復習主義の塾では予習は効果がないのか?

サピックスの話に限定しているわけではありません。

復習中心の塾はたくさんあると思います。

そのような塾で予習をすることはどうなのか?ということに書いていきます。

いままでもブログに数回書きましたが、このWEBサイトでタイサピについてのページをつくっていましたので、

ついでに書きたくなってしまったというところです。

タイサピのページはこちら

 

まず、ご理解いただきたいのは、復習主義というのは塾の都合です。

風が吹けば桶屋が儲かるというようにとらえれば、生徒さんの学力向上のためとなります。

予習をされて塾が困るのは

  1. 足並みが揃わない
  2. 授業を聴かない
  3. 解き方だけ身につける
  4. 予習の仕方が分からないという声が多数でる
  5. 復習をあまりやらなくなる

 

このようなところだと思います。

1が最も大きいです。

よく知っていたり、あまり知らない子が混在する集団よりも、何も知らない子の集団で授業をやった方がやりやすいです。

 

2はお子様の資質の問題です。

幼い子ほどそういう傾向があります。

授業を聴かなければ、徐々に成績は下がります。

 

3は時間の無駄と言ってもいいくらいです。

ここが予習の難しいところですが、復習にも時間の無駄と言いたくなる学習があります。

 

4は、いま書きましたが、本来は復習も難しいのですが、復習はやったつもりになれますが、予習はやったつもりになれないので、クレームのようなものがきます。

 

5は予習に時間が取られると復習が疎かになります。

しかし、予習は時間を割くものではありませんし、復習も効率よくやれば本来は問題はないはずです。

 

結局のところ、予習を正しくやって、授業もしっかり聴く姿勢で臨めば問題点はありません。

正しい予習のやり方は簡単です。

上記の3にならないようにするだけです。

解き方を覚えようとしないで、解き方を理解すればいいのです。

 

算数は、「解き方を覚えよう」という意識が強すぎる子がいますが、それは間違っています。

例えば典型的なつるかめ算で、つるとかめが合わせて30匹いて、足の数が100本だったとします。

面積図のやり方を覚えるのではなく、

もし、つるが30匹いたら、足の数が60本になるけど、実際はそれよりも40本多い

つるをかめに1匹代えたら、足が2本から4本に2本増える

40÷2=20匹代えればいいから、かめは20匹、つるは10羽

このような論理的な考え方を理解することが必要なのです。

この考え方を定型化してオートマチックに答えを出すということで解き方を身につけます。

「解き方」が先ではありません。

 

予習とは、この「解き方」を排除したものと考えればいいと思います。

答えが出るまでの流れは分かったけど、どう解けばいいんだろう?

この状態で予習終了です。

もちろん解き方まで身につけても良いですが、それが目的ではありません。

 

そのレベルの予習ならば、復習ができなくなるという言い訳はないと思います。

復習に時間がかかるという場合は、授業の理解力不足が原因です。

復習に時間がかかるから、予習ができないと考えるのではなく、

授業の理解力を上げるために予習すると考えるのが自然です。

 

サピックスでもどこの塾でも、現在の授業の吸収力が不十分な場合は、予習をした方が良いです。

サピックスのように復習主義と謳っている塾は、

担当講師に相談しても、アイデンティティーを守るためか予習の提案は絶対にないと思います。

利用者の立場としては、塾の方針よりも自分の学力向上が優先されるべきです。

 

ここまで読んでくだされば、決して予習を勧めているわけではないことはご理解いただけると思います。

あくまでも現在の状況次第でやるべきか不要かが決まります。

 

本来は、予習主義・復習主義なんてものはなく、

授業が1回目で、家が2回目となるか、

家が1回目で授業が2回目となるかの違いだけです。

 

最初が肝心ですので、1回目は低品質ではまずいです。

予習するのなら、その教材は優れていなければなりませんし、

予習しないで塾が1回目なら、担当講師が相当な腕利きではないと成り立ちません。

 

最後になりますが、もし私が塾を開くのでしたら予習主義にします。

それは対話式算数があるからです。

対話式算数の本編だけ読んできてもらって、いきなりテストから入り、その解説で終わります。

 

ありえませんが、ある塾に勤務して、対話式算数を使えない状況ならば、

間違った予習をする生徒さんが多くなりそうなので、復習派になると思います。

 

「予習主義」、「復習主義」、「両方」

どの方針の塾でも、予習の効果は同じですし、やり方は同じです。

予習の内容次第で効果が変わります。

予習主義の塾で予習しないのは絶望的ですが、復習主義の塾で予習することは次元の違う話です。

「予習したいなら、どうして復習主義の塾を選んだの?」と言う塾講師や保護者もいますが、

どうしてダメかの納得のいく理由を聞いたこともありませんし、理由はないと思うので、嫌味レベルの話です。

惑わされずに、お子様の状況を冷静に判断して作戦を立てるといいと思います。

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