4年生から通塾がスタンダードですが、リスクがあります

小学4年生から通塾開始がベストではない7つの理由!

1.テストで高得点を取りたくて、覚える意識が強くなる

テストで高得点を取りたいという前向きな気持ちは、とても素晴らしいです。

しかし、点数を取るためには、手っ取り早く解き方を覚えて解く方が簡単です。

老若男女、簡単に結果を出せる方法が良いと考えがちです。

そこに落とし穴があります。

最初は解き方を覚えて解いたとしても、理系脳の子は、やがて、どうしてこの解き方になるのか、この計算で何を求めているのかを理解するところまで進みます。

文系脳の子は解き方を覚えた段階のままです。

小学生のとき受験勉強を頑張っても、中学生以降、数学で苦戦をする理由は、解き方を覚えただけの勉強になっているからです。

解き方を覚えただけの勉強とは「分数のわり算は、割る分数の分母と分子をひっくり返して、かけ算に変える」「台形の面積は、上底と下底をたして、高さをかけて2で割れば面積が求められる」というような身につけ方です。

どうしてそれで求められるか理由が分からないと、仕組みが分からないので、応用力に繋がりません。

テストがないと、理解しないと気持ちが悪いから理解しようとなりやすいです。

しかし、シビアに成績が出てしまうテストがあると「理解することは諦めても、なんとか覚えて点数を取らなければ!」というプレッシャーが強くなり、理解よりも結果に目が向きます。

そして良い結果が出れば、その行動で良かったと思い込んでしまいます。

点数の怖いところです。

理解を軽視する勉強が習慣になりますと、教わった解き方(公式)に当てはめるだけの解き方になり、算数が苦手となってしまいます。

大切なことは、問題を解けることでなくて、どうしてそれで解けるのかを理解しようとする姿勢です。

 

2.書き方が悪くてもチェックして矯正してくれない

受験算数は、実は、解くときの書き方がとても大切です。

長年指導をして、それに気がつきました。

良い書き方ができているかできていないかは、今後を大きく左右します。

書き方といっても計算式が書いてあればいいわけではありません。

多くの塾では、1人1人の書き方の指導までは管轄外です。

大切な部分がサービスリストに入っていません。

それならば、保護者が書き方の指導をしようとしても、ノウハウが無かったり、子供が言うことを聞かなかったりで、結構難しいです。

 

3.授業のペースが速くて理解できない

4年生や5年生は授業を聞く力がとても低いです。

受験算数はレベルが高く、聞き逃したり、ちょっと理解できない箇所があると、あっという間にまるで分からない状態になってしまいます。

塾から帰って家で勉強をするときに、保護者が1から教え直すケースはとても多いと思います。

とりあえず、次回のテストで点数だけは取れるようにして急場をしのごうという気持ちに親子ともになりやすいです。

また、ペースが速いと感じるということは、過度の負荷がかかっている恐れもあります。

負荷がかかりすぎると、基礎学力を築くことはとても難しくなります。

 

4.授業のペースが遅くて物足りない

上の3とは逆の悩みです。

塾は集団授業なので、授業が速いと思う子もいれば、遅いと思う子もいます。

もっと速くても大丈夫と思う子は、まわりに付き合うよりも自分のペースでグイグイ進めた方が学習成果が大きくなります

鍛錬の場では、自分にピッタリの課題をやれるかどうかが重要です。

 

5.保護者は、授業でどのように教わったか分からないので、上手くフォローできない

塾は、授業で理解することが前提なので、配付されている解説には、解き方が載っているだけというものが多いです。

その前提通りに授業でしっかり理解してくれば良いのですが、理想通り進めていくのは難しく、保護者が家でしっかり教えることが多くなります。

配付されている解き方が載っているだけの解説を見ても、教え方がピンときませんし、子供がノートに書いたものを判読するのも難しいです。

ましてや、塾の担当講師が配付されているものと異なる解法で教えていたら「塾の先生はそんな教え方をしていない!」と親子喧嘩になること必至です。

 

6.家庭学習の取捨選択が難しい

塾で用意される教材は種類も量も多く、全部やりきることはほぼ不可能です。

様々なレベルの塾生を対象として教材を用意しているからです。

取捨選択が欠かせませんが、子供の状況により、何が大切で、何は捨てても良いというものは異なります。

自信を持って、取捨選択をしているという方は少数なのではないでしょうか。

 

7.場合の数が重視されていない

難関中学を目指すならば、4年生や5年生では「場合の数」という単元が最も重要です。

難関中合格を目指している塾講師のほとんどは場合の数が重要だということが分かっています。

しかし、そのようなカリキュラムになっていない塾が多いです。

難関中学を目指す子だけを対象としているわけではないからです。

 

10時間勉強をするとしたら、下のようなイメージになっています。

  • 普通の子…場合の数以外の単元9時間+場合の数1時間
  • 難関中学を目指す子…場合の数以外の単元3時間+場合の数1時間+既習単元の難しい問題6時間
  • 難関中学を目指す子の理想の学習…場合の数以外の単元3時間+場合の数7時間

長い目で見たときに、場合の数に時間をかけるのと、既習単元の難しい問題に時間をかけるのではどちらが効果が大きいかという判断基準になります。

答に迷うことはありませんが、カリキュラムを全塾生共通としますと、既習単元の難しい問題に時間をかけざるをえないというのが実情だと思います。

 

私は、難関中学を目指していない子でも、場合の数が受験算数の基礎として重要だと思っています。

  • 普通の子の理想の学習…場合の数以外の単元7時間+場合の数3時間

場合の数は、書き出しの練習をすることで、計算式で何を求めているかをイメージしやすくなります。

また、整えて書く習慣もできます。

書き出しの練習で、その2点を身につけることが、受験算数の基礎になります。

 

