対話式算数TypeS(通称:タイサピ)
サピックス生限定の解説書です。
ここのところ販売には力を入れていませんでしたが健在です。
授業の吸収が良くなります。
「タイサピを使ったら成績を持ち直した」「上位でキープできるのはタイサピのおかげ」「もっと前から使っていれば良かった」など、絶賛されるメールをよくいただきます。
ちょっと前にいただいたものになりますが、お客様の感想はこちら
例えばテレビのニュースなど、どんなにしっかり見ても、100%吸収することはできません。
授業も同じことです。
吸収率は人それぞれですが、それほど高くはありません。
受験勉強の書物などを読むと忘却率の話がたびたび出てきますが、本当は忘却率ではなくて、吸収率が低いのです。
きちんと理解せずに吸収させているから忘れる率が高くなります。
例えば台形の面積の公式を覚えるときに「(上底+下底)×高さ÷2と公式を覚える」のと、「台形を2つ組み合わせて平行四辺形にして面積を求め、それを2で割ると覚える」のでは、どちらが忘れにくいでしょうか?
授業では後者の理由も説明されていると思いますが、吸収できずに、公式だけを覚えようとする生徒さんが大多数です。
だから、復習しないと公式を忘れてしまい、「やはり1日たつと半分は忘れるんだよな~」というような結論に持っていくことになってしまいます。
授業の説明を100%近く吸収していたら、そんな高い確率で忘れるということはありません。
授業で吸収する率が低いのは、説明する講師の話すペースが速かったり遅かったりするからです。
速くてついていけない箇所があったら、そのままズルズル行ってしまう場合があります。
遅くて油断して少々ボーッとしていたら、聞き落としてしまう場合もあります。
しっかり聞いているつもりでも、どうしてだろう?と疑問に思っている間に次の重要な話を聞き落としてしまうことがあります。
授業とはそういうものです。
それを補うために家で問題を解くのですが、解けないときに解説を見て、なぜそうするのかしっかり考えながら消化していくのなら良いですが、上記の台形の公式のように、公式を改めて覚え直すだけの浅い学習になってしまう可能性もあります。
浅い学習の習慣がつくと基礎の土台作りという意味において大いに不安です。
授業で未消化なところは、書物でしっかり学習した方が確実です。
テレビのニュースよりも新聞の方が深く理解できるはずです。
概要を知るのはテレビのニュースの方が楽ですが、より深く知識として身につけるのは新聞の方が効率が良いです。
情けない話ですが、世界情勢に疎い私の場合、どんなにテレビでテロや戦争などのニュースを見ても表面的に、こういう悲惨な事件が起きたということしか分かりません。
分からない言葉も多く、きっとこんな感じなんだろうと勝手に想像して解釈して理解するしかありません。
本を読んだり、コラムを読んだり、識者のブログを読んでようやくどうしてこの場所で事件が起きたのかということや争いが起きているのかということが分かってきます。
算数が順調に行かない人もこういうことではないかと思います。
どうして学問は、非効率な授業中心なのか、よく考えると不思議です。
結局のところ、授業を受けたとしても、家でどれだけ問題を解いたのかなど家庭学習が充実している方が優秀な成績を取れます。
これは授業だけでは五十歩百歩程度の差しかついていないという証明になりそうです。
よく、授業では分かるけど、問題は解けないということを聞きます。
「分かることと解けることは違う」と言い切る人が多いですが、「分かった気になって実は分かっていないから」と言うのが正解です。
いまどきの学習補助と言えば、タブレット学習ですが、どうなのでしょう?
例えばクルマで考えてみます。
いまのクルマはATが主流で、パワステがあり、ABSがあり、横滑り防止機構があり、自動ブレーキがあり、前の車と車間距離を一定にしていたり、センターラインを超えたらブザーが鳴ったり、バックモニターがついていたり、燃費を抑えるように発進時に燃料を少なめにしていたり、超がいくつもつくほど過保護です。
安全のため、高齢者のためと考えれば、そうなるのも仕方のない面もありますが、ドライバーの運転技術を高めるという意味においては、昔ながらの何もついていないクルマの方が良いのではないでしょうか?
勉強もタブレットで楽しく学習というのは良いですが、鍛えられるかどうかは話は別です。
授業を受けて家で問題演習をして好成績をキープしている人はそのままで良いです。
しかし、その環境で上手くいっていない人は、授業の解説書が必要な人だと思います。
どんなに少なく見積もっても、サピックスに通っている人の半数は必要なものではないでしょうか?
理解してから問題演習をしたらこんなにスムーズに行くという体験をして欲しいと思います。
対話型の解説書は流れが分かりやすく、理由が分かりやすく、論理的な思考を構築しやすくなります。
今回は海の日までのサマーセールとして5年生用の解説書を20%OFFにします。
7月以降の解説書に限ります。
夏期講習で初めて比が出てきます。
比は上手く導入していかないと、なかなか使いこなせるようにはなりません。
比の習得に失敗にすると、この先ダメージが大きいです。
ぜひタイサピで、比の習得に加え、いままでの総復習的な位置づけの夏期講習を上手く乗り切って欲しいと思います。
今回はタイサピ販売促進ブログという意気込みで勢いよく書いていきましたが、お役に立てるような内容がありましたら嬉しく思います。
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