GWの勉強を充実させる具体例

5月5日こどもの日です。

有給で大型連休にしているサラリーマンでなければ、今日で連休は終わりと思うか、8日の日曜日までなんとなく連休気分が続くか、個人差があると思います。

GWが始まる前にGWの勉強の仕方などを書いても良かったですが、まもなく終わりというこのタイミングでGWの学習を考察・総括し、それを夏休みの学習などに生かすことも大切だと思います。

 

6年生はGWを遊びも充実させるか、勉強をしっかり頑張るか、判断が分かれるところです。

個人的には、上手いプランを考えて実行すれば、遊びと勉強は高いレベルでバランス出来ると思っています。

それは夏休みも同じです。

朝から夜まで勉強しても、体力はつきますが(頭も体も)、学力面では時間が長くなるほど学習効率が下がり、時間の長短は学力には影響しません。

頑張っているから偉いという根性論に近いものだと思います。

 

個人的な話ですが、昨年くらいからマイカーでサーキットを走ることを復活し(本気組ではなくストレス発散程度ですが)、先月に20年以上前の中古車を買って、それで楽しく走っているのですが、1日に90分も走ったら、それ以上走っても、集中力が切れ、目的意識も薄れ、ただ惰性で走るだけになり、車の場合は事故を起こす恐れもあり、消耗品が恐ろしいほど消耗してコストもかかるので、1日90分以上は無駄と考えています。

勉強も、時間の長さはサーキットの走行時間とは異なりますが、状況は全く同じで、長い時間になると、集中力が切れ、目的意識も薄れ、ただ惰性で問題を解いたり、解説を読んだり、解説を聴いたりすることになり、無駄な時間を過ごしていると言えるのではないでしょうか。

車と違って事故にはなりませんが、その代わり、質の低い学習姿勢が身について、将来的にも悪影響を生む恐れはあります。

 

ここで、スカイプ指導の生徒さんの一例を挙げます。

GW期間は4月29日から5月8日の10日間としていて、中学への算数のレベルアップ演習を1日2枚課題にしています。

レベルアップ演習は1年間で全36枚ありますが、この10日間で20枚を取り組みます。

よく、大雨が降るときに、1年間の雨量の何分のいくつ降ったなどと表現をすることがありますが、そう表現したくなるくらいの量です。

もう少し詳しく書きますと、20枚というのは、重要と思えるテーマ6つに絞ってそれを3~4サイクル回すという流れです。

選ばれた重要テーマを3日に1回学習していく感覚です。

学習効果があるかどうかは、書くまでのこともなく絶大です。

  • その子が少し背伸びするくらいのレベル
  • 問題の質が良い
  • 課題をスケジュール通りに取り組む
  • できない問題を次に繋がるように理解していく

この4点が揃わないと最大の効果にはなりませんが、それができれば大幅に学力は上がります。

せっかくGWに勉強をするのでしたら、結果に繋がるものをやらないと、想い出作りにしかなりません。

 

学校のない期間は、上記のような学習ができるチャンスですので、「塾の特訓講座は出た方が良いですか?」と聞かれましたら、私は「効果的な学習内容になっているかどうかで判断すると良いと思います」と答えています。

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