反復学習の効果的な方法

お陰様で、夏休みに入り、スカイプ指導や教材作成で忙しくさせていただいております。

1つのブログを書くのにたいてい2時間かかりますが(調べたり校正に時間がかかりますので)、もう少し省エネのスタンスでいきたいと思います。

ところで、省エネは死語になっているのでしょうか?

エコという言葉に取って代わられているのでしょうか。

省エネは石油などのエネルギーの節約で、エコはエコロジーという環境問題なので、使い分けができるはずですが、一緒くたにされているかもしれません。

 

やや脱線しかけていますが、元に戻します。

夏の間は文字数を減らし執筆時間を短くし、省エネで行きながら、お役に立つ度は据え置きというブログを目指していきます。

いままで以上に乱筆になるかもしれませんが、中身で勝負できればと思っています。

 

さっそく本題に入ります。

算数でも他の科目でも同じことですが、徹底的な基礎学習をしている方がやはり強いです。

復習だけで良いという意味ではありませんが、典型題の反復学習は多ければ多いほど得点力は高くなります。

進学塾でもそういうことが十分に分かっていますので、ありとあらゆる形で反復学習をするように仕向けています。

 

塾講師が保護者様からよく相談を受ける内容として、「本当に反復した方が良いんですか?」というものがあります。

そんなに反復する必要がなければ、時間が無駄だからしたくないというお考えもありますが、解いている姿を見て、何も考えずに作業しているようで、そこに不安を感じている方もいると思います。

「答えを覚えてしまって、やっている意味があるかどうか分からない」という具体的な声もよくいただきます。

 

時間のある限りは反復した方が良いことは確かですが、その学習姿勢により効果の大小は大きく異なります。

何も考えずに流れ作業のように問題演習をしても、効果が大きいとはいえません。

体力増強、字を書くのが速くなる、数字の扱いに慣れるくらいの効果です。

この3点がまったくの無駄というわけではありませんが、しっかり学習することでもっと効果が上がります。

 

大リーグのダルビッシュは本来は右投手ですが、トレーニングのときに左で投げているそうです。

理由は体の筋力のバランスを上げるためと言われています。

野球やゴルフやテニスなどは体の左右のバランスが悪いスポーツですが、そういうスポーツの選手は水泳を取り入れたり、ダルビッシュのように利き手とは違う方で練習したり、バランスを気をつけているそうです。

 

このスポーツと、学習は同じと言っては言いすぎですが、バランス良く学習することが勉強でも同じくらい大事です。

今回は短めのブログを目指していますので、間髪を入れずに結論を書きます。

 

反復するごとに、解き方や書き方を変えるのはどうでしょう?

さすがに、解き方が一通りしかない問題でそれをやるのは無理ですが、別解がある場合は、最短距離で解ける方法だけでなく、反復のときはいろいろな方法で解くというスタイルです。

例えばつるかめ算ならば、「表で解く」「面積図で解く」「式だけで解く(※)」「平均算で解く」「消去算で解く(連立方程式)」「グラフで解く」というような解法が考えられます。

※式だけというのは、表を省略した形か、面積図を省略した形のいずれかです。

「式だけで解く」をカウントしなくても5通りの方法があります。

5回反復するときに、毎回異なる解き方をしたら、普通の反復学習とは比べものにならない効果があります。

特殊算の中ではつるかめ算は解き方が多い方ですが、平面図形や場合の数や速さの方が解き方が多いと思います。

 

楽しく解けますし、新鮮な気持ちになりますし、解法のレパートリーが増えますし良いことずくめです。

この問題の解き方はどういうものがありますか?というご質問(掲示板上で)は大歓迎です。

 

食べ物でも、最近、肉はタンパク質だけでなく脂も良いから肉を多めに食べた方が良いと聞きますが、あくまでもバランスよくというのが大前提だと思います。

バランス良く食べることにより、体調も良く、成長します。

算数の解法も食わず嫌いせずにいろいろ食すことで、そのような効果がありそうな気がします。

「別解好きで算数の応用力がない子はいない」というのは格言と言ってもいいと思います。

どうせ反復するのなら、その演習時間を最大限有効に使えるように工夫していきたいと思います。

 

今回はここまで1764字です。

いつもに比べて短めですが、思ったよりは短くなりませんでした。

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