3年生に書き出しをお勧めする理由

3年生の学習について、計算(暗算)重視と、知育グッズの2回ブログに書きましたが、今回は、算数教材塾・探求が特に強くお勧めしています、書き出しについてです。

サピックスで働いているときに3年生の授業をしたこともありますし、他の塾でも3年生の授業をしたことがあります。

いろいろなことをやりましたが、効果がなさそうなことばかりでした。

最も長く働いた川崎の塾でも、3年生の授業を担当した初年度は、教材は前年度のものを踏襲しただけでしたので、そのときも、ただ生徒を集めて1時間拘束しているだけのようでした。

 

次年度も担当になり2年続くことになったとき、これはしばらく続くかも?という予感がありましたので、思い切って自分でつくることにしてみました。

題材はいろいろ入れてみましたが、やっていく間に、書き出し(場合の数)の比重を高めた方が授業効果が高く、充実することが分かってきました。

 

さらに次の年も担当になりましたので(3年連続)、大胆に、書き出し中心の教材に変えました。

規則性も平面図形も立体図形も書き出しにアレンジしました。

そのあと、何年も担当することが続きましたが、その教材からほぼ改定することなく、進みました。

筑駒や開成や桜蔭に行ける生徒さんが特に興味を示して、授業中に汗をかくくらい気合いを入れてくれました。

これはもう鉄板の教材と認定しても良いと思います。

算数教材塾・探求の小3グランプリ算数単元別のルーツはもちろんそこです。

そういえば、百ます計算も時間を計って本気で取り組むと、汗をかけると思います。勉強で汗をかける子は伸びます。

勉強のひとつのキーワードは汗といってもいいです。

 

よくよく考えれば、書き出すためには、丁寧な作業、端から順序正しくやる、整えて書くという要素が求められます。

この要素は他の単元にも生きます。

最近、私は式を書いて解くことが、問題を考えにくくするマイナス要素だと思っています。

式を義務のように書いていくより、できるだけ暗算して、表に結果をまとめていくようにした方が、考えやすくなります。

それも書き出しに通じるものがあります。

 

4年生になると、場合の数は計算で解くことが多くなりますが、和の法則、積の法則を間違える人が多いです。

もっと酷い例だと、父母、兄、弟、妹が横一列に並び、兄か弟か妹が真ん中という条件があったとします。

○○兄○○と書き、4つの○に入る人は4×3×2×1=24通りになります。

そのあとです。

真ん中は兄じゃなくても、弟でも妹でもいいよと言います。

すると2つ追加ということで、24+2=26通りにしてしまう生徒さんがいるのです。

イメージ不足です。

この状態ならば、基礎といいますか、書き出しに戻るべきですが、そんなことをしていたら塾の確認テストで良い点数がとれません。

私が講師ならば、確認テスト度外視で書き出しに移りますが、多くの講師でしたら、確認テストを無視しないと思います。

 

よく、場合の数は難しいという声を聞きますが、理由は簡単です。

イメージが湧かないのに、なんとなく計算して合っていたりするから、地に足がついていない状態が普通だと思い込み、何が何だか得体の分からない単元だと思うからです。

書き出ししてイメージが湧くようになれば、そのような感覚は相当薄れます。

 

算数教材塾・探求の教材では、小4集中場合の数というまずまず売れている教材があります。

基本のAと標準のBという2つのレベル構成ですが、しばらくはAの半分は書き出しです。

4年生になっても、書き出しは続くというわけです。

それを3年生でやっておいた方が、効率よく進められます。

 

今年、初めて3年生をスカイプ指導しました。

教材は、算数教材塾・探求の3年生用の書き出し教材です(小3グランプリ算数単元別)。

手取り足取り教えることなく、お子様の様子を見ていることがメインですが、小さい順から書く、抜けがないように書くということが日増しに成長しています。

こういう練習をやらなかったら、ずっとできないままだろうと思います。

 

現在は4年生の集中場合の数のAをやっていますが、これが、計算(暗算)以外で考えたとき、先取り学習を選ばないパターンでは、3年生の英才教育だろうと確信しています。

 

場合の数は、最近は、再び難関中学のメインとして脚光を浴びていますが、だから、低学年から書き出し練習をやるわけではありません。

他の単元に生きるからです。

そもそも中学入試でメインを張っているということは、場合の数ができる受験生は、中学以降でも伸びるのではないでしょうか?

それと同じような考え方だと思います。

 

算数に関しましては、「本格的な先取り学習」「2桁×2桁などの暗算」「書き出し練習」が正攻法で、そのいずれかをしっかり取り組んで欲しいと思いますが、勉強以外は「話をじっくり集中して聴く」「本を読む」「外で走り回る」「絵を描く」「ものを組み立てる」「お手伝いをする」という小学生らしい行動も重要です。

小3や小4から入塾したときに、落ち着いて席に座り、落ち着いて講師の話を聴く子の方が伸びます。

そういう基本動作を躾けることが低学年では必要だと思います。

 

3年生ともなると、そろそろ理社を意識したものを与えても良いと思います。

昆虫や動物に興味を持ったり、地層や月の満ち欠けに興味を持ったり、川や山や海に興味を持ったり、都道府県に興味を持ったりなどです。

学習成果を目指すというより、どんなことに興味があるんだろう?とお子様を知ることが目的です。

 

これで3年生3部作は終わりです。

3年生は計算を鍛える学年

低学年向け算数をできるようにする方法

次回からは4年生の学習について書いていきたいと思います。

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