- 2017年2月8日
今日は、首都圏でよく言われる、2月1日まで残り100日となる日です。
耳にタコができるくらい聞いたり、目にしたりすると思います。
このブログで残り100日の算数の勉強について書いていきたいと思います。
まず、過去問演習があと何回やるかを決めます。
一般的に第一志望校は10年分などと言われますが、受験校は3~5回分で良いと思います。
筑駒や麻布や武蔵や駒東や栄光や桜蔭や渋幕のように出題傾向が個性的で、慣れていないと解きにくい学校ならば、最低でも10年分は解いた方が良いです。
聖光や早稲田や慶応普通部や洗足や慶応湘南のように出題傾向が、学力を高められそうな良問を出す学校ならば、学力アップのためと考えて10年分くらいは解いた方が良いです。
合計で10~25回くらいで、受験校によって差があると思います。
いつどれくらいやるかは作戦の立て方次第ですが、解いてみて相性が良くないから受けるのを回避ということはよくありますので、どの受験校も早めに1回は解きたいです。
予想外にできが悪かったら、2回目も解きます。
まずまずならば、作戦通りに解いていくと良いと思います。
案外、1月も過去問を解く時間はありますので、100日で上手く分散して10~25回解くという姿勢で良いと思います。
過去問を解いた後は「ちょっと補強したいと思う単元」を決めて、その問題も5問くらい解くようにすると良いと思います。
いままで数系の問題や立体図形や速さや、受験校の頻出分野で、集中的に取り組んでいない単元がありましたら、いよいよそれを扱う時期です。
過去問よりも優先的に学習します。
塾の復習はやった方が良いですか?と聞かれれば、それは良いですが、その質問は「やらなくて良い」という答えを期待していると思います。
期待通り、「やらなくて良い」と答えます。
もう確認テストにこだわる必要もありませんので、復習をやっている時期ではありません。
授業内容は塾の中で身につけたいです。
これは平常授業も志望校対策授業も一緒です。
解説されている問題はもうそれで十分です。
家ではひたすら新しい問題を解きます。
家でやる問題は、ほとんどの人は、以下のものになります。
- 過去問
- 過去問後の弱点補強
- 力を入れるべき単元別学習
- 過去の問題の復習
- 単元ランダムでの総復習演習
- 計算練習
いま6項目挙げましたが、そのうち何項目をやるかは、人によって異なります。
学力や学習状況や志望校によって決まります。
一律で、「はい、過去の問題の復習をやりましょう!」というようなものではありません。
ポイントはだらだら同じことを続けないで、区切って1問1問集中することです。
最後に挙げた計算練習も、私は1日1問で良いと思っています。
その代わり、絶対正解にする!という本気が必要です。
この時期くらいからようやく論理的な問題を解け、難しい問題を正解にできる受験生が増えていきます。
いままで解けなかった難問をやる時機が到来したと言っても良いと思います。
塾講師のアドバイスはプロの意見として絶対のものとは言いきれません。
理由は、インパクトのある出来事があると、木を見て森を見ずになってしまう恐れがあるからです。
「1月に新しい問題をやったらスランプになってしまった!」という声を1、2件聞いてしまうと「1月は新しい問題はダメ!」となってしまうのです。
算数の勉強というと、問題を解くことがイメージしやすいですが、算数のコラムを読むことも立派な勉強です。
読み物で良さそうなものがあったら、時間がもったいないと考えずに、これを取り入れてみようかなと検討することも大切です。
子供1人1人、良い勉強の方法は異なります。
このブログも当然として、塾からの情報、SNSの情報などはすべて一般的な参考例で、お子様に合うかどうかは分かりません。
どの情報も参考程度に受け止めて、家族会議で良い作戦を立てると良いと思います。
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