学力の上がる指導方法

家庭教師は2つのタイプ

家庭教師は大きく分けて2通りあります。

  • ヤル気のある生徒にテクニックの伝授
  • ヤル気のない生徒にヤル気になるように指導する

後者は、私は苦手ですし、そのために高額の指導料を払うのはもったいないと思います。

プロ家庭教師よりも熱い学生の方が向いているかもしれません。

自分の体験談を上手く語って、なんとなくその気にさせる学生さんなどがいそうです。

ヤル気の無い状態からヤル気になることを目指しても良いですが、等身大で進むか、受験をしない選択もありますので、家庭の方針次第だと思います。

私は前者、いわゆるテクニックの伝授を売りにしています。

 

テクニックの伝授の仕方もいろいろ

テクニックの伝授を売りにしているといっても、「この問題はこう解くんだよ」と教え込むことを重視してはしません。

もちろん生徒さんの性格によります。

「先生の真似をするのが一番!」と思ってくれている生徒さんには、早めに私のスタイルで教えます。

とにかく自力で解きたいという生徒さんには、どんな解き方をするか、お手並み拝見しまして、アドバイスを控えめにします。

生徒さんによって方針を大きく変えていますので、端から指導の光景を見比べたら驚くかもしれません。

サピックスに入社したときに、社長に「算数ができる人には、問題さえ与えておけばいい」と言われたことが、心にどっかりと置かれているようです。

 

なかなか自力で解けない人には、「ダメ?説明しようか?」というタイミングが早かったり遅かったりしますが、できるだけ自力で解くことを促します。

  • 字の大きさをそろえて書いた方がいい!書き直し!
  • 縦にきちんとそろえて書いた方がいい!書き直し!
  • 図が小さくて考えにくいよ!書き直し! 
  • 小さい順から書き出した方がいいね!書き直し!
  • 筆算が小さすぎだよ!書き直し!
  • 余白は左上から書こう!書き直し!

というように、ネガな部分は直してもらいます。

お子様の手が止まった場合は、

「相似を使いたくなるでしょ?」

「等しいというのは、算数では真っ先に注目してそこから解き進めて行くんだよ」

などの一言で、そのあとの自力に期待します。

 

糸口を見つける力を育てたいです

このように、注目する点を手短に伝えたり、解いていくときの欠点を矯正するのが最も効果がある指導だと考えています。

これは、家庭教師が10人いたら、10通りとは言わないまでも、かなりの数があると思います。

家庭教師をお選びになる際には、その講師が、どういうことをモットーとしているかを把握することが大切だと思います。

解いているときに、考えが止まってしまっても、 こういう指導を受けていれば、 次の一手が自分の力で見つけられる可能性が高まります。

私が、このような指導法が良いと思うのは、 車のサーキット走行で、 プロの運転する車の助手席にいくら座っても すごいな~ と感心はしますが、真似はできないからです。

それよりも、自分で運転し、プロに助手席に座ってもらって、 操作のタイミングとか、メリハリの大きさとか、 あるいは走行後、何がいけなかったのかを聞いた方が、 上達すると思っています。

それの勉強版です。

 

この考え方に共感された方は、 家庭教師をつけている、これからつけようとしている場合は、 教え方の上手さより、 お子様が解いている最中に、講師から的確なアドバイスをもらっているかどうかを見ると良いと思います。

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