ゴールデンウィークは3日から
先日、5年生のゴールデンウィークの学習方法をブログに書きました。
「5年生を書いたのに6年生は書かないの?」と思った方もいるのかと思いまして、6年生の学習方法を書くことにしました。
テレビやラジオでは、いまはゴールデンウィークに突入しているそうですが、受験勉強している人は、大抵、5月1日・2日は暦通りに学校に行くと思いますので、5月3日からの五連休です。
このタイミングでブログを書いても問題なしだと思います。
ゴールデンウィークのアドバイス
6年生のゴールデンウィークはどういう学習が正解というものがありません。
しかし、失敗はあると思います。
成功となるか失敗となるかは個々の状況によっても異なります。
ここでは、誰もが失敗とはならない方法を書いていきたいと思います。
塾からのアドバイスでも、ブログ等で書いている人も、あまり学習内容を具体的に書かず、抽象的に伝えています。
命令ではなくアドバイスならば、具体的な方がいいに決まっていますが、具体的に伝える人はほとんどいないのではないでしょうか?
だからこそ、このブログを貴重なものとして読んでくださると、とても嬉しく思います。
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早起きは三文の得
まず、ゴールデンウィークの5日間は早起きを勧めます。
6時起床、7時勉強スタートが模範例です。
小学生は、案外、朝型のお子様がいるからです。
6年生後半になって「実は朝型です」という子をいままで何人も見てきました。
朝型の子は、早くその習性に気づき、その子に即した時間割を決めると良いと思います。
7時からの学習が恐ろしく効率的という子が少なくとも3割くらいはいるような気がします。
そういう子は、今後、土日や夏休みなども上手く過ごせるはずです。
ゴールデンウィークから軌道修正できて良かったと思うはずです。
算数のあの単元で始動
午前中は算数をみっちりやることをお勧めします。
休憩は入れても良いですが、2時間くらいはやりたいです。
小5のゴールデンウィークは「特殊算」が最適と書きましたが、小6のゴールデンウィークは「特殊算」が最適ではありません。
でも、特殊算と同じように、短期集中で効果を上げられる単元が良いです。
数の性質、場合の数、割合は短期集中型ではありません。
規則性、仕事算、売買損益算、食塩水は短期集中ですが、5日間使って向かい合うような重い単元ではありません。
平面図形は短期集中でマスターできる単元ですが、5日もやったら飽きてしまいます。
毎日単元をかえるという手もありますが、今回は5日連続でしっかり学習する単元を選びたいと思います。
立体図形も短期集中でマスターしやすい単元です。
しかし、立体図形は総じてレベルが高く時期尚早です。
5日連続で学習したら平面図形同様に飽きてしまうと思います。
秋のシルバーウィークころの学習でも良いでしょう。
点の移動や図形の移動も短期集中でマスターしやすいですが、これまた飽きがちです。
前職のときは、授業で点の移動や図形の移動を集中してやっていたときもありましたが、思ったほどの効果はなかったような気がします。
もうお分かりだと思いますが、短期集中で最も有効なのは「速さ」です。
時期といい日数といい、ベストは「速さ」です。
上記にも書きましたように、個々の状況によって異なりますが、ベストは「速さ」と言って問題はないと思います。
逆比、速さの図、ダイヤグラム、池のまわり
こういった問題をしっかり練習することにより、ゴールデンウィークが充実します。
1日の使い方
朝7時から勉強を始めたとすると、休憩を入れても9時30分頃には算数は終了となります。
一応、12時くらいまで理・社・国の学習をすることが望ましいです。
午後はどうしましょう?
午後までみっちり机の上で学習する必要はないと思います。
午後は、教養を高める学習に力を入れると良いと思います。
いつもはあまり家にいないお父様が家にいらっしゃるのなら、そこでしかできない教養の高め方があります。
テレビ、DVD、YouTubeなども有効です。
図書館などで調べる学習も有効です。
ここはつきっきりで見られるから、教え込もうという作戦はマイナスの場合があります。
インプットよりも、アウトプットや教養の方が優先順位が上だと思います。
夏期講習や冬期講習になると、教養を高めるなんて呑気なことを言っていられなくなります。
気持ちに余裕があり、教養を高めることを意識できるのは、このゴールデンウィークまでだと思います。
志望校について、いろいろ調べてみるのも、教養の一種です。
夕方や夕食後は、勉強が必須でもありませんが、やるのならばいままでの復習でリズミカルに進む学習が良いと思います。
算数は一行問題集のようなものを取り組んでも良いでしょう。
連休後
このようなイベント(勉強なのでイベントとは思わないかもしれませんが)は終わったあとの気持ちが重要です。
充実したと思うか、そう思わないかです。
毎日、速さを取り組んでいくと、速さの学習で充実したと思う可能性が高いです。
ちょっとした休みごとに、ひと単元ずつスキルアップしていくという良い流れもできます。
勉強はすると思うけど、何をやると効果的か分からないという方へは、速さを勧めます。
速さを学習してみようと思った方で、適切な教材の心当たりがない方は、当教材の小6集中速さをお勧めいたします。