- 2018年4月21日
いよいよ首都圏の受験の最終局面に入ってきました。
- すでに進学先を決めている受験生のチャレンジ
- 五分五分の勝負に負けてリベンジに燃える受験生
- まさかの不合格が続き、名誉挽回に燃える受験生
こういった受験生が集まるので、4日以降の学校は倍率がとにかく凄まじいです。
定員が少ないので、とても狭き門に感じるかもしれません。
偏差値も1次や2次にくらべて上がっているかもしれません。
しかし、考え方を切り替えてみます。
倍率が高いのは定員が少ないからで、得点力が高い子が大量に受けに来ているわけではありません。
なぜならば、合格最低点が恐ろしくはね上がったりしないからです。
この状況ならば「偏差値が高い子=得点力が高い子」には必ずしもなるわけではありません。
偏差値55の受験生が100人きて50人受かるのが1次試験だとすると
偏差値55の受験生が100人きて10人受かるのが後半の試験です。
これだけ聞くと難しいようですが、レベルが上がるわけではありません。
合格最低点を超えれば良いだけです。
その付近の競争倍率が高くなるので、合格確率が下がり、結果偏差値が上がるだけのことです。
合格の期待値で算出しているので、そういう数字の文があります。
「合格最低点以上なら合格」というように捉えれば、倍率が何倍になっても気にすることはありません。
私は、よく、確率で語ります。
今回スカイプ生で、第一志望校の聖光学院に受かったお子様がいるのですが、
初っ端のテストで不合格でした。
そのときに、
「このあとも3勝2敗か4勝1敗で、すべて受かるのは難しいよ。第一志望校が受かればいいね。」
と伝えました。
受験生は1つ落ちると全否定されたようにショックを受ける場合があります。
そこを確率で考えて、
「全勝は難しい」、「行きたい学校の入試で勝てば最高」
という感覚を持って受験に臨んだ方が良いと思っています。
冒頭にも書きましたが、五分五分で1回目が不合格ならば、2回目は普通は受かるでしょう。
そう考えていかないと受かるものまで受からなくなってしまいます。
合格最低点をしっかり意識し、各科目何点まで失点して良いのかを計算して、
冷静に落ち着いて解いていくことを心がけましょう。
倍率が高いからといって難しくなるわけではありません。