- 2022年11月1日
回転体です。
計算が多くなりがちで、そのため苦手意識を持つ受験生が多いですが、上手く計算を処理できると、正答率が上がります。
興味のある方はこちらにどうぞ
第86話:回転体の概要
86・1
回転体とはどういうものか、円柱ができる場合、その体積を求める問題です。
厚紙やプラスチックの板などで実演しても良いと思います。
86・2
今度は円柱の表面積を求める問題です。
回転体は新しい単元ですが、円柱の表面積は、既に学習していますので、軽く解きたいです。
86・3
正方形がたくさん組み合わさった図形の回転体です。
体積は、比を使うことがポイントです。
表面積は、どこを求めたか分からなくならないようにします。
軸と水平方向ならば移動しても体積は変わりませんが、軸から離れたり近づけたりしたら体積は変わります。
86・4
三角形が回転すると、円すいができます。
円すいはすでに体積や表面積の求め方を学習していますので、軽く解きたいです。
86・5
台形が回転すると、円すい台ができます。
円すい台はできるだけ比を使って求めるようにします。
表面積は、少々手間がかかりますが、求められるようにしましょう。
練習問題
番号 | 難 | 要 | 講評 |
1 | A | 2つの円柱を組み合わせた形になります。 | |
2 | A | 移動させて1つの円柱にすることができます。 | |
3 | B | テ | 計算が複雑になります。何を求めていけば答えになるのかを、計算前に考えましょう。 |
4 | B | ゼ | 表面積は、計算前に、求めるものを明確にしましょう。 |
5 | B | ゼ | 円柱が組み合わさった立体の表面積は、底面はセットで求めます。 |
6 | B | テ | 体積は円柱3個を求めます。円周率の計算は最後に1回です。表面積は、底面セットに側面の曲面3個です。 |
7 | B | ゼ | 1:3:5:7:9を使います。 |
8 | B | ゼ | 1:3:5:7を使います。答えを書く前に、小さい正方形は1辺が何㎝か再確認しましょう。 |
9 | C | ゼ | 体積は、移動して1つの円柱にすることができます。表面積は底面セットと側面をそれぞれ求めます。外壁と内壁は一緒に求めます。 |
10 | A | 円すいと円柱になります。 | |
11 | B | テ | 円すい2個ができます。 |
12 | B | ヒ | 180度回転することがポイントです。切り口のような三角形の面ができます。 |
13 | B | ゼ | 円すい台になります。今後のために、相似比から体積比を求めて解くようにしましょう。 |
14 | C | テ | 円すい台から円柱を取り除いた立体になります。計算前に何を求めるのかを考えましょう。円すい台の側面は、大きな円すいの側面から、上の円すいの側面をひいて求めます。 |
15 | C | ゼ | 円すいから2つの円すいをひくと考え、定番の体積比1:7を使うと、大きな円すいの3/4になることが分かります。 |
※「難」は難度は以下の基準です。
A:確実に解けるようにしたい問題
B:サピックス偏差値50以上を目指す人向けの問題
C:サピックス偏差値60以上を目指す人向けの問題
D:特に難しい問題
※「要」は重要度で以下の基準です(B・C・Dのみ表記)。
ゼ:絶対に解けるようにしたい重要な問題
テ:よく出る典型題
ヒ:捻りのある問題
サ:地道な作業が必要な問題