算数教材塾・探求の大手塾の解説書「予習シリーズ」

予習シリーズを使って勉強している受験生はたくさんいます。
その生徒さんをオンライン指導で担当しますと、覚える算数になっているケースがとても多いです。
「この式を書いたら解ける」「この図を描いたら解ける」という身につけ方をする学習を覚える算数と呼んでいます。
ではどのように身につけたら良いのか?と思われると思いますが、私は「このような問題はこのような書き方をすると解ける可能性が高まる」というようにファジーに構えるべきだと考えています。
そのファジーさが懐の深さになり、応用にも通用するというわけです。
多くの塾の授業や、予習シリーズの解説では、覚える算数になりがちです。
どうして面積図をかくか、どうして線分図をかくか、どうしてダイヤグラムをかくかなどの記述を見ることがありません。
見様見真似で解いて、どうしてそういう解き方するのかを感じ取れる子はほとんどいないと思います。
覚える算数になるのが関の山ということになります
そうならないように、私が直接指導をしたい気持ちでいっぱいですが、書物の解説で、十分それは可能です。
「この問題はこう書いて、あとは答えが出るように頑張りましょう」という解説で、子供自身がその流れに乗ってよく考えて解く学習ができれば、ファジーな算数を身につけられると思います。
答えまで道筋が描かれていると覚える算数になりますし、全く道標がなければ正しく歩き出せません。
その中間を狙った解説が必要です。
たくさんの問題を解くよりも、覚える算数にならないような解説を聞いて(読んで)その単元の骨格を固めた方がプラスになると思います。
その意味では、予習シリーズは、特に5年生までは例題だけでも十分です。
算数教材塾・探求の大手塾の解説書で、どういうときにどうしてこの書き方にするのかということを理解して学力を高めてください。
当教材の大手塾の解説書「予習シリーズ」は、冒頭に解き方のフローを書いて、口語調解説で、言葉でフロー部分を補っていくスタイルです。
そのスタイルを採用したことで、覚える算数にならず、応用力が身につきやすくなっています。
たくさんの問題を解く学習で効果を発揮できない人は、大手塾の解説書「予習シリーズ」で、解き方を固める学習をご検討ください。
予習シリーズの解説との違いは、こちらのブログを参照願います
現在2021年版の小5上・下、小6上を揃えております(いずれも例題の解説のみです)
小5は2022年から改訂されていますが、2021年版と同じ例題が多いと思います。
小6は2022年と2021年は同一のものだと思います。