難関中を目指す4・5年生の学習

難関中を目指す小4・小5の学習について10箇条

 

1.5年生の夏までは場合の数を重視していきましょう

継続的に場合の数を取り組み、場合の数が得意といえるレベルになっていると、その後の展開が見えてきます。

2.5年生の夏からは平面図形と比を重視していきましょう

5年生の間に場合の数と平面図形が強くなっていると、6年生からは、速さ、立体図形、数の性質という順に集中して学習でき、難関中に対応しやすくなります。

3.暗算は、4年生までは2桁×2桁までで十分ですが、5年生からは簡単な四則演算や逆算も練習すると効果的です

四則演算や逆算の暗算は結構頭を使います。つまり、数のセンスを磨くことができます。

 

4.たくさん解く練習よりも、1問を集中して考え続ける方が学力が高まります

難関中を目指すならば、量よりも質です。もちろん量もある程度は必要です。

5.解き方の手順を覚えるのではなく、解法の仕組みを理解しましょう

解いているとき、どうしてそれをしているのか聞いてみて、言葉のキャッチャボールをすることが理想です。

 

6.4年生は割合と比ができるようならば先取り学習は大いに有効です

割合と比は抽象的な概念がないと苦戦しますが、それがすんなり吸収していけるなら先取り学習も有効です。

 

7.5年生で、先取り学習をして全単元を終了したら、1か月単位でテーマを決めて取り組みましょう

全単元履修済みならば、平面図形と比、速さ、立体図形も取り組めます。

 

8.数のセンスを高める問題を継続的に取り組みましょう

難しい問題ではなくてもいいので(むしろ簡単な方が良い)、すぐに計算に進める典型題ではなく、頭を使う問題に取り組むと数のセンスが上がり、良い学習になります。

 

9.模試の結果を重視するよりも、難問をどれくらい取り組んでいるかの方が価値があります

偏差値がいくつかが気になりますが、どういう難易度の問題を正解できたかに目を向ける必要があります。それとほぼ同じ意味で、難問に対応できることが重要です。

 

10.既習単元を反復して忘れていないかチェックするよりも、重要単元の比重を高めましょう

中学入試では、難関中になるほど、重要な単元が得意かどうかがとても大切です。