早稲田アカデミー2017中学入試報告会に行ってきました

早稲田アカデミーの中学入試報告会に行ってきました。

私自身初めてです。

早稲田アカデミーは全く知らないわけではありませんが、興味津々です。

会場はかなり小さい小ホールでした。

座席はギッシリでした。

「そこ空いていますよ!」とスタッフの方に言われた場所に行ったら、実は空いていないで、かなり狭いところに案内されました。

 

まず全体の話です。

他の塾とは違い、話が丁寧で営業マンのようです。

スクリーンに映し出される文字が薄く、見るのが大変でしたが、資料内容は良かったと思います。

まず、いきなり第一志望校の合格率は40%で高くないというお話からです。

デンジャラスなところをいきなり突いてきたのには驚きました。

出鼻をくじかれた感じですが、正直なので良い印象です。

一般的に第一志望校の合格率は30~40%といわれますが、

新6年の時期と夏休み前の時期のそれぞれの第一志望校の進学率を教えてもらえると、とても良いデータになると思います。

妥協して第一志望校を変更して、そこに受かって、それを第一志望校合格というのはちょっと違和感があります。

 

難関校に合格できるならいいけど、そうでないならば高校受験で早慶に再チャレンジ!という狙いがどこかしらあるようで、トーンが他の大手塾とは明らかに違います。

男子は高校受験の早慶の枠は大きいけど、女子は慶應女子、早実、早大本庄くらいしかないから狭き門というように、中学受験から脱線した話が目立ちました。

 

2007年と2017年で、各偏差値帯ごとの男子中、女子中、共学の志願者数をくらべたグラフがありましたが、それは特に良かったです。

共学が増えたというのはどこの塾でも言っていますが、どの偏差地帯で当てはまるかが重要です。

早稲アカの資料では一目瞭然で50台後半の共学志向が高まっています。

口頭で、10年前に比べてどこの学校が出現したかを伝えてくれると良かったです。

 

それから早稲アカ生の出願数の平均は6.7校で受験校の平均は5.0校と言っていましたが、ネット出願の影響について触れて欲しかったです。

ネット出願が充実してくれば出願数は減りそうです。

 

早稲アカ生の午後入試の受験者数の推移のグラフで、グラフが上昇していましたが、

それは早稲アカ生が増えたからで率は上がっているわけではないと言っていました。

なぜ、そのような意味のないデータを見せたのかは分かりません。

早稲アカ生は40%が午後入試をすると言っていました。

 

私の欲しいデータは午後入試をした人が受験が終わった後に、受けて良かったと思ったかどうかのデータです。

あるいは、受けなかった人が、受けとくべきだと思ったかどうかです。

データというのは、次に繋げていくことが大切なので、数を追えば良いだけではないと思います。

各塾で、アンケート的なデータが不足している気がします。

そのあたりは内部生には手厚いのかもしれませんが。

 

全体での話だったと思いますが、塾で勉強するよりも、ニュースを見て社会や常識を学んだりした方が国語は点数が取れる場合があると言っていたような気がします。

塾講師がそのような本音を言ってくれると嬉しいです。

低学年から通塾すると、人間関係の我慢の経験が足りなかったり弊害もあると思います。

 

続いて、各科目です。

全体の話が7分くらい遅れていたようです。

30%くらいの延長だと思います。

 

国語は次元の低いところから話してくれたので、分かりやすかったです。

論説文はいつの間にかできるようになるので、物語文中心でいい

国語はメンタルの影響が大きいから、たくさん読書して、入試問題を当てようなどと思うよりもメンタルを鍛えた方がいい

など、本当?と思うことが多かったです。

ことわざ・慣用句は要約力が身につくという話は納得です。

「親がまず使うことが大切」という話も納得でした。

 

続いて算数です。

開成の合格者平均点と不合格者平均点の話から始まったときは斬新さを感じましたが、

その結びは開成の2番の長文といわれる問題の差が合否の差としていました。

あの問題を正解にしなくても合格点に行くと思うのですが。

 

それ以降は、在り来たりの説明に終始していた気がします。

場合の数は樹形図と計算の見極めが大切

解き方の手順の理解が大切

式や答えの意味が大切

質問前によく考えるなどです。

言い古された感があります。

好意的にとらえれば、そういう基本動作がやはり重要ということになります。

入試報告会で言わなくてもいいかなとは思います。

 

次は社会です。

いきなり「PPAP」とか「さしすせそ」をテーマにして延々と時事問題について語っていきましたが、

まとめのときには、こういう時事問題はあくまでもプラスアルファの話で、重要なのは普段の学習だそうです。

テレビのおふざけクイズ番組でよくある、ラストの問題ですべてが決まり、それまでの点数は何だったの?

という気分に近いものがありました。

「これから何が大切かという視点で捉える」という表現は良かったと思います。

 

最後は理科です。

ことあるごとに「過去問を解いてそういう問題に慣れる」といっていました。

「学校の教科書が題材になる」→「そういう問題を過去問で練習しておく」

という感じです。

それを真に受けると、理科の学習の比重がとても高くなりそうです。

私も理科を教えた経験がありますが、理科に求められるのは、コスパを高めることです。

短い時間で基本骨格だけを身につける、休憩時間に理科に関する資料などを見るというように低負荷を心がけることが大切です。

今回の話ではそういう視点がありませんでした。

 

知識をつける

計算を固める

表やグラフもしっかり学習して強くなる

時事問題に対応できるようにニュースに注目する

地震の勉強をしたなら、地震計の仕組みを理解するなど幅を広げる

と言ったことを話していましたが、あたりまえすぎて何も言えません。

 

全体的に、話し方が柔らかく、耳障りは良いのですが、ありふれたことのオンパレードで「それは分かっている」という話が多かったです。

「どうしてできないのか」→「その克服法は…」というような構成にして欲しかったと思います。

早稲アカの特徴ですが、話し手の社内での役職とか、NNのどこを担当しているのかということをアピールしすぎです。

話の内容でキャリアを感じ取れますので、聴衆者が色眼鏡をかけないように、素のままで登場して欲しいと思いました。

ビデオ撮影も、四谷大塚は受験生中心でしたが、早稲田アカデミーは受験生だけでなく、熱い講師をアピールする要素もありました。

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