小4対話式算数+LINE家庭教師

上に挙げました通塾の7つの問題点は、通塾無しで、当教材の小4対話式算数を学習し、LINE家庭教師(LINEのチャットを利用してのフォロー)で解消できます。

1.テストで高得点を取りたくて、覚える意識が強くなる欠点を解消する

理解することよりも覚える意識が強くなるテストは否定していますが、理解の確認、書き方の確認をするための演習問題は相応にやってもらいます。

各単元の導入は対話式の読み物風にしているので、理解することに意識が向きます。

順位が出たり、偏差値が出たりする刺激のあるテストは、スタート段階では避けることが重要です。

テストは、結果によってのクラス替えや順位や偏差値というものが悪ということで、理解できているかのチェックは必要です。

テストではなく、演習問題の正答率にこだわって欲しいと思っています。

その正答率で子供の実力は分かりますので、ご相談の際には、現況をきちんとお伝えし、お勧め学習プランをご提案いたします。

 

2.書き方が悪くてもチェックして矯正してくれない欠点を解消する

LINE家庭教師では答案をスキャナーか写真で撮っていただき、LINEで送っていただきましたら、書き方のアドバイスをします。

ここが最も力を入れているサービスです。 問題が解けるようになる(学力が上がる)書き方は確立していまして、ほぼ100%の生徒さんがその形で解くようになります。

 

3.授業のペースが速くて理解できない欠点を解消する

自学自習なら、この心配はありません。

 

4.授業のペースが遅くて物足りない欠点を解消する

自学自習なら、この心配はありません。

ペースを速めても対応できそうな子であれば、その旨をお伝えいたします。

速めても良いかどうかの判断はとても難しいですが、いままでの経験をもとに判断いたします。

ペースを速めて5年生の内容に進めるか、場合の数重視で行くか、それを半々くらいにするか、お子様の学力とご家庭の意向を考慮してご提案いたします。

 

5.保護者は、授業でどのように教わったか分からないので、上手くフォローできない欠点を解消する

使用教材の小4対話式算数は、子供でもかなり理解できますが、大人が見ましたら、ほぼ100%理解できると思います(「文系の親でも理解できた」という声を多数戴いております)。

親子で同じ教材を見ることになりますので、とてもフォローしやすくなります。

フォローが難しいところがありましても、LINEでお伝えくださいましたら、フォローの仕方もアドバイスいたします。

 

6.家庭学習の取捨選択が難しい欠点を解消する

お子様の答案の内容から、お勧め教材、不要な教材のアドバイスを差し上げます。

教材選びで迷うことはございません。

 

7.場合の数が重視されていない欠点を解消する

当教材は、場合の数はとても充実しています。

難関中を目指せそうな子には、必要十分な練習をしていただきます。

難関中を目指していない子にも受験算数の基礎力向上として、場合の数をお勧めします。

 

学力向上に大切なこと

難関中学にたくさん受かっている進学塾に通うことではありません。

良い教材を使ってできるだけ難しい問題を解くことです。

これは難関中学を目指す子だけではありません。

算数が苦手なら、難しい問題ではなく、簡単な問題だけしっかりやれば良いというアドバイスはよく聞くと思います。

私は長年の塾講師や家庭教師で、このアドバイスが子供が伸びない最大の原因だと思っています。

こんなことを書くと、「算数が苦手で難しい問題ができるわけがない!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、時間軸で考えていないとそのような印象になります。

 

例えば小学4年生が、小学1年生の教材を見ましたら、応用問題も軽々と解けると思います。

このことから、算数の得手不得手というのは、能力の優劣ではなく、論理的思考力の発達の早さに起因しています。

あまり大きな声で言うのは憚られる風潮ですが、一般的に早生まれは不利です。

したがいまして、算数が苦手だから簡単な問題を学習するという考えではなく、算数が苦手だから、教材の使用時期を変えるという考えに切り替えますと、大きくその問題点は解消できます。

集団授業でなかなかついて行けず理解不十分だけど、テストの点数だけは取りたいということで質の低い勉強を続けてしまうと、辛い受験勉強生活が待っています。

小学生の間だけならともかく、質の低い勉強姿勢が身についてしまうと、それがずっと響きます。  

集団で一斉に勉強することの無理を行動に変えることが大切だと思います。

 

5年生から通塾開始がベスト!?

ここまで通塾のリスクを書いてきました。

とは言いましても、正直に申しまして、学力向上だけを考えるならば、ずっと自学自習で自分のペースで進めていくことがベストですが、保護者のストレスが増したり、子供のモチベーションが低下する恐れがあります。

その場合は、その時点での入塾して刺激を受けるのが良いと思います。

私も、ずっと最後まで塾に行かない方が良いという意見ではありません。

塾に行きたくなったら行くことが良いと思いますが、上に挙げた7つの理由にように、通塾はマイナス面があります。

マイナス面を防御できる体勢を入塾前につくってから、通塾を開始した方がローリスクハイリターンになります。

もちろん、塾に行かなくても十分楽しい勉強ができているという子は、そのまま最後まで通塾しなくて良いと思います。

小4対話式算数で学習して、5年生まで塾に行かず自学自習で、新6年生のサピックスの組分テストで偏差値60以上を取って入塾したというケースも何件も見てきました。

発達がやや遅いという状況の子ではなくても、4年生の間は塾に行かず勉強のスタイルをしっかり固め、新5年生から通塾開始というのが、最も学力を高める新スタンダードな作戦だと思っています。

4年生は自学自習で、5年生から入塾という新スタンダードな作戦で行きましたら、4年生の間は、算数中心で良いと思います。

算数オンリーでも大きな問題はありません。  

この記事は私が書いたよ!

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