私は、公文否定派で、百ます計算肯定派です。
とは言いましても、何から何まで公文がいけないというわけではなく、使い方の問題です。
ストップウォッチを使ってタイムアタックのように扱えう状況であれば、公文で良いです。
それができなくなるレベルまでいったら公文卒業で良いと思っています。
それに対して、百ます計算は、最大99×99までやることができますが、どのくらい大きな数になってもタイムアタックで取り組めます。
つまり、タイムアタックで計算練習できるなら何を使っても良く、それ以上のレベルになったら、四則演算と分数小数の混合を、1日に扱う問題数を減らして、そのかわり1問1問を丁寧に取り組んだ方が良いと思っています。
タイムアタックでできるレベルの最上位は、小数と分数の変換や、通分や、帯分数と仮分数の変換です。
これをスピードを意識して取り組むことが、計算タイムアタック編の最終ステージです。
例えば、5/8=0.625を筆算でやっていたら話になりません(初期段階は筆算でやってもいいですが)。
覚えているべきです。
8/25ならば、8×4=32→0.32とすればいいので、覚える必要はありませんが、4倍すればできることを身につける必要があります。
通分は、分母の最小公倍数ですが、連除法を使っていたら話になりません(初期段階は連除法でやってもいいですが)。
つまり、「この分数は、この小数になる」、「この2つの分母ならば通分すると、この分母になる」というものに長けてから計算タイムアタック編の最終ステージを迎えるべきです。
これができないうちに、分数の問題に取り組むと、タイムアタックとはならずに、今後の計算練習が後手後手になります。
せっかく計算練習をやるのなら、最大限効果を発揮して欲しいと思います。
そのための仕込みとして、分数と小数の変換、通分を瞬時にできることが必要です。
このブログでこういうことを書いてもお役に立てるかどうか分かりませんので、エクセルで、軽くその教材を作りたいと思います。
算数教材塾・探求の会員様は無料で、一般の方は100円くらいです。
エクセルでソートして毎回ならび方を変えて、20問テストで1分を切れば合格という感じです(速い人は30秒以内でできると思います)。
それが安定してから分数の計算を進めた方が上手く行くと思います。
教材が完成しましたら、こちらにもリンクを貼りますので、ぜひご利用願います。
算数教材塾・探求の受験における計算知識の基準がございまして、それがマスターできるような問題が並びます。
計算知識の基準とは次のようなものです。
- 8/25は覚えないけど、8×4=32→0.32と瞬時に分かるはずだから載せる
- 1/16は0.125の半分 or 5/8を10で割ったものだから載せる
- 3/16は載せない
- 5/6は循環小数だけど載せる
- 2/7は循環小数だけど載せる
- 3/11は循環小数だけど3×9=27→0.272727……だから載せる
- 4/13は必要性を感じたことがないので載せない
算数に限らず受験に必要と思われる知識は、講師によって異なります。
市販でもこういう教材はあると思いますが、まったく同じにはならないと思います。
よろしくお願いいたします。
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