算数専門塾と国語専門塾は利用した方が良い?

塾にはいろいろな形態があります。

  • 普通の4教科総合塾
  • 個別指導塾
  • 算数単科塾や国語単科塾などの4教科セットになっていない塾
  • 理科実験教室

今回のブログは算数専門塾と国語専門塾にスポットを当ててみます。

 

まず、塾の規模としてはとても小さいです。

代表の熱い想いで塾を運営しています。

代表は、大手塾などで塾講師経験があり、我流で勝負したいということで塾を開いていると思います。

1人でやっているところもあれば、複数でやっているところもありますが、いずれにしても代表のワンマンチームでしょう。

 

代表は指導に自信があり、上位生を教えたいと考えていることは容易に想像できます。

つまり、算数専門塾も国語専門塾も、優秀な子を教えたいという塾がほとんどだと思います。

お問い合わせで「算数が苦手なんですけど」などと相談したら「大丈夫ですよ」と返ってくるかもしれませんが、本当は大丈夫ではないと思います。

 

算数は、普段の塾は典型題が多くつまらないので、楽しいやり甲斐のある思考系の問題を解きたいというタイプには算数専門塾は合うと思います。

算数専門塾の中には、算数オリンピックに力を入れているところもあるくらいですので。

算数が苦手だから、算数専門塾で教え込んでもらおうと考えている保護者様もいるかもしれませんが、そういう世界ではありません。

 

国語専門塾の方がもう少し穏やかだと思います。

科目の特性上、楽しいやり甲斐のある思考系の問題で鍛えて欲しいというニーズがないと思います。

4教科の中では国語は苦手なんだけど、偏差値はかなり高いというタイプが国語塾は合うと思います。

国語以外は、筑駒・開成・麻布・桜蔭レベルという生徒さんです。

もう少しレベルが下がっても良いと思います。

 

算数塾も国語塾も基本は集団授業です。

それは1対1の個別指導は儲からないからです。

指導に自信があり、専門塾をつくろうというくらいなので、年商もそれなりのものを目指していると思います。

授業力にも自信があると思います。

そうしますと、集団授業をするしかありません。

 

現在通塾していて、算数が苦手になったとか、国語が苦手になったという場合は、授業が理解できていないのが最大の要因です。

集団授業で理解できないということなら、専門塾に行っても解決はしないでしょう。

講師の力量があるから、講師との相性がいいからという理由で成績が上がるのは、確率的にあまり期待できません。

もっとレベルを下げて基礎から易しいところから教わることができればいいですが、専門塾とはそういうところではありません。

 

このように書いていくと、専門塾が必要という生徒さんはかなり少ないのではないでしょうか?

算数は普通の授業では満足のできない人は必要になると言えますが、基本的には必要という文字がふさわしくない趣味の世界です。

思考系の面白い問題を解くことは家でもできますが、面白い解法を教わる楽しさを味わいに行くようなものです。

算数専門塾でトップ級まで登りつめようという狙いで、目的通り優秀な成績を残している生徒さんもいますが、問題を解いているから力をつけているのか、解説を聴いて力をつけているのかは分かりません。

でも、楽しみながら力をつけているのであれば、その環境が良いと言えます。

算数で偏差値75を目指したいから算数専門塾に行きたいというご相談を私が受けましたら、もちろん「OK」と答えます。

算数教材塾・探求の教材で十分と言いたいところではありますが。

 

国語は塾の担当講師の教え方がイマイチのために伸び悩んでいるタイプは国語専門塾で花が開くことがあるかもしれません。

教養を高める知的なお稽古と割り切って考えればいいですが、どうしても必要だからと思って無理して通われている方が多いような気がします。

噂を聞いて遠方からはるばる通塾する生徒さんも多そうです。

 

スカイプ指導などで、ときどき権威のある有名算数専門塾の教材を見せてもらうことがありますが、特別なノウハウはないような気がしています。

「思考系の問題がやや多い」「レベルが高い」「進度が速い」のいずれかです。

入試問題から選んでいる訳なので、教材にオリジナリティはありません。

解説が対話式ならオリジナリティがありますが、そういうものもあまり目にしません。

解き方は平凡なことが多いです。

奇をてらって変な教え方をするよりはマシととらえた方が良いと思います。

 

授業に自信のある講師は、板書は丁寧でも、実はあまりまじめに解説を書きません。

不要だと思っているのだと思います。

前職の上司も、「俺だって解説書こうと思えば書けるよ」と言っていたらしいですが、上司が心酔しているイチローがそれを聞いたら怒りそうです。

ノウハウはないけど、開成合格率が80%などという広告を見ると、その塾には開成に受かるノウハウがあり、開成まで引き伸ばしてくれるんだろうと思ってしまうのかもしれません。

よく言われることですが、大切なのは「何を言うか」ではなく「誰が言うか」です。

まさに専門塾はそれがあてはまっているのでしょう。

 

苦手だから、なんとか上昇させたいと考えている方はとても多いと思います。

その際は、集団塾で対応できないときは、形式をかえて個人指導を選ぶべきだと思います。

あるいは家でじっくり取り組んでも良いと思います。

塾の選択講座を取り続けたり、専門塾の集団授業を受けてもなかなか改善しないはずです。

 

集団塾に行かずに、算数は専門塾、国語は専門塾、理科は親が見る、社会はお子様任せというようなハイブリッド式なら専門塾に行く意味はありますが、その場合、戦略を練る保護者様のセンスがとても重要になります。

 

世の中のステーキ専門店、寿司専門店、鰻専門店などは普通のレストランでは食べられないものを食べることができます。

でも、「ペッパーランチ」も「スシロー」も「宇奈とと」も専門店です。

情報が溢れている外食産業ならば、どの店がどういうグレードの専門店か分かりますが、算数専門塾や国語専門塾はあまり情報がないだけに、大きな期待をしてしまいそうです。

本当に必要な人だけ行き、勘違いで通う人が少ない健全な受験界になれば良いと思っています。

 

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