四谷大塚中学入試報告会2019に行ってきました

まず、冒頭で、受験生のインタビューがありました。

こういうときは、大抵、将来は医者という子が多いですが、今回は科学者が多かったです。

AI、はやぶさ2、車の自動運転など、何かと科学に興味が湧いているかもしれません。

正義感の強い小学生には官僚のイメージは悪くなっていそうですし。

 

前半は「心知体」の話です。

知は塾で鍛えている、体はナガセグループには糸満スクールがある、心はよく分かりませんでしたが、最後の要約でチーム戦で連帯感から育つというように聞き取れました。

心や体についての具体的な話があると良かったです。

サピックスは「知」だけ、四谷大塚は「心」も大切にしているというイメージを持たせたいのかもしれませんが、受験には論理的な力が大切と何回も言っていましたので、四谷大塚の職員自ら、それを実践して論理的に話して欲しかったです。

受験生のインタビューで、「合宿で中学受験をなぜするかという討論もした」というような話をしていましたが、それが、心の教育の一環としてのことでしたら、それについてアピールして欲しいと思いました。

早稲田アカデミーの合宿との違いにもなり、塾の方針が分かりやすくなると思います。

 

インタビューの話にまた戻りますが、多くの受験生が「心が育った」と言っていますが、そういうことをいう子を積極的に採用したか、インタビュアーが「心について触れてください」と頼んだか、受験生が四谷大塚の宣伝であることを忖度し、心について語ってくれたかだと思います。

こういう演出は個人的にちょっと気持ちが悪いと思ってしまいます。

 

大学入試の英語の話にかなりの時間が割かれましたが、中学入試報告会で言うことではないような気もしました。

そういえば、数年前に、今後は中学入試で英語が増えると言われ始めましたが、そのブームはどうなったのでしょう。

開成の4番は、出題者の勇み足というようなことを言っていましたが、未知なる問題を解決していくことが大切と言っていました。

未知なる問題の解決はいろいろな言い方で強調していましたが、問題は、四谷大塚の学習サイクルで、それが養われるかどうかです。

YTで高得点を取るために必死に食らいついていく学習が、未知なる問題の解決につながるような気があまりしません。

応用演習問題集をじっくり取り組めばいいのか、YTのS問題をじっくり取り組めばいいのか、あるいは四谷大塚以外の教材をやる必要があるのか、どうすればそれが達成できるかという具体的な話が聴きたかったです。

予習が「未知なる問題の解決」「論理的な課題解決能力」に役に立つから、5・6年生ならば、できるだけ予習シリーズで予習をというように聞き取れましたが、それを聞いて、新しい単元の導入でそういう力がつきそうと判断した方は、そうすると良いと思います。

個人的には、単元をしっかり習得してから、ひねりのある問題や場合分けして考える問題や作業性のある問題を、試行錯誤しながら答えが出るまでチャレンジしていくことが未知なる問題に強くなる方法だと思いますが、そういう話はなかったです。

 

東大生がもっとも読書するから読書をさせよう、人間七分、学力三分だから、家で人間力を鍛えようというフレーズも印象的でした。

全体的に抽象的な話が多かった印象です。

 

続いて算数の話です。

(1)(2)の流れをくんで、(3)以降を考えることが大切だそうです。

どういう狙いで(1)があるのかを読み取るといいそうです。

生徒たちは、それぞれ独立して考えがちだそうです。

 

反論というわけでもありませんが、流れをくむことが難しく、やりたくてもできないのかもしれません。

出題者の狙いを読み取るのは、相当な算数のスキルが必要です。

 

難関中学では数系の問題が増えていると言っていました。

先日のブログでも書きましたが、それならば、なぜ、四谷大塚では4・5年生の間に数系の問題をやらないのか不思議でなりません。

6年生の秋からで間に合うという認識なのでしょうか?

 

文章題は見える化が大切で、なぜ、その図でいいのかを考えることが重要だそうです。

予習主義ならば、それが実現しやすいと言えば、説得力があったと思います。

 

図形は練習した分、力になるといっていました。

これはその通りです。

練習をしたい方は、当教材の小4集中図形小5集中図形小6集中平面図形小6集中立体図形をお勧めします。

 

6年生前半まではテキストの学習でしっかり固め、家では最低到達ラインを決めるといいそうです。

手を動かすことが大切と言っていましたが、聞いていた方は、これの意味は分かったのでしょうか?

闇雲に書いても意味がありません。

特に図形は、描けば描くほど、原形を留めず分からなくなります。

「書けば解ける問題」と判断したときに「書いて解く」というのが正しいと思います。

書けば解けるのに、他に良いやり方があると思って、書かずに解説を待つ学習が良くないということです。

大問には(1)(2)で作業の問題が出ることがありますが、これは誰でも書くので、いまの話とは関係が無いと思います。

最後、苦手分野を作らないことが大切で、そのためには、家で少しの進歩でもしっかり認めましょうという話でした。

それはその通りです。

 

次は国語の話です。

相変わらず、国語の越智先生は話術に長けています。

こういう先生に国語を教われると、失礼な物言いですが、コスパが良いと思います。

明大明治と筑駒を比較し、文字数と設問数は、難度に関係が無いという話から始まりました。

同じ意味の言葉に言い換える力が大切といっていましたが、それはご家庭でもできると思います。

語彙に注目して、「この意味は?」というのは必要ですが、それに加えて「これを簡単な言葉に言い換えると、どういうこと?」というようなフォローをしていくと、ご家庭でも国語力アップにつなげていけそうな気がします。

話が上手く、なるほどなるほどと思わせる展開でしたが、いざ「重要なキーワードは?」というとあまり思い出せません(笑)

良い本は読みやすいので難しくないから読みましょうくらいしか覚えていません。

中学入試の国語は、大学入試と同じ勉強になっているので、勉強の王道で、完璧を求めず元気よく積極的になどという抽象的な言葉が多かった気がします。

たくさんの文字の文章に慣れる必要があるのかなくらいの印象になりました。

 

理科です。

実験と観察をもとにした出題が多く、例年通りらしいです。

物理はてこや浮力や滑車などの釣り合いが中心らしいです。

大学入試と同じで未知のものを読み取ることが大切らしいです。

例えば、温度が上がると上に上がるという知識を覚えるのではなく、膨張して比重が軽くなるので上に上がるというように本質的な身に付け方をする必要があるそうです。

当たり前の話が多いという印象でした。

興味関心は自分自身では持てないので、親が言ってあげないといけないと言っていました。

その一例として、興味がないから消火器の存在に気がつかないと言っていて、いまこうやって話しているから、興味が湧き「帰りは皆さんの目に入るでしょう」と言っていましたが、私は帰りも目に入りませんでした。

言えば誰でも興味が持てるわけじゃないけれど、言わないよりも言った方が良いと言うことです。

ただし、保護者様に、相当な理科のスキルがないと言えないのではないかと思います。

親はどういうことをしてスキルアップすべきかまで伝えて欲しいと思いました。

 

ここで時間となり、社会の前に帰りました。

全体的に抽象的な話が多かったので、具体的にどうしたらいいかにクローズアップして欲しいと思いました。

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