大型連休?
今年はゴールデンウィークが大型と言われています。
マスコミでは、あと○日で大型連休です♪と連呼しています。
5月1日・2日を休めばという条件付きで、29日~7日まで9連休です。
マスコミの9連休という煽りはすさまじいですが、普通に考えれば5月3~7日の5連休です。
塾では、6年生は、「勉強しろ!」、「講座取れ!」、「遊べ」など様々です。
どれがいいかは一概には言えません。
6年生の1年間をトータルで考えてどう過ごすか決めることだと思います。
5年生は勉強した方が良い?
今回のブログは5年生のゴールデンウィークの過ごし方です。
勉強した方がいいとか遊んだ方がいいというアドバイスではありません。
勉強すると決めた人に、どのような勉強がいいかというご提案です。
もちろん、勉強しようか遊ぼうか迷っている人には、勉強をお勧めします。
また、遊ぶとしても4泊5日で満喫する人もいれば、1~2日遊んで、3~4日勉強という人もいることでしょう。
何日でも構いません。
勉強する日の学習内容に、このブログがご参考になれば幸いです。
とは言いましても、ボリュームのある学習のご提案になりますので、やはり3日くらいは腰を据えてということが前提になっています。
ゴールデンウィークの学習の良いところ
ゴールデンウィークは勉強をやることが義務やノルマではありません。
自発的なものです。
勉強は自発的なもののときに最も伸びると思います。
これは脳科学などで証明されていたと思います。
いつまでに覚えなければならないというプレッシャーもありません。
前向きに、「1つでも覚えればプラスになる」と考えていい時期です。
その特性を生かした学習をするのが理に適っています。
どういう作戦を立てるか
さて何がいいでしょう?
正攻法で考えられないときは、逆から考えます。
算数の問題の解き方みたいですね。
前から進めないときは、後ろからを検討するのですが、なかなかそれが苦手な人もいます。
逆からというのは、いまやるべき問題を探すのではなく、普段はできない問題をやるということです。
普段できない問題というと、少々語弊があります。
普段はあまり有効とはならない学習です。
どのような学習かお分かりでしょうか?
普段の学習というのは、テストに追われ、プレッシャーのかかった状態です。
点数を取りたいというプレッシャーがかかると、考える算数から、覚える算数になりがちです。
覚えて欲しくない単元がありますが、テストで点数を取りたいという意識から覚えようとしてしまいます。
そのような単元をこのゴールデンウィークに学習したいです。
覚えて欲しくない単元とは
覚えて欲しくない単元というのは、算数のすべての単元です。
だからといって、算数のすべての単元をたった数日のゴールデンウィークに学習できるするわけがありません。
つい覚えようとしがちな単元のことを、覚えて欲しくない単元としました。
その単元は、○○算という「特殊算」です。
「これは線分図で解く!」「これは面積図で解く!」「これは全部たして2で割る」などマニュアル通りで解くケースが多いです。
「どうしてその解き方をするの?」と確認して、しっかり理解して身につけてもらうことも可能ですが、100%の生徒さんが理由を理解することにこだわって学習しているわけではないと思います。
というか多くの生徒さんが解き方をマニュアルで覚えていると思います。
それをこの機会に、どうしてそういうことをするのかを再度しっかり理解しながら解くということです。
どうしてそれを書いているのか理由を書きながら、解き進めます。
決められた時間で決められた問題を解くという宿題スタイルなら、そんなことをやっていたら時間がかかるから嫌だと思うかもしれませんが、自発的な学習ならば、過程を重視した解き方が可能です。
数字と同じくらい日本語を書いていくようにすると、理由にこだわる姿勢で解くことになります。
つるかめ算・平均算・消去算・和差算・過不足算などを丁寧に取り組むと良いと思います。
4年生の教材で手のついていないもので良いです。
心機一転、新しい教材に取り組みたいという意欲的な方には、当教材の小5集中特殊算をお薦めいたします。
問題数は毎回16問で、合計10回あるので160問です。
価格は2000円です。
毎回、つるかめ算・平均算・消去算・和差算・過不足算をきれいに配置しています。
問題はすべて典型題ですので、塾教材にくらべて問題の質が素晴らしいというわけではありませんが、1回の学習で特殊算を万遍なく学習できるのが利点です。
ゴールデンウィーク中に10回分くらい学習すれば、バランスの良い学習になります。
解説は「なので」という言葉を多用し、どうしてそうするのかを書くことを重視しています。
解いて○つけだけならば、どの問題集でも良いと思いますが、解き方にこだわる学習ならば、ある程度解説を重視した方が良いと思います。