親は隣で見ているだけでも効果がある

家庭教師は教えることが仕事ですが、何のために教えているかというと、お子様自身が問題を解けるようにするためです。

そこは絶対にぶれてはいけないところで、常にそれを念頭に置いて指導をする必要があります。

そうすると、案外、教えすぎはよくないスタイルで、教えるのを我慢するスタイルの方が効果がある場合もあります。

ある家庭教師のブログで「教えないことが大切」と書いているのを見たことがありますが、それをまともに受け取ってはいけませんが、教えすぎはいけないということは確かです。

 

スカイプ指導の場合は、隣に保護者様がいる場合があり、教えるのを我慢するスタイルが不評かもしれません。

「算数教材塾・探求流の解き方を100%伝授して欲しい!」「我が子の解き方を1回リセットして新たに構築して欲しい」と思われている場合もあると思います。

しかし、不調になったパソコンを再起動するほど簡単なことではありません。

余程の信頼関係が無い限り、「まるでダメ!その解き方を排除してリセットして、先生のやり方に変えなさい!」とは言えないでしょう。

 

前述しましたように、お子様が解けるようになることが目的なので、真似をするだけの学習姿勢ではそれは叶いません。

少しぐらい不確かでも馬力で解くイメージでグイグイ解き進めていくパワーが大切です。

そうすると、現在、解き方が悪くても大筋でおかしなことをしていなければ、否定することはできないはずです。

否定すると、グイグイ解き進めていくパワーやその源の自信がなくなる恐れがあります。

出来ている問題は、論理が間違えていなければ黙認し、良い別解や書き方がある場合は、一応、説明するというスタイルに留まります。

 

解けない問題に出くわし、説明するときに、初めて「こう書いていくのが普通だよ」というように書き方の指導をします。

他の家庭教師はどのようにしているのか分かりませんが、算数教材塾・探求のスカイプ指導は、しばらくはその方針で進めます。

 

よく出来ている生徒さんは、基本的にはあまり説明しないことになります。

いろいろな解き方ができることは大切なことなので、解き方を見たり聞いたりして、別の角度からの解法を伝える場合はありますが、それはある一定レベルを超えた生徒さん限定の指導で、どちらかというと男子向けです。

 

いよいよ本題になりますが、解く力を付けるために、説明することをできるだけ控えるという方針でしたら、教えることに慣れていない保護者様でも大丈夫です。

いままで数件ですが、私がお子様が解くのを見守っていると、隣の保護者様が我慢できなくなり、お子様に教え出すシーンがありました。

上手く教えて解き方を身につけさせるよりも、時には待つことが大切になりますので、上手く教えようとするよりも、待てるかどうかがポイントです。

待つといっても何もせずに待っていたら埒が明かなくなります。

  • お子様が書いた式を指さして、「これで何を求めたの?」
  • 解説を隣に置いて、「この式で何を求めているの?」
  • 「どうしてそれが求まったの?」

 

このような問いかけをして、答えが返ってくるまでじっくり待ち、ダメならもう少し戻ったり、簡単な式の意味を聞いていくと、フリーズすることなく進められると思います。

ときどき、どうして面積図を描いたの?とか解説にどうして面積図が載っているの?などのように、解法のツールを選ぶ理由などを聞いても良いと思います。

決して喧嘩になることもありませんし、お子様が聞いているふりをすることもなくなりますし、家で解き方を教えてもらえるから授業の集中力が低下することもなくなると思います。

 

とは言いましても、算数をまったく分かっていないと、さすがに、効果的な問いかけはできないと思います。

6年生の難関校向けの問題を尽きっきりで教えることは、教える方も大変ですし、学習効果を考えると、やるべきことでもありませんので、実際、保護者様がお子様をフォローするとしたら、典型題の説明が多くなると思います。

典型題の説明ならば、対話式算数で事前に目を通しておくか、お子様と一緒に読んでいくと、どうしてこういう式になるのかが分かると思います。

発問したときに、お子様が答えた内容が正しいかどうかが分かります。

 

お子様が問題を解くときに、間違えることがあります。

間違いを直すことになると思いますが、それはかなり負担が大きいです。

負荷をかけずに、集中を持続するためには、間違い直しを減らすことがポイントです。

 

どうしたら、間違いが減るかといいますと、お子様が解くときの様子を見て、躓いたら、すぐに補助することです。

道を間違えそうなときに、そっちじゃないと早めに伝えることで、無駄に進むことを減らせます。

間違えは無駄では無いという考え方もありますが、今回は、取りあえず、無駄といたします。

 

解説を見ながら、間違えた方向に行きそうなときにストップをかけ、手が止まったときに、式の意味を聞いたり、解説を一部見せて式の意味を聞いたりしていけば、教えすぎの弊害がなく、教える難易度も高くないので、保護者様向きだと思います。

また、お子様にとって、支えられていることによって心強く解いていけるという面もあります。

 

スカイプ指導でも、先生の見ている前では解けるけど、ひとりになると解けないという方もいますが、たしかに、私が効果的なヒントを与えているということもありますが、それ以上に、心強く解いているからだと思います。

自転車に乗り始めたころ、後ろを親に放されたのを知らずに、支えられていると思い込み普通に走っている子が、後ろに誰もいないことに気がつき、いきなり不安になり、ハンドルがブレブレになり転ぶことはよくあると思いますが、まさにそういう状態です。

解法力がついて、自信のある子でしたら、後ろを支えて欲しくないと思うと思いますが、そうでない子は、心強い状態で解いた方が上達が早いです。

4・5年生の間で、お子様が順調にいっていないときは、隣で教えずにフォローするという支え方を提案いたします。

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