頭を良くする解説

とても不思議です。

塾講師は、授業力は人それぞれです。

教材もとても大切ですが、どういう解説をするかで生徒さんの算数の偏差値は相当変わります。

 

保護者は、塾選びにはとても慎重です。

もっとも効果の上がる期待値の高い塾を選びます。

しかし、塾よりも講師の方がはるかに重要です。

とは言っても講師を選ぶことはできないので、少しでも良い講師に当たる可能性の高い塾を選ぶしかありません。

 

それほど塾講師の力量に成績が左右されるのであれば、問題集の解説もとても重要ではないでしょうか?

塾講師は分かりやすく教えるだけならダメです。

解説をなぞるように丁寧に教えることは、講師経験が1年以上あれば十分可能です。

しかし、それだけでは十分なわけではありません。

つまずくポイントを確認したり、ちょっとした工夫の仕方を伝えたり、書き方のテクニックを伝えたりという味付けが大切で、その積み重ねが偏差値アップとなります。

極論すれば、分かりやすい講師に教わるだけでは成績は停滞します。

分かりにくい講師に教わると、成績ダウンします。

工夫に工夫を重ねた講師に教わり、成績アップの可能性が出てきます。

問題を解くだけで力のつく生徒さんはそれには当てはまりませんが、多くの生徒さんは当てはまるでしょう。

 

それを問題集の解説にあてはめますと、分かりやすいだけではダメです。

マイナスもなければプラスでもないです。

冒頭で不思議と書きましたのは、講師の力量はとても大切と感じている方が、問題集の解説はパッと見て「分かりやすそう!これに決めた!」とすぐに判断してしまう方が多いからです。

 

そういうことを考えて算数教材塾・探求の解説は工夫を重ねています。

メインの各単元を導入する対話式算数と、小4~小6の応用的な位置づけの問題集は「対話式」にしています。

他の問題集は図を豊富に載せて、できるだけ長々とした文章にならないように書いています。

入試対策教材は語り調にしています。

問題選びも重要ですが、どういう解説にしたら最も効果が高いかを考えて決めています。

 

最近になって、力の付く解説として、1つ候補が浮かびました。

対話でもなく、図が豊富なわけでもなく、親しみのある語り式でもなく、でも、とても斬新です。

どういう形式かは今回は伏せておきます。

 

どうして力が付くかというと、お子様が手を抜けなくなるからです。

よく授業中に説明を聴くとき、首を縦に振る癖のある子は成績が悪いという都市伝説があります。

これは都市伝説ではなく、かなりの高確率で真実です。

統計はとれませんが、もし取れたら、そのようなデータがはっきり出ると思います。

 

余談ですが、最近、朝日小学生新聞のアンケートで「ゲームがあるのにNGとなっている子は集中力も低い」というデータがあるそうです。

これを聞いて「なるほど!」と思いますか?

私は、「その子たちが集中力が低く、酷い態度だからNGになったのかな?」としか思いませんでした。

そうでなければ、なぜゲームを買ったのかということが説明できません。

 

そもそも400人くらいのアンケートでNGの家庭はたった15件らしいので、15件でデータと呼べるのでしょうか?

朝日新聞も結構無茶苦茶やりますね。

データというのはどっちが原因でどっちが結果かを逆にすると、とんでもない不思議な結論になってしまいます。

このデータだと、ゲームをやった方が集中力がつき、成績が上がると読み取れてしまいます。

権威のあるところがそのようなデータを発表すると、興味をひきますが、冷静に読み取りたいと思います。

 

話を戻します。

首を縦に振る子は、塾講師から、この子は良く聴いているとノーマークになりがちです。

私みたいな簡単に人を信じないタイプは「本当に聴いている?」と確認しますが、塾講師は純情な人が多いので「良く聴いていて偉い」と評価しがちです。

その結果、あまり聴いていないのにノンプレッシャーで授業を受けることができ、力がつかないというわけです。

 

それと同じようなことで、良い解説を書くと、生徒さんに負荷がかからずに学力が伸びないという可能性もあります。

それを避けたいと思い、文章量の多い対話式を選んだわけです。

 

説明の上手い講師の授業だと、映画を見るような感覚で授業を受け、「良い授業だった!」と感じるけど、力がつかない場合があります。

テレビで池上彰さんが分かりやすく社会情勢などを説明してくれますが、バックボーンがないと1日たったら殆ど記憶に残っていないのではないでしょうか?

テレビを見るような感覚でテレビを見ていて、「分かりやすい番組だった!」と感じるけど、力がつかないということです。

 

20年くらい前のテレビ番組で、石田純一が、当時まだ一般的ではなかった「ひつまぶし」を下手な説明で熱く語っていましたが、それは何ヶ月経っても何年経っても記憶が薄れることなく、食べてみたいという欲望が衰えませんでした。

いまだにそれを覚えているくらいですので。

力のつく授業は、説明の上手い下手ではないんだなと実感したものです。

 

今回の新解説もきれいな解説ではなく、負荷をかけます。

そのかけ方が理想的です。

対話式算数のような膨大な文章量ではないので、文字慣れしていない子にピッタリですし、なんといっても解説を書く私の負担が軽減されますので料金はかなり安くなります。

Win-Winの関係になります。

 

とりあえず、その解説で難関女子中の文章題を40問つくっていきます。

完成しましたら1000円くらいで販売したいと考えています。

このブログで、その教材をご購入なさりたいと思われた方は、お問い合わせのメールで「難関女子中の文章題購入希望」書いてくだされば、先行販売で90%OFFの100円で販売いたします。

正式販売までの期間限定です。

 

条件としましては、モニターというほどでもありませんが、解説を使ってのご感想をお願いいたします。

「個人の感想」ということで、個人情報はありましたら削除しますが、ブログに載せる可能性があります。

良い授業を受けたい!と思うくらい、良い解説を手にしたい!とお考えになっている方に認められる解説になることを願っております。

 

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