。とりわけHは、標準編よりさらに捻りが多く、典型題はほとんど入れていません。

なぜ、こう分けるのか。捻りのある問題は、基礎や典型題が固まったあと、最後の仕上げの時期に取り組むのが、いちばん効くからです。つまり、6年生です。逆に、典型題がまだ身についていない段階で捻った問題に手を出しても、消化しきれません。だから、時期に合わせて、捻りの度合いで教材を分けているのです。

「典型題は一通りやった。次は、入試レベルの捻りに慣れたい」――そういう段階に来たお子さんが、捻りで問題集を選ぶなら、この実戦編です。

そして、実戦編が集めた問題の「捻り」には、質があります。

難度が高すぎて、正答率が極端に低くなるような問題は、入れていません。解いても解法力がなかなか伸びず、時間をかけた割に得るものが少ないからです。実戦編が選んだのは、程よい捻りと歯ごたえがありながら、考え方が定まればすっきり解ける問題です。解説を読めば「なるほど、そう考えればいいのか」と理解しやすい。難しさのための難しさではなく、解法選択の力が伸びる捻り。そこを、一問一問、選び抜いています。

必要なところだけ、取り組んでください

先にお伝えしておきたいことがあります。

この6教材は、すべてに取り組むことを前提にはしていません。セットの割引価格を用意していないのも、そのためです。お子さんにとって必要な分野の、必要な難度のものだけを、選んで取り組んでいただければ十分です。

苦手な一分野だけでも構いません。Lだけ、Hだけでも構いません。本屋で一冊を選ぶように、お子さんに合うものを選んでください。そのために、6教材すべて、第1回の問題と解説を、まるごとご覧いただけるようにしています。

3つの分野を、実戦で鍛える

中学入試の重要5分野のうち、数の性質と場合の数を除く3分野 ―― 平面図形、速さ、立体図形 ―― を、実戦問題で鍛えます。この3分野は、どれも「解法選択」がとりわけ問われる領域です。

平面図形〈長期図形 実戦編Ⅰ〉

平面図形を一通り学習した6年生向けです。相似、面積比、補助線、円、移動図形、回転、動点、複数の図形の組み合わせなど、入試で問われるさまざまな平面図形を扱います。

単元ごとに整理された典型題集ではありません。入試問題の中で、どこを見るか、どの補助線を考えるか、相似比を使うか面積比を使うか、動かすか・分けるか・くっつけるか ―― こうした判断を、一問ごとに鍛えていきます。1回10問、全25回の構成です。

速さ〈長期速さ 実戦編〉

速さを一通り学習した6年生向けです。往復、旅人算、追いつき、複数回の出会い、池のまわり、流水算、列車、時計算、ダイヤグラム、グラフ、周期運動など、速さの幅広い入試問題を扱います。

重視するのは、問題に応じた使い分けです。比を距離比として使うか、分速に直すか、逆比を使うか。ダイヤグラムをかくか、直線の図にするか。周期として考えるか、複数回の出会いの関係を使うか。この選択を、問題ごとに判断できるようにします。1回10問、全25回の構成です。

立体図形〈長期図形 実戦編Ⅱ〉

立体図形を一通り学習した6年生向けです。水量変化、容器、立体の切断、切り口、回転体、展開図、積み木、投影、影、水中に沈める立体、複合立体など、立体図形の主要テーマを広く扱います。

立体図形では、どの面を底面にするか、正面・真上・真横のどこから見るか、水量を直接求めるか移動量で考えるか、どの立体から切り取ったものと考えるか、どの平面図形として捉えるか ―― こうした判断が、そのまま解けるかどうかを分けます。

この教材では、立体を3次元のまま無理に考えるのではなく、必要に応じて2次元の図に落として処理する考え方も、大切にしています。立体図形が苦手な子の多くは、頭の中だけで立体を扱おうとして行き詰まります。その手前で、紙の上の平面図に落とす。その手順を、丁寧に示しています。1回8問、全20回の構成です。

L(ライト)と H(ハード)

各分野に、L(ライト)と H(ハード)の2種類があります。

Lは四谷大塚偏差値50前後、Hは偏差値60前後が、対象の目安です。段階ではなく、難度の違いによる二本立てです。お子さんの現在地に合わせて、取り組みやすい方を選んでください。

なお、以前、塾に通わずにサピックスオープンで偏差値74を出したお子さんは、この種の実戦教材のHに、しっかり取り組んでいました。上を目指すお子さんにとって、Hは確かな手ごたえのある内容だと思います。

AIを使えば、さらに深く学べます

この教材は、解説そのものが丁寧ですが、AIを併用すると、学習効果はさらに高まります。

教材の問題と解説をAIに読み込ませておけば、お子さんが詰まったとき、その場でヒントを得たり、分からない箇所を掘り下げて質問したりできます。解説を読んで終わりにせず、対話しながら深めていく。今の時代ならではの学び方です。

自分に必要な分野を、必要な深さで、自分のペースで、AIを相棒に深く固めていく。短期の講座を一律に受けるのとは違う、この学び方だからこそ得られるものがあると考えています。

こんなお子さんに

  • 単元別の問題なら解けるが、テストでは何を使えばよいか分からない
  • 解説を読めば分かるが、自分では最初の一歩が出ない
  • 解法は覚えているのに、入試問題では使えない

このいずれかに心当たりがあれば、この教材が、その「あと一歩」を埋めます。

逆に、まだ各分野の基本や典型題が固まっていないお子さんは、先にそちらを済ませてから取り組む方が、この教材は活きます。順番としては、理解し、典型題を身につけ、それから実戦へ、という流れです。

価格

各教材(平面図形・速さ・立体図形、それぞれ L / H):3300円(税込)

必要なものだけを、単品でお選びください。

まずは、第1回をまるごとご覧ください

6教材すべて、第1回の問題と解説を、そのまま公開しています。「答えを見せる解説」と、「考え方をたどる解説」が、どう違うのか。本屋で一冊を手に取るように、実際の中身を読んで、お子さんに合うものをお選びください。

[各教材の第1回を見る]

学習の進め方や、どれを選べばよいか迷われたときは、LINEでご相談ください。お子さんの状況をうかがったうえで、必要なものをお伝えします。

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