入試問題の解説をします

9月になり、過去問演習に取り組む受験生が増えてきたと思います。

志望校対策というと、過去問演習をやることだと思っている方が多いと思いますが、

いままでブログに何回も書いてきたように、違います。

時間配分や特徴を知ることも対策にはなりますが、

過去問をやって、弱いところをしっかり鍛えるという作業をやることが最大の対策なのです。

 

言葉で言うのは簡単ですが、弱いところはどこなのかを把握することは簡単でないかもしれません。

「間違えた」=「対策が必要」とは限りません。

私が答案を見て感想を伝えるときは、

「実質分かっているね」

「力負け」

「ミス」

こういう言葉を多用しますが、これは弱いところではありません。

 

その学校の出題するレベルで、

「糸口を見つける思考ができない」

「正しい解き方ができない」

こういう場合に対策が必要になります。

言葉で伝えて様子を見る場合もあれば、こういう問題やってごらんと課題を出す場合もあります。

 

昨年のスカイプ指導は週5とか週6のお子様もいましたが、

今年は週1や週のお子様が多く、もう少し教えたいなと考えています。

そこで入試問題の解説に特化したスカイプ指導をしようと考えております。

事前に問題を送っていただいて、予習をし、

お子様の答案を見ながら、弱点の発見、解説、長所、今後の課題、今後意識することを伝えます。

指導後は記録簿をお渡しいたします。

記録簿の参考例を以下に記します。2016年海城1次です。

 

1

(1)計算結果と途中式をもう少し離しましょう。

(3)三角すいの切断はできれば体積比を使ってみましょう。

2

(1)植木算を意識して、見せられる式を書きましょう。

(2)1つ目は作業して見つけ、2つ目は計算です。

(3)場合分けを意識して、見やすく書きましょう。

この手の「○で割ったら△あまる」というような問題を練習した方が良いかもしれません。

3

(1)速さの比を求めるときは、時間の比は分かるかな?と考えましょう。

(3)和を求められるか、差を求められるかを考えながらダイヤグラムを見る習慣をつけましょう。

4

(3)3:4:5の三角形は相似の宝庫なので、角度に印を付け、どんな図形があるのかを探しましょう。

(4)捨て問で良いです。

5

(1)一の位からCから求めると考えましょう