- 2022年11月2日
小学3年生や4年生を対象とした対話式算数・基礎編です。
開業10周年記念日が近づき、本腰を入れてつくります。
今回、リニューアルとして、練習問題も用意しました。
当初は、解き方を覚えることにつながりやすいため、練習問題の用意することは躊躇しましたが、身についたことを形にすることは、メリハリの意味でも達成感のためにも大切かと思い、作業の延長としての練習問題を用意しました。
正解にできるかどうかではなく、丁寧に取り組んで作業力が向上しているかに注視して欲しいと思います。
算数教材塾・探求では解き方を覚える学習ではなく、仕組みを理解する力の養成をモットーとしていますが、最初が肝心です。
小3鍛える算数【書き出し】と、この対話式算数・基礎編が最初の部分にあたります。
ここでしっかり書き出すなどの作業を行い、計算の意味を考える下地をつくり、仕組みを理解していく姿勢を育ててから、受験算数のカリキュラムを開始した方が良いと思っています。
第1話の概要を書いていきます。
1・1
分度器で角度を測る練習です。
小学生の低学年は、もっともっと分度器を使うべきだと個人的には考えています。
デジタルで何度というのではなく、アナログで、目盛りを見て読む習慣が、算数の下地作りには必要だと思います。
お子様のフォローをしたいという保護者様は、いろいろな図を描いてあげて、一緒に角度を測ると良いと思います。
1・2
分度器を使って指定された角度の角を作る問題です。
図形の最も本質は、図形の問題を解くことではなく、図を描くことだと考えています。
こういった練習が出来るのは、テストに追われない時期の特権だと思います。
これも1・1と同様に、保護者様からいろいろな問題を出してあげて、たくさん練習できると良いと思います。
1・3
一直線は180度ということを使って、計算で求める問題です。
分度器に十分慣れたら、一直線は180度というのは、自然と受け入れられることだと思います。
1・4
錯角を利用した問題です。
補助線を引いて、Z字をつくり、次々と角度を求めていきます。
「平行線があったら錯角」というのは、6年生にも指導する内容ですし、平行四辺形や正多角形も平行があるので錯角を利用します。
平行線は補助線をひいてでも錯角を使って解くというのは、今後に生きる内容です。
1・5
1・4の類題というか応用です。
何本も補助線をひいて、何回も錯角を利用して求めていきます。
本格的な内容ですが、作業性があるテーマですので、扱うことにしました。
手を動かして解くという狙いに合致した問題といえます。