難関中学を目指さないならばリーズナブルに受験勉強できる

中学受験の勉強は、4年生からカリキュラムが開始するのが一般的です。

1~3年生から通塾している子もいますが、4年生から本格的なスタートとなると思います。

費用は4~6年生の3年間で200万円はかかると言われています。

ぐんぐん値上がりしていて、いまでは200万円どころではなく、300万円近くかかるのではないでしょうか。

 

しかし、難関中学を目指す上位クラス生ならば、良いライバルとなるクラスメイトがいて刺激があり、講師から理解しやすくなるヒントを与えられ、学力向上となる重要ポイントを伝えられ、授業での理解も早いため、講師の知的な雑談があったり、授業料分の価値があると言えますが、中堅クラス以下は授業料に見合ったサービスを受けているとは思えません。

そんなことは分かっているけど塾に通うしか選択肢がないと思われている方がほとんどだと思いますが、塾に行かないと中学受験できないというものではありません。

受験業界自体、少ないパイを確保したいということで、塾に行くのが当然という雰囲気を作っていますが、そういうことはありません。

 

特に、今回のタイトルの通り難関中学を目指さないならば、通塾が必要かと聞かれれば不要と答えます。

まったく塾に行かないと不安になることもありますので、新6年生頃から通塾生活をスタートさせても良いと思いますが、それも不安になるという心理的な理由です。

タイトルに「難関中学」と書きましたが、四谷大塚80偏差値を見ますと、ここでは偏差値60以上を難関中と定義します。

男子中は偏差値55~60も難関中に近いですが、男子の55以下、女子の60以下ならば、難関中向けの勉強は不要です。

こういうことを書きましても、塾に行っている受験生と同じ土俵に立つと勝つのが難しそうな気がするかもしれませんが、塾で解き方を覚える質の低い学習をやっていましたら、そこでアドバンテージはできません。

かえって考える問題に通用しないというスタイルができてしまう恐れがあります。

 

スカイプ指導で、塾に行ったことがないという新6年生の指導を開始することがたびたびあります。

「5年生まで予習シリーズを独学でやっていた」「5年生まで当教材の対話式算数を独学でやっていた」というパターン以外は経験がありません。

前者の予習シリーズは、力がある子はできますが、解き方を覚えているだけという印象の子が多いです。

「理由は分かりませんが、解けます」という言葉をよく聞きますが、それでは今後に繋がっていきません。

一からやり直すことになります。

いままでの学習が意味を成していないことになります。

ご家庭の立場からすると、仕組みが理解できず解き方がしっくりこなくても、せめて覚えていけば道は開けるということで頑張っていると思いますが、その頑張りは無意味です。

そこが勉強の難しいところです。

辛くても一歩ずつ進んでいくというのは勉強には当てはまりません。

納得して仕組みを理解できるかどうかです。

時間をかけて努力すれば報われるわけではなく、正しい勉強をしないと効果がありません。

後者の対話式算数は、なぜか、解き方がみんな丁寧です。

丁寧に取り組める子が対話式算数を好むのか、対話式算数を使っていけば解き方が丁寧になるのかは何とも言えませんが、明らかに予習シリーズ組の生徒さんとは異なります。

解き方が丁寧ということは仕組みを理解する行動ができていると言えます。

 

そういった実績から、対話式算数を5年生まで取り組んで、新小6から通塾を開始すれば十分通用すると考えています。

難関中学を目指さないならば、背伸びして無理して、結果的に理解の伴わない無意味な勉強を避けたいです。

そのためには、特別に出来る子でなければ、5年生で小4対話式算数をスタートすればちょうど良いです。

4年生の間は、算数は計算(百ます計算を暗算で解くことを推奨)と場合の数だけで十分です。

6年生になって、小5対話式算数をメインで使うのならば、通塾開始は6年生9月からでも良いと思います。

定員いっぱいになっている人気塾への入塾は難しいかもしれませんが、そういう一部の塾以外ならば、それなりの学力があれば入塾はできます。

 

このプランは予算を下げるための廉価版というわけではなく、学力を身につけることを第一と考えても、有力なプランになると思います。

そう言いたくなるほど、塾の中堅クラス以下は覚える算数に終始しています。

テストの解答欄に正答を書くことが正義となっているせいか、解き方もひどい子が多いです。

点数を取ることよりも、仕組みが分かる書き方をして、それに条件を書き入れていくことの方がはるかに大切です。

それができないくらいレベルの高い問題ならば、点数を取れるように解き方を覚えるよりも、時期尚早として先送りした方が、効率の良い学習となります。

テストの点数で競って学力を高めるというのは、得意なものを楽しみながらやる人向けです。

150点満点で、4割も取れないならば、楽しいわけがありません。

8割以上取れてようやくゲーム感覚となり、競争の楽しさを感じられるのではないでしょうか。

 

難関中学を目指さないならば、5年生から受験用の小4の学習を開始し、質の高い学習を構築することが合格への近道です。

結果的に、費用も大幅に節約できます。

大変失礼な物言いですが、分相応の学習をすることが学力向上に繋がります。

塾で難関中学を目指す子と同じカリキュラムで進むことは無茶苦茶です。

クラスによって扱う問題は異なるとは思いますが、難度だけでなく、スピードも変えるべきです。

いっそのこと、学年を1つ下げることが最もやりやすくなる作戦です。

簡単な浅い問題だけを解いていく学習ではなく、扱う学年をずらして、浅くない学習をすることがポイントだと思います。

人間、それほど能力差がありませんが、発達が早い遅いがあります。

分からない状態で進んでいったり、分からなくても覚える算数で対処していったりしたら、取り返しがつかないことになります。

学習の深さはそれほど変えずに、1つ下の学年の教材を取り組むことが難関中学を目指さない受験スタイルとして、最も有効な作戦だと思います。

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