対話式算数は2017年度より、イラストを載せたバージョンに改訂しています。
イラストを載せただけでも親しみが増し、良い教材になっていますが、それとともに、分かりやすく書き換えた部分もかなりあります。
つまり、2016年版に比べて、ひとまわりもふたまわりも良い教材になっています。
ようやく全50話完成しました。
他の通信教材とは違い、いつでも第何話からでも学習できます。
あまり大声では言いたくはありませんが、大手塾の時間講師を経て、本業として塾講師を始めてから今年は記念すべき25周年にあたります。
前から計算していたわけではなく、いま計算したら、ちょうど節目の年でした(笑)
ということは、いま初めて気がつきましたが、算数教材塾・探求を始めたのは、塾講師を始めてから20周年にあたる年でした。
この25年の集大成とも呼べる教材が、小4対話式算数です。
どの自宅学習教材にも負けていないと思います。
負けていないというと語弊があります。
圧倒的に勝っていると思います。
よく掲示板や紹介系のサイトで、自学自習するなら、Z会か予習シリーズと書かれますが、見くらべてもらえましたら、全く異なるものだということが分かります。
少なくとも、塾の授業用と自学自習用の教材を同じものということはありえないことです。
仮に私が塾専用教材を作るとしたら、見やすさにこだわります。
授業で説明はするので、それと被らないように、教材としては見やすさを第一とします。
自学自習教材は、見やすさも大切ですが、それよりも、どうしてそうするかという理由をしっかり書くことが大切です。
それがなければ理解が深まっていきません。
塾講師の多くは「自学自習で中学受験は無理」と言います。
それは、自宅学習をしている人は予習シリーズを頑張って使っていると思っているからです。
自学自習用の教材は、じっくり読めるように、詳しくないといけません。
授業で説明するとき、詳しく説明しすぎると、聞いている方は疲れます。
それを避けるためには、重要なこと以外はサラッと流します。
そのサラッと流されることで、消化不良になってしまう生徒さんもたくさんいると思いますが、個々にぴったりの進度・深度で進めていくことは不可能なので、仕方の無いところはあります。
分かった気分になるのは授業、深く分かるのは書物といっても否定されないと思います。
塾テキストは見やすさ重視でいくしかないと思いますが、市販の参考書は詳しく自学自習用に書くことは可能です。
しかし、大手出版会社が出すものは、NHKのニュースのように穏やかなものばかりです。
昨日、ニュース9で、韓国のグルメレポートしていたのを見たときには、民放を見ているようでしたが。
市販の参考書は、ほどほどに見やすく、ほどほどに詳しくといったところです。
自学自習はそのような万人向けの参考書では厳しいと思います。
対話で進めていくことが唯一の正解だと思っています。
塾の方がいろいろなことが吸収できると思われる方もいらっしゃると思いますが、それは違います。
4年生の塾のメリットは、みんなといっしょに解いて、解けた人が優越感に浸れるというものくらいです。
塾から帰ってきたお子様に、今日の授業で身につけたことは何?と聞いたとしたら、おそらく、立派な答えは返ってこないでしょう。
表面上の解き方を言えるくらいだと思います。
どうして面積図をかいたの?とちょっと追求すると、答えられないと思います。
算数の成績を伸ばしていくためには、仕組みを深く理解することが必要ですが、塾ではそれができていないということが多いと思います。
解き方を身につけるだけでなく、どうしてその解き方で求められるかを身につけることが、算数の成績を伸ばすために必要です。
その視点に立って、小学4年生の学習のベストを考えると、小4対話式算数に軍配が上がると思います。
小4対話式算数は、以下の方にお勧めいたします。
- 4年生の1年間は自宅学習で頑張り、5年生から通塾したい人
- 4・5年生の2年間は自宅学習で頑張り、6年生から通塾したい人
- ずっと自宅学習で頑張り中学受験をしたい人
- 4年生からスタートせず、自宅で挽回したい新5年生
- 4年生からスタートせず、塾で苦戦している人
- 塾に通っているけど、塾だけでは理解が深まらないことに不安の人
- 気合いの入っている新3年生
ぜひ、ご検討の程、お願いいたします。