- 2019年11月18日
大手塾と同等のカリキュラムで、授業のような対話式の展開で進む教材です
小4対話式算数48話と小5対話式算数54話で、全102話あります。
この全102話で扱う内容は、大手進学塾の小4と小5のテキストの内容と同じで(難度は単元によって上だったり下だったりします)、中学入試に必要な全分野を網羅しています。
その後、難関中(四谷大塚偏差値60以上)合格を目指す子は小6対話式算数に進みます。
カリキュラムの最大の特徴は、小4対話式算数は、同分野が4話続くことです(小5対話式算数は同分野が3話続きます)。
学習しやすく、管理しやすくなるので復習もしやすくなるというメリットがあります。
各単元、導入から、1人の先生と2人の生徒(クマ)の会話で進み、約10問の例題を様々な流れで説明していきます。
大手塾と難度は大きくは変わりませんが、導入を対話式にすることにより、理解度がまるで異なります。
凄い内容の学習ではなく、普通の大手塾の学習内容を、しっかり身につけていく教材です。
書物で学習すると、理解しないうちに進んでしまうことがありません
進学塾の最大の欠点は、授業で、理解不十分のまま説明が進んでしまうことです。
相当なバックボーンがない限り、理解できない箇所が出てきます。
立ち止まってゆっくり考えれば理解できますが、その時間が取れずに先に進まれてしまいます。
このデメリットを排除するだけで、受験勉強は上手くスムーズに進めることができます。
書物の学習は、この授業のデメリットがありません。
理解できないところは確実に立ち止まって、自力でゆっくり考えたり、教わったりするという姿勢さえあれば、学力は高まっていきます。
対話式の解説は、解き方を覚える勉強になりにくいです
解き方を教わって、類題演習をすれば、その場では正解にでき、直近の確認テストで高得点を取れます。
そういう学習で良いと思われるのであれば、それで良いと思いますが、その学習は長い目で見て不安という方に対話式算数での学習をお勧めします。
四谷大塚の予習シリーズの例題を見ていただくと伝わりやすいと思いますが、どんな図をかけばいいか、どのような計算式を立てればいいかという、マニュアル本のような、解き方を覚える感覚になります。
仮に、もっと詳しく書いて、解き方を覚える感覚にならないような解説にしますと、とても読みにくくなり、逆効果といいますか、理解もできず解法も身につかない解説になってしまいます。
「解き方は覚えるものでしょ?」と思われる方も多いと思いますが、「これを求めるためには何をすれば良いか」「どうしてそれで求められるのか」ということが理解できていれば良いのですが、そのような理解なしに解き方を覚えることが良くないということです。
市販の教材で、図や式が一等地にあり、その周りに注釈のような形で理由などを載せているものがありますが、その分野を初めて学習する子にとっては、一等地にある図や式を覚える感覚になってしまうと思います。
対話式の教材だと、理由の説明と、解き方の提示のバランスが良くなり、上手く吸収できます。
インターネットの中学受験サイトや、大手塾の教材や、市販の教材でも、ときどき対話式の解説を見ることがあると思いますが、それを見て、分かりやすいと思われる方は、対話式の教材が向いていると思います。
対話式算数は、算数論の話題が多いので、良い解き方になります
対話式算数は解き方にものすごく拘っています。
一言で申しますと、汎用性のある解法です。
汎用性のある解法を身につけて、それをいろいろな問題に活用していく方針です。
「子どもでも書きやすい」「書いてから考えやすい」
こういった書き方ができる解法を採用しています。
いろいろな別解を知って使いこなすのは、かなりあとからで良いと思っています。
しかし、説明にその解き方を載せるだけでは、子どもは吸収できないと思います。
教材の解説を見るだけで、それを吸収して、活用できるくらい使いこなせる子はとても優秀な子です。
対話式算数は、2人の生徒(白くまと茶くま)と先生の3人の会話で進めていく教材ですが、会話になることで、解法の仕組みがとてもよく分かるようになっています。
茶くま君がちょっと考え方が浅くて上手く思考できていないときに、白くま君が「それはちょっと違うと思うよ」とつっこみを入れ、茶くま君がすぐに気づいたり、先生のアドバイスでしっかり考え直して気づいたり、先生が説明したりして、解決します。
その会話の流れで、解法の仕組みを重要視し、納得していくことになります。
また、茶くま君は「どうしてこれじゃダメなんですか?」と疑問を口にすることが多く、白くま君も深いレベルの疑問を感じることがあり、そこから算数論につながって行きます。
白くま君と茶くま君と先生による対話式の教材により、解法の仕組みが理解でき、算数論に触れて理解していくことになります。
その結果、理解が深まり良い解き方を身につけられます。
集団塾ではありませんので、先取り学習もできますし、中堅校狙いならば、5年生スタートでも大丈夫です
書物の教材で、確認テスト(練習問題)はいつ取り組んでもいいですので、カリキュラム表で学習する日付は載せていますが、あくまでも参考例です。
毎週1話と固定しなくても良いですし、カリキュラムの順番を変えても良いです。
重要単元に時間をかけることもできます。
小4対話式算数の第1話は新4年生3月1日開始となっていますが、先取り学習で3年生でスタート、やや遅らせて、4年生の夏からスタート、5年生からスタートなど個々の目標や状況によって自由に決められます。
常々思っていることですが、中堅校狙いならば、小学4年生から受験勉強を始める必要はありません。
4年生のときは、受験勉強のカリキュラムはスタートせずに、計算練習(暗算)と、作業力向上を目指した対話式算数・基礎を学習する程度で十分です。
新5年生春から受験勉強開始で十分間に合います。
LINEでご相談をいただけましたら、真摯にアドバイスいたします。
塾に行くよりも成績が上がります
小4や小5の対話式算数に取り組み、小学5年生から入塾のご家庭から「成績上位で入塾できました」という声をたくさんいただいております。
また、新6年生の子の家庭教師を始めたとき、他のどの教材よりも対話式算数を使って学習してきた子の方ができます。
解き方が良いからですが、解き方と学力は大きな相関関係があります。
そういう経験を毎年のようにしていますので、自信を持って対話式算数をお薦めします。
解き方は学力向上にとても重要ですが、それ以上に、人の話を聞くよりも、書物で身につけると、深く理解できるから学力が上がります。
表面上の知識であれば、書物でなくてもいいですが、算数のような深く理解しなければならない科目は、書物が、断然、優位です。
読むだけでも理解できるので学力は高まっていきますが、自力で問題を正解にでき、テストで点数が取れるという状況にもっていくためには、ある程度、問題を解く必要があります。
附属しています練習問題は、とてもシンプルな問題で、その単元の代表的な問題になります。
練習問題と、附属の演習教材で、十分な演習量となります。
練習問題の解説は、見て理解するというだけでなく、書き方を真似して、解く形をつくって欲しいという書き方にしています。
「こういう書き方をすればいいのか」と真似をすることを強くお勧めしています。
解き方が良い理由は、本編に算数論がしっかり書いてあることと、解説の書き方を真似するからだと思います。