- 2017年12月26日
4年生の間に円とおうぎ形の面積をスラスラ求めることが理想です
小学4年生で力を入れて学習すると良い単元として、常に場合の数を挙げていますが、その次が平面図形となります。
つまり、4年生の重要単元として、場合の数と平面図形の2本柱にすると良いと思っています。
平面図形とは、三角形や四角形の角度、三角形や四角形の面積、それに慣れてきたら、円の角度、円の面積などです。
特に円の面積は計算力が必要で、習得するまでに時間がかかります。
4年生の間に、円やおうぎ形の面積をスラスラ求められる計算力をつけることが理想です。
3.14の計算を覚えるように指導する講師もいますが、私は、出てきたら記憶に残そうと軽く意識すれば十分という派です。
立体図形も扱ってはいけないわけではありませんが、重点的に学習する必要はないと思っています。
図形は入試によく出ます
最近の入試は図形の比重がいままでよりも増して、平面図形と立体図形で4割くらいあるような気がします。
学校によっては8割くらい図形という入試もあります。
頻出単元なのに、塾のカリキュラムを見ますと、それほど図形の授業が多くありません。
教わることが多くないからです。
だからといってやらなくても通用するかというとそうではありません。
自発的にやったもの勝ちです。
図形はやれば必ず伸びます
図形はセンスが必要だと思われている方がいると思います。
私も塾講師になりたての頃はそう思っていました。
しかし、何年も授業をしていると、数の性質や速さの方がずっとセンスが必要で、図形のセンスは量をこなせば身につくことが分かりました。
図形が弱いという生徒さんは、図形の演習不足と言っても過言ではありません。
前職では選択授業で4年生の1年間図形の授業がありました。
毎回16題を30回くらい行いました。
4年生の後半の必修授業で、選択授業に出ていた生徒さんと、そうでない生徒さんがいっしょの教室では成り立たないというくらいの差がついていました。
やれば必ず伸びると証明されたと思いました。
4年生で、図形を学習してアドバンテージをつくりたい方には、小4長期【図形】がベストの選択です。
理由は簡単で、小4レベル限定の図形の教材で小4長期【図形】くらいの豊富な練習をできる教材が、塾教材や市販の教材にないからです。
他の選択肢がないからです。
いろいろなレベルの問題が載っていると、なかなか扱いづらいです。
小学4年生は小4教材を使うのが一番です。
いきなり底辺比などの高度な問題が現れたり、図形が移動する問題が現れたりすると、混乱するだけです。
まとめ
小学4年生で通塾を開始しますと塾のアドバイス通りの学習がベースとなりますが、それだけでは物足りません。
受験という競争では、他人がやらないことを自発的にやっていくことがポイントです。
とは言いましても何をやっても良いわけではありません。
やる内容によっては逆効果となります。
自発的に取り組むならば確実に効果のある場合の数や平面図形の学習を心掛けるべきだと思います。
4年生は、塾の復習テストだけに目を向ける毎日ではなく、入試を目標に長期的な視野に立って図形を学習していくことが最も有効な作戦だと思います。