早稲田アカデミー中学入試報告会2019に行ってきました

早稲田アカデミーの中学入試報告会に行ってきました。

最初の30分は中学入試の総括です。

東京の子供の数が増え、受験率も高くなっているので、厳しい受験になり、今後も子供の数が増えていることから、さらに厳しさを増すそうです。

3日や4日の学校の難度の予測が難しく、想定外の不合格が多かったらしいです。

次年度は、受験パターンを組むときに、塾側からとてもシビアなパターンを提案されそうです。

個人的には、こういうときこそ、強気で行くべきだと思いますが、心理的になかなか難しいと思います。

 

3年前は、東京・神奈川・千葉・埼玉の国私立中学の総定員が47000人で、2月1日午前の受験者数が43000人で、いわゆる全入状態でしたが、いまは、ほぼ同数だそうです。

人気のない学校は全入になりますので、人気のある学校は厳しくなるわけです。

 

午後入試の受験率は44.5%だそうです。

個人的には、午後に魅力的な学校があるのならば仕方がありませんが、午前だけで勝負の方が良いような気がします。

「あるから受ける」「みんな受けているから受ける」という考えになりがちですが、翌日の万全な体制の弊害になるケースもあり、再考すべきだと思っています。

今後、さらに受験率は上がると予測されていました。

 

偏差値にとらわれない学校選択が目立ち、気に入っている受験を受けているが故、1日・2日の合格校への進学率が高く、3日や4日の2次試験以降が厳しくなったそうです。

私は、特に女子は1日校が本命であることが多く、1日に第2志望校を抑えて、2日のチャレンジ校に合格というパターンが減っているだけのような気がしています。

難関校の入試問題が洗練され、勢いで受けに行っても受からないということではないでしょうか。

言い方を換えると手堅い受験パターンを組む受験生が増えていると思います。

また、桜蔭の辞退率が増えているのも、偏差値にとらわれない学校選びといっていましたが、それは渋幕を選ぶ人が増えただけだと思います。

千葉先生の話はとても良いのですが、ところどころ違うかなという部分はあります。

とはいえ、サピックスのような、延々と定員に対する含有率の話を得意げに語っていくような無用な話ではなく、有意義な話が次々と繰り広げられています。

 

付属や半付属の人気が相変わらず高いそうです。

大学入試が不透明という理由だけでなく、大学の施設を使ったりできる利点があるなど教育内容に魅力があるそうです。

私も大学まで私立という予算があるのなら、中学から付属が良いかもと思ってしまいました。

 

受験生が増えたというのは、A~Eの5段階の3番目らしいです。

偏差値50くらいだと思います。

逆に、それより上の女子が減ったそうです。

魅力的な学校が少なかいのでしょうか。

 

ここから、変な方向に話が行ってしまいました。

開成・筑駒・灘・桜蔭は、掲示板での合格率よりも早稲アカ生の方が合格率が高いそうです。

また、特待は内部生にも同条件で出しているからフェアと言っていました。

 

これは詭弁です。

特待生を抱えている以上、合格率が高いのは当たり前です。

とりあえず内部生のみの合格率で語って欲しいです。

フェアならば、どうして特待生制度があるのでしょう?

内部生に魅力を与えるためでもありますが、現状では他塾の上位生を引き抜くためといって良いと思います。

サピックスの牙城を崩すために、それが必要ということだと思いますが、いくらフェアなどと言っても、そのような汚い過程は理解されないと思います。

開成や桜蔭の純粋な内部生の合格者数は、一般の方が想像するよりも遙かに少ないのではないでしょうか。

 

他塾では○○中を諦めなさいと言われた生徒がNNを受講し、逆転して合格させたなどの話もありました。

諦めず受験して不合格になって、後悔している例もあるはずです。

最後の開成のあたりからの話で、いままでの良い話が台無しになってしまったと個人的に感じました。

 

国語は物語のマイナス心情や、説明文の現代社会のマイナス面を読み取ることが大切らしいです。

読書などで、知らない世界を疑似体験して、マイナス心情となるような非日常に触れることに加え、お手伝いをさせて、マイナス体験を経験させるべきと言っていました。

受験生は王子様でもお姫様でもないといっていました。

読書は小6後半までは、好きな本で良いと言っていました。

6年生後半から、マイナス心情の本を受験対策として読みなさいというニュアンスだったかもしれません。

 

読解は、設問とキャッチボールだそうです。

抽象的で分かりにくいですが、補足条件などのルールを守って書くということだと思います。

補足条件などの付録部分を先に書くと書きやすいと言っていました。

 

テキストの言葉と生活の言葉が両方大切らしいです。

私は生活の乱れた言葉は学問には不要だと思っていますが、中学校の先生もいろいろな人がいますので、いろいろな問題が出るのでしょう。

 

緊張して大人と話すと良いそうです。

フレンドリーな講師が多い早稲アカの欠点を露呈したかなと思ってしまいました。

 

語彙だけしっかり覚えても役立たないそうです。

言葉の中で生きた状態で身につけるべきと言っていました。

とても良い話で、力量のある国語講師でしたが、思い返してみると、このくらいのことしか思い出せません。

 

算数です。

典型題の習熟度を試す問題が多いですが、会話文の問題で自分の考えを記述したり、その場の思考力を試されたり、論理的な思考力を試される問題もあるそうです。

思考力は、過去問で対策すれば良いそうです。

過去問を始めるまでどういう対策をすればいいかは触れていなかったと思います。

自分の考えの記述も、採点の関係でそれが主流になることはないし、その場の思考力は難しくなると、合否は分けないと言っていました。

反復学習では思考力はつかないそうです。

 

論理的思考力の問題は(1)の作業の問題と(2)の作業の問題で、その連続性をつかみ、一般化することが大切だそうです。

典型題の習得だけでは厳しいそうです。

6年生夏まで全分野満遍なく取り組み、それ以降、難関中学の頻出分野の数と図形の対策をすればいいそうです。

 

本当かな?と信じがたい内容が多かったです。

配付された資料をしっかり読んだ方が、伝わりやすいような気がします。

 

社会は「キクチゲンゴは西郷さん」に当てはめていろいろ語っていました。

私はそういう奇をてらった説明があまり好きではないのですが、一般の保護者には好評なのでしょうか?

時事問題は幅を持たせ、特に災害は数年に及んで出題されるということと、普段から資料を見るということくらいしか記憶に残りませんでした。

来年は「新幹線」だそうです。

社会科チームで、こういう名前を練っているときが一番盛り上がっていそうです。

 

理科は学習指導要領がまもなく変わるので、そこで新しく入る分野は要注意だし、なくなる分野も引き続き要注意だし、高校入試の内容も入ってきているから、そういう対策もしなければならないし、とにかく大変だそうです。

それを真に受けたら、理科の学習が最も多くなってしまいそうです。

時間が押しているからか、途中からとても早口での説明になり、早稲アカ特有の語尾のイントネーションになり、そっちばかり気になってしまいました。

 

四谷大塚やサピックスよりも全体の総括が役に立つ内容が多かったので、初心者が1つ行くなら早稲田アカデミーだと思います。

しかし、スクリーンの字が小さく薄く、まるで役に立たなかったのが、会の印象につながってしまったかもしれません。

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