2017四谷大塚中学入試報告会に行ってきました

四谷大塚の入試報告会に行ってきました。

昨年から合格実績が持ち直し、今年は着実に増加しましたので、いままでと内容が変わるか注目しました。

結果は、大幅に変わりました。

脳の話や心の話がなくなりました。

普通の中学入試についての話になりました。

その現金なところがおもしろいです。

そういえば、合格実績発表も今年は早かったのではないでしょうか?

あまり気にしていなかったので、正確には分かりませんが。

 

まず、合格者インタビューからのスタートです。

とても大人びた子ばかりでした。

四谷に通うと大人になるのか?と思ってしまうほどですが、そういった子を優先的に人選しているのかもしれません。

 

まず、全体の話ですが、失礼ですがあまり話が上手くありません。

しかし、こういうイベントで全体の話ができる人は、それなりの地位にいると思います。

話が上手くないのに地位が高いという人は、実力があるというケースが多いです。

 

逆を考えれば分かりやすいと思います。

実力が無いのに、話術で昇進していく人です。

私は、話術があっても中身がない人の話はあまり聞きたくありません。

その意味では今回の話し手は良かったです。

 

余談ですが、帰りのエレベーター内にいた保護者2人からは低評価でしたが…

やはり、話術というフィルターで本質が見えにくくなるのでしょう。

 

概ね良い話が多かったですが、1つだけ首を傾げるところがありました。

入試問題は、開成・桜蔭が出題すると、次年度以降、他の学校が真似して下に降りていくという話がありました。

それは何十年も前のつるかめかぶと算の話でしょうか?

たしかに、開成、麻布、灘が引っ張っていった時代もあったと思いますが、いまはそんなことはありません。

それを言ったら、難関校受験者は全員、開成と桜蔭の問題を解こう!という話になります。

 

読書後の感想文を勧めていましたが、それはハードルが高いと個人的に思っています。

ハードルが高いと、読書から遠ざかってしまうような気がします。

4年生くらいまでならば、親も同じ本を読んで、本の内容について対話すれば良いと思います。

親がペースメーカーになることで、読書の習慣ができるというプラスアルファもあります。

 

GWの講座は上手く勧めていました。

予習主義については「復習主義は、教わるばかりの学習になるので、未知の問題に強くならない」としていました。

あまり強調せずにサラッと言っていましたが、これはもっとウェートを置いても良かったと思います。

開成、麻布、渋幕、聖光、筑駒、桜蔭に通用する算数力は、予習の方が形成されやすいと思います。

大多数の生徒さんは復習に力を入れるべきなので、あまり強調もできないとは思います。

 

前回行ったときもチーム戦の話をさわりだけサラッと言っていて、とても興味深かったのですが、

今回もまた、チーム戦がぽろっと出てきましたが、深くは分かりませんでした。

学習量などをチーム合計で競うというようなものですが、そのような子ども騙しの企画は小学生なので、ウケるのかもしれません。

学習効果というよりも、その気になって楽しんで取り組めればプラスになるくらいのとらえ方が良いように思います。

 

不思議だったのが、配付されたレジュメと話す内容がかなり異なっていました。

なぜなのでしょう?

 

続いて各科目の話です。

算数は、以前も聞いたことのある講師でした。

そのときも思いましたが、かなりの実力のある講師です。

四谷大塚の開成増はその講師によるところが大きいのかもしれません。

 

受験者平均点が50%なら難しく感じ、70%なら簡単に感じると言っていましたが、そうだと思います。

  • 自分の考えを大切にする
  • 図形が苦手なら、レベルを落とす

など、もっともなことが多かったです。

「図形の変化を追う」を重要テーマの1つにしていましたが、図形の移動、点の移動のことだと思いますが、それならば、発想力はあまり必要なく、緻密さで解けるから丁寧に描いて粘り強く解く姿勢が大切と結んだ方が良いと思いました。

子どもたちのレベルと入試問題のレベルが合っていないと時折話していましたが、そういうことが言える塾講師は貴重です。

受験生の立場ではなく「自分は簡単に解けました」と自慢げに語る講師が多いので。

 

国語の講師はとても良かったです。

7000字を10~15分かけて読んで、残りの時間で、簡単に解ける問題を除くと1問あたり1~2分だから大変と言っていましたが、国語の講師でこのように数字を使って説明するタイプは少ないのではないでしょうか。

「自分は満点」と自慢する講師が多い中、この講師も受験生側に立っていました。

テクニックではなく読まなければ駄目という主張でした。

国語の講師はテクニック派と精読派に分かれる気がします。

と言っても、やることは同じで意識の持ち方が違うだけだと思います。

 

「優しい子に育てれば国語は得意になる」と言うのは、あまり聞かない持論ですが、説得力はそれなりにあります。

「失敗をくり返して成長する」は唯一、合点がいきませんでした。

失敗をくり返したら、苦手意識が強くなり、避けがちになりそうです。

失敗を、「失敗とせず課題が発見できる機会」ととらえることが大切だと思います。

 

理社は時間が短めです。

理科の講師は出題分野の割合を出し、それについて語るスタンスでした。

浮力や中和反応は今年は少なかったけど、隔年現象だから来年要注意と言っていました。

地震が少なかったのは、熊本地震で被害が甚大だったため、逆に減ったと言っていましたが、本当でしょうか?

東日本のとき出題しているから、今回はあえて見送ったというのが理由の気がしますが。

何故?と疑問を持つことが大切で、有効な手段は理科実験教室!と結んだときは会場で若干笑いがありました。

 

子どもが疑問を持ったら一緒に考えるというのがセオリーですが、私はもう一歩踏み込むべきだと思っています。

疑問を持つ子ならいいですが、そんなに興味関心を持たず疑問のない子も多いからです。

そういう場合は、親が子に「何故だと思う?」と質問する形がベストだと思います。

豊臣秀吉みたいに、子が疑問を持たぬなら、こちらから疑問をぶつけてみようという姿勢です。

 

最後は社会です。

このあと、近くで日能研があるからか、次々と会場をあとにする保護者がいました。

社会の講師はこういうとばっちりをよく受ける役回りです。

統計の読み取りがとても多かったと言っていました。

YTにもそれを反映させると言っていました。

いまの四谷大塚はレスポンスが良いので、これからの社会のテストに期待です。

聖光の先生は「知識をつけることはとは準備運動するのと同じ」と言っているそうです。

その通りですね。

 

ラストに、また、最初の全体の説明をした講師が登場し、褒めて伸ばすという話を1分くらいして結びました。

従来はその話を広げて30分くらいかけていたことが懐かしいと思ってしまいました。

 

スタッフも充実していますし、これからの四谷大塚はとても期待できそうです。

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