- 2018年2月14日
私が小学生の頃は、夏休みといえば7月21日から8月31日の42日間と決まっていましたが、最近は早めに始まったり、遅く始まったり、早めに終わったり、秋休みの関係か短かったり各学校によっていろいろのようです。
夏期講習が始まるのはもう少しあとからだと思いますが、各学年別の復習の良い方法を書いてみたいと思います。
ここ1ヶ月くらいで夏期講習の学習法はいろいろ書いてきましたが、それほど重なる話ではないと思います。
まず4年生です。
塾側から見ると、とてもライト仕様です。
これだけ?思ってしまう量です。
前期か後期で選べて、夏休みの半期で10日くらいしか行かないような塾もあるのではないでしょうか?
塾のペースで学習しても良いです。
塾に相談したらそのように答えるでしょう。
しかし、受験は競争です。
みんなが勉強しないときに勉強するのが成績が上がる最良の作戦です。
もちろん睡眠時間を削るのは良くありませんが、時間はかなりつくれると思います。
授業がライト仕様ならば、復習もライト仕様になります。
授業時間と同じだけ復習に時間をかければ十分です。
それがMAXで、もっと短くてもいいです。
「とんでもない。それでは終わらない」という場合は、効率が悪いと思います。
解けない問題でつまずいているからだと思います。
それを解消するには、復習の授業ならば、夏期講習のテキストで学習しないで、1学期のテキストで学習する方法もあります。
四谷大塚にしても日能研にしても早稲田アカデミーにしても豊富な教材がありますので、1学期の間に全部やりきったということはないと思います。
夏期テキストのような総集編のものではなくて、類題の十分ある平常の教材の方が定着するには向いています。
復習で終わり!になってしまうと、9月以降楽しくありません。
復習は授業の時間分だけやり、あとは自主練です。
算数・理科・社会はいくらでも自主練ができます。
算数は、4年生は1年間平面図形を学習するのが良いと常日頃語っていますが、夏に集中して学習するにはそれほど向いていません。
夏には特殊算か、規則性か場合の数がお薦めです。
算数教材塾・探求の教材で学習するとしたら以下の教材がお薦めです。
- 小4集中場合の数
- 小4対話式算数の場合の数
- 小4対話式算数の特殊算
- 小5集中特殊算
- 小4対話式算数規則性
意識としては、夏期講習&その復習が4割、自主練が6割くらいがちょうど良いです。
余談ですが、夏休みはスカイプ指導があり、食事は家で蕎麦でも茹でれば良いと思っていますが、スーパーで売っている普通の蕎麦は蕎麦粉は2~3割くらいなんですね。
2割以下ならばそういう表示をしなければいけないらしく、そのため2割は超えているらしいです。
私は蕎麦湯まで飲みたいので、アマゾンで十割と二八を少々買い込みました。
しかし、4年生の夏期講習はスーパーの蕎麦でも良いと思います。
授業の復習は2割を少々超えているくらいで、8割近くは復習とちがう学習をやります。
これは優秀なお子様向けの話ではありません。
どのレベルのお子様でも、授業の復習に時間のかかる場合は、やり方を間違えています。
次は6年生です。
6年生はスモールステップを目指します。
目標は小さく、勉強時間は短くです。
毎回授業で復習テストをしてくれれば、それを目標にできますが、そうでない場合は、自分で目標を設定します。
目標を小さくというのは、できなくてもいいという意味ではありません。
算数ならば例えば5問単位で区切り、やりたい5問(簡単という意味ではない)をやったら終わりで他の科目に移るという方法です。
それを普通の子は2サイクル、上を目指すタイプは3サイクルやるような感覚です。
どの問題を重点的にやるかを考える分だけ、力がつきやすくなります。
長時間の学習は段々効率が下がりますので、短い時間でローテーションが良いです。
午後から塾ならば、塾から帰って4科目、翌朝も4科目というような計画は立てられそうです。
どの教科もターゲットを決めて短い時間の学習を心がけます。
塾の授業がそれほど難しくない場合はやりたい5問をやって、もう復習は終了で良いと思います。
次のローテーションのときは入試問題、弱点単元などができます。
最後は5年生です。
なぜ5年生を最後に書いたかお分かりだと思います。
それは、4年生と6年生のちょうど真ん中だからです。
それぞれで書いた内容の両方の要素を含みます。
復習だけでは足りません。
復習は短い時間が望ましいです。
復習以外の学習がスーパーの蕎麦の小麦粉のように多くならないといけません。
4年生とは違い自主練は5割弱くらいで良いと思います。
それから大切なことは、自主練をする場合は、親子で意思の疎通ができている必要があります。
勉強が終わって、開放感に浸ろうとしているときに、「早く終わったなら、これをやろう!」というのはとても良くない接し方です。
余談ですが、塾の場合は、授業料をいただいている関係で、授業を早めに終わらせるのはタブーとなっていると思います。
早めに終わったら、授業料の返金請求ができるそうです。
それくらいのことで裁判で争う人はいないと思いますが。
話術のある講師はいくらでも授業を延ばせて調節できますが、話術のない講師が、やることが早めに終わってしまうと、とにかく何とか時間を引き延ばそうとします。
生徒さんも大変です。
「教わった直後に問題を解くと効果が大きいことを知ってもらいたいから早めに終わったんだよ。授業終了時間まで問題を解こう!」くらいのことを言って自習にしてしまえば、喜ばれることはあっても問題は起きないでしょう。
話を戻します。
それくらい、終わったと思ったら終わっていなかったというのはダメージが大きいです。
「先にあっさり復習を片付けて、そのあとの自主練が重要」という意識を芽生えさせることが大切です。
夏期講習に入る前にそういう話はしていても良いと思います。
4年生に書きましたように、自主練のテーマとしては、5年生ならば「割合」「速さ」「場合の数」だと思います。
現在、理由は書けませんが、訳があって、ハイペースで会員様専用教材を作っています。
解説はありませんが、不純物のような混乱しやすくなる問題は排除していますので、基礎からしっかり学習ができる良い教材に仕立てています。
そちらも是非ご利用ください。
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