- 2022年11月2日
小学3年生や4年生を対象とした対話式算数・基礎編です。
2022年5月にスタートしました。
自転車操業的ではありますが、日々、執筆しています。
第5話から文章題が始まり、第5話は和差算、第6話は線分図で解く問題、第7話はつるかめ算、そして第8話は平均算です。
平均算は、表にまとめて考えていく問題と面積図で解いていく問題があります。
面積図は、つるかめ算でも先送りしましたが、この平均算も今回は扱いません。
機械的に縦と横を書き入れて、2箇所の面積を書き入れるなどという、覚える算数になりやすいからです。
今回は、平均の求め方、そして表にまとめて考えていくタイプを学習します。
平均は、足して割れば求められるではなく、できるだけ「平らに均す」という感覚を養ってもらうように工夫しました。
表は、右側に和を書くことが最大のポイントです。
面積図は終盤の第40話につるかめ算とセットで扱います(予定です)。
8・1
平均を求める問題です。
足して割れば答えが出ます!ハイ解いてくださいというような流れは、否定しています。
1問は実際に数直線をかいてもらいます。
時間をかけて数直線をかくことで、合計が変わっていないという感覚を身につければ良いと思います。
8・2
テクニックを使って平均を求める問題です。
特に使う必要もありませんし、テクニックを覚えるという狙いではなく、数に対するセンスを上げることが目的です。
高度ではありますが、基礎編にふさわしいテーマだと思っています。
8・3
問題文に平均点と書いてあったら、すぐに合計を求めます。
無意識に自然とそういう作業ができると良いと思います。
8・4
平均点が2つ以上書いてあったら、それぞれの合計を求めます。
その合計を見くらべて、どういう計算をするか考えます。
最初から答えまでの道筋が分かるときは良いですが、そうでないときは、まず、表に整理して書いて、その表を見て考えることが大切です。
いわゆる「書いてから考える」ことです。
こういう姿勢ができると難問に強くなります。
この平均算は、そういう練習ができる単元でもあります。
8・5
8・4の類題です。
表にまとめていきます。
冒頭に書きましたように、平均算は表と面積図の2つの解法パターンがあります。
今回は、面積図を学習しませんが、やがては、その2つの解法パターンを、表にまとめられるときは表、無理そうなときは面積図という判断をします。
表を書いたら、足すか、引くか、足して引くかの3タイプがあります。
足してみよう?引いてみよう?足して引こう?というように考えます。
興味がございましたら、こちらにどうぞ
覚える算数になりにくい教材ですので、「うちの子、文系かな?」と思われる方に最も使って欲しいです。
ご検討の程、よろしくお願いいたします。