- 2015年11月5日
頭を良くしたい
中学入試は、中学・高校の先生が、頭の良い生徒を入学させたいというものです。
6年生にもなると、入試本番で良い点数を取りたいという気持ちを前面に出して勉強していきますが、頭を良くしたいという気持ちを持ち続けることが大切です。
テストのほとんどない小学3年生ならば、目指すところの9割くらいは「頭を良くしたい」で良いと思います。
よく、地頭という言葉が使われますが、さすがに偏差値30の子を偏差値65に上げるのは無理ですが、偏差値55くらいから偏差値65に上げることはそれほど難しいことではありません。
正しい勉強を心がけ、他の子よりも質の高い勉強ができれば、頭が良くなり、逆転は可能です。
そのくらいの逆転ができるならば、地頭は気にする必要はないと思います。
頭を良くするポイント
よく、「頭を良くするには○歳までに○をする」というような話がありますが、胡散臭く感じます。
その際、なぜか9歳という文字をよく見ますが、1桁最後の年令だからでしょうか。
不思議です。
とは言え、できるだけ低年齢から何かやった方が、頭が柔らかく効果が高そうです。
また、成長が進むと自我が強くなり、導き方が難しくなります。
その意味でも、3年生くらいで、頭を良くする学習姿勢ができると良いと思います。
頭を良くするポイントは次の5点です。
- 集中して素早く手を動かして解いている時間をつくる
- 集中してじっくり考えて解いている時間をつくる
- 人の話を最後まで聞き、聞かれたことにちゃんと答える
- 理由を考える
- ゲームで負けないようにする
頭を良くするための行動
では、①~⑤について、それぞれどんな行動をすれば良いかを書いていきます。
①と②はどんな勉強でも良いですが、そのような狙いの学習を取り入れたいです。
①は計算練習が最適です。
百ます計算などはまさにその環境になります。
②は、当教材の「小3鍛える算数【思考力】」が適しています。
また、①と②の中間の位置づけとして、当教材の「小3鍛える算数【書き出し】」をお薦めします。
③と④は、3年生ならば親子の会話が手っ取り早いと思います。
「受験は保護者が9割」などという受験関係者もいますが、さすがにそれは大袈裟ですが、こういう親子の会話が重要なところが、保護者のウェートが大きい所以です。
日常の会話で、最後まで聞くことができているか、聞かれたことに的確に答えているかに注目すると良いと思います。
できていないときは穏やかに指摘して躾けていきたいです。
優秀な子の保護者はこういう基本動作ができているケースが多いです。
そして、日常の会話で、理由を考える機会を与えて、理由を考えていく習慣をつけることが大切です。
中学受験の勉強のように高度な学問になりますと、算数だけでなく、すべてにおいて、どうしてそうなるのか?という理由にこだわることが大切です。
理由を考える癖がなく、ただ素直に覚えていくという姿勢ですと、頭打ちになります。
理由を考える習慣を3年生くらいでつけておきたいです。
⑤は個人の感覚ですが、優秀な子は自分の得意としている種目が何かあり、それには、特に自信を持っています。
種目というのは、遊びでも知識でも計算でもなんでも良いですが、「○○なら学校で1番」というものをつくりたいです。
勉強以外で1番になっても意味がないと思わずに、頭を良くするためには必要なことと捉えると良いと思います。
知育グッズについて
上の①・②の基準通りです。
素早く手を動かすものか、じっくり考えるものかならば良いと思います。
値段と期待値のバランスはあまり良くないと思いますので、余裕のある人向けのツールだと思います。
口コミよりも、お子様が素早く手を動かすことが想像できるか、じっくり考えている姿が想像できるかだと思います。
今回は門外漢の個人の感想のようなブログになってしまいましたが、ご参考になりましたら幸いです。