対話式算数第10話:分数2

10回目です。

対話式算数は全部で102話ありますので、約1/10です。

今回は分数2回目で、テーマは通分です。

ここまで丁寧に書き上げた参考書はないでしょう。

ご家庭で通分が十分に身につくと思います。

さすがに通分を楽しい教材にすることは難しいですが、身につくことを基準にすれば、自画自賛ですが、最高の教材です。

 

興味のある方はこちらにどうぞ

 

第10話:分数②の概要

 

10・1

同分母のたし算・ひき算を図や文章で丁寧に説明しています。

茶くま君が牛乳の1Lパックをイメージして、分数のたし算の答えが分かったあと、式を見てどうして分母はたさないのか疑問を持つようにしました。

こういう授業の流れがベストだと思います。

帯分数どうしの計算も図で丁寧に説明しました。

カラーにしているので、分かりやすいと思います。

帯分数のひき算のときの処理をやはり図で理解できるように工夫しました。

 

10・2

片方を何倍かする通分の問題です。

図と式で分かりやすく説明していますので、順調にいくと思います。

 

10・3

連除法を学習していますが、余程難しい数字ではない限り使わないようにアドバイスしています。

最小公倍数の実戦向きの求め方を説明しています。

 

10・4

3つの分数の計算です。

これは連除法で最小公倍数を求めた方がいいです。

この単元で、3数の最小公倍数の求め方をしっかりマスターしましょう。

 

10・5

最後は思考系の単位分数の和です。

「単位」という言葉も説明しました。

雑談として、メートルの基準は地球1周を4万㎞にしたこと、光の速さ、北極星までの距離、エコノミークラス症候群の話も入れました。

問題は、かなり難度が上がるので、飛ばし可です。

 

練習問題

 

番号 講評
1 A    同分母のたし算です。最後に約分をしましょう。
2   最後にちゃんとした帯分数に直します。
3 A   ひけないので、ひかれる分数の整数部分を1小さくして分子を大きくします。
4   通分しましょう。
5 A    最後に帯分数に直しましょう。
6 A    通分したあとに、ひかれる分数の整数部分を1小さくして分子を大きくします。
7 A    分母を最小公倍数にしましょう。
8 A    通分したあとに、ひかれる分数の整数部分を1小さくして分子を大きくします。
9 C それぞれ小数第2位までの小数に変えて大小を調べます。1番大きい分数から1番小さい分数をひきます。
10 分母の3数の最小公倍数を正しく求めましょう。先にたし算から計算しましょう。
11 計算の順番をまちがえないようにしましょう。仮分数にしないようにしましょう。
12 B ( )内から計算します。( )が取れたら、分母の3数の最小公倍数に通分します。
13 単位分数の和です。正しい手順で答えを出すことを心がけましょう。理解を伴わずルールだけ覚えても意味がないので、その場合は飛ばし可です。
14 3つの分数になるとさらに難しくなります。4年生でここまでできるのは凄いことというように捉えてください。
15 D Aに4から1つずつ入れて成り立つか確かめていきます。

※「難」は難度は以下の基準です。
A:確実に解けるようにしたい問題
B:サピックス偏差値50以上を目指す人向けの問題
C:サピックス偏差値60以上を目指す人向けの問題
D:特に難しい問題

※「要」は重要度で以下の基準です(B・C・Dのみ表記)。
ゼ:絶対に解けるようにしたい重要な問題
テ:よく出る典型題
ヒ:捻りのある問題
サ:地道な作業が必要な問題

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