タイトルだけでは誤解を与える恐れがあります。
有名なインフルエンサーだと、ここだけ切り取りされて炎上するかもしれません。
最後まで読んでくださいますと、突飛な意見ではないことが分かると思います。
まず、一般的には家庭教師をつけるというと、高度な学習内容になる6年生だと思います。
いろいろな思惑で5年生からつける場合もありますが、1番つけたい時期は6年生になってからだと思います。
そこを否定しているわけではありません。
また、Twitterなどで生の声を聞きますと、最難関中学合格のためならば、ある程度お金をかけてもいいけど、そうでないなら、そこまでお金をかける必要がないという意識の方が多いようです。
これは個々の考え方なので、肯定も否定もしません。
1対1で会話していても、このような生々しい会話は出てこないので、TwitterなどのSNSが最も本音を見られるのではないかと思います。
この家庭教師をつける時期と、最難関を目指すなら予算増額というのがアンバランスかと思い、今回のブログを書くことにしました。
その2点を両立する方法は、まず、4年生で家庭教師をつけ、難問をどんどん解いていくことです。
もちろん家庭教師の代わりに保護者のフォローでも良いのですが、教えるのではなく、ヒントを与え続けて、難問に対する思考の流れを体験しながら育成する方法をとることが大切です。
ヒントを与え続けることは簡単ではありませんし、家庭教師でもそういう概念はなく、答えまで説明を続け、教え込んでしまうスタイルの方もいると思います。
家庭教師を雇う場合は「子どもの力で答えが出るまで、ヒントを小出しにして出し続けてください」という依頼の仕方が、最大のポイントになります。
そこで快諾しない場合は、そのような指導概念がないため、思考の流れを体験しながらの育成はできません。
正直に書きますと、4年生で難問に対する適性がない場合は、最難関中学は不可能です。
よく「偏差値が○○アップして最難関中学に合格した」という文字を見ますが、成績が低くても難問に対する適性が不足しているとは限りません。
成績に関係なく、難問を正解にできなくても、対応はできているというケースだと思います。
4年生の間に、難問を解くための思考の流れを身につけたら、5年生から、あるいは6年生から、自力で難問に取り組む作戦に変更しても良いと思います。
難問に強くなるためには、自力で問題を解かなければならないことには変わりありません。
自力で難問を解いて、解説を見て十分吸収できる体勢になっていれば、家庭教師は不要です。
例えば、5年生の夏くらいから家庭教師をつけて最難関中学を目指そうかなと考えていましたら、1年半の間、家庭教師を雇うことになります。
それを4年生の1年間、家庭教師をつけて、その家庭教師がとても良かったならば、一旦中断し、6年生夏から再度お願いすると確約して、残り半年をその家庭教師の指導を受ければ、これも1年半の間、家庭教師を雇ったことになります。
最難関に行けそうか行けなさそうかは4年生の段階で分かりますし、行けなさそうならば、4年生の間は予算がかかってしまいますが、5・6年生で塾の授業は最低限にするなど予算を抑えることができます。
難問に対する思考の流れが身につけば、しばらくの間、あるいは最後まで自力で難問を取り組んで力をつけることができます。
冒頭の一般的なニーズを考えると、4年生の1年間限定で家庭教師をつけて、難問の適応力を判断し、思考の流れを磨くことが最適解だと思います。