今年度から、スカイプ指導では、積極的に「中学への算数」を教材にして指導しています。
理由は、自分で単元別にそのレベルの問題を探すのが大変で、中学への算数を使うと、お手軽に単元別の良問を集められるからです。
いろいろなレベルのお子様で使えます。
最新版は書店で購入できますが、旧版はメルカリかヤフオクで購入しています。
「書き込み無し」・「書き込みが少ない」というものを買っていますが、想定範囲内で書き込みがある場合があります。
例えば4~9月号までの6冊セットなどを買いますと、書き込みがある場合は、たいてい4月号や5月号です。
4~7月号まで綺麗で、8月号や9月号が書き込みがあるということはいままでありません。
4~9月号まで満遍なく書き込みがあるということもありませんでした。
これは、使ってみた結果、途中で挫折し諦めたということだと思います。
どうして挫折するのでしょう?
その理由は簡単で、問題のレベルが高いからというのと、解説が生徒目線でないからです。
余談ですが、塾講師時代、予習無しで授業に行くことをボクシングにならい「ノーガード」というような言い方をしていました。
分かりやすい解説書があると、ほとんどの問題はノーガードで生徒さんに説明できます。
現在スカイプ指導で中学への算数を使うとき、難しめの問題は予習しています。
問題を選ぶ際に必要だからというのが理由ですが、もし、ノーガードで生徒さんに説明するとしたら、中学への算数の解説では無理な問題もあります。
言い換えると、良い解説ならば、問題を選ぶ際に、解説を読んで問題を選ぶことができ、もの凄く楽になります。
志望校合格を目指し前途洋々で取り組み始め、しかし、途中で挫折する生徒さんが多いと思いますが、上記の通り、多くの生徒さんに使える問題集です。
使えると言っても、問題を個々の生徒さんに合わせて選び抜くことが前提です。
問題ごとに難度が載っていて、AとCは役に立ちますが、Bが多すぎて、もう少し細分化しないと、やりにくいと思います。
いろいろと中学への算数の批判めいたことを書いてしまいましたが、お伝えしたいことは、生徒さん一人で取り組むのはきつい問題集ということです。
しかし、しっかり取り組めば、間違いなく力が付きます。
そこで、「中学への算数使用限定」の家庭教師を2020年2月から始めたいと考えています。
それ以外の生徒さんの指導をやらないわけではありませんが、指導の優先順位としましては、次のようにさせていただきます。
- 5年生の間にトータル50時間以上指導を受けている方
- 対話式スカイプを受けていただいた卒業生からご紹介された方
- 中学への算数使用限定の方
- 一般の方
レベルはサピックス偏差値50以上の生徒さんならば十分に使えますが、塾のフォローは行いません。
個々の生徒さんに、志望校と学力を鑑みまして、最適な単元をご提案いたします。
日々の演習と発展演習で1ヶ月で25~30問ありますが、そのうち、やるべき問題は、お子様によっても若干異なりますが、10問くらいだと思います。
問題を3~4割に絞り込んで、且つ、最適なヒントを与え、中学への算数よりも理にかなった解説をするということを基本コンセプトとします。
効果は上がり、時間は大幅に削減できるという理想的な状況になります。
中学への算数を一人でバクバクやっていく「算数おばけ」と呼ばれるくらい恐れられている生徒さんでしたら必要ありませんが、多くの生徒さんの役に立つ講座になると思います。
5年生は不可とさせていただき、新6年生の2月1日スタートといたします。
週1回か週2回のどちらかで、1回1時間の指導を基本とします。
1回の指導料は税込8000円といたします。
8000円と記されておりますと、高いように感じる方が多いと思いますが、指導時間前に問題を解くことも可能ですし、中学への算数使用の場合は、そちらの方が良い流れになりやすいと思います。
事前に問題を解くことは、標準的な2時間で請け負う家庭教師でもできると思いますが、2時間予習し、2時間の解説授業はスケールが大きすぎて、効果はどうか分かりません。
スカイプ指導ならば1時間の指導なので、事前に1時間演習で、1時間の解説授業で上手くはまります。
2時間家庭教師が、指導中に問題を解いてもらうシステムにしていましたら、指導時間が半分で同等の効果となります。
つまり、指導単科4000円で2時間指導と同じようなものだと理解していただけましたら幸いです。
中学への算数を使って難関校に合格をしたいけど、一人で効果的に使うのは厳しそうと思われる方に、是非、受講していただきたいと思っております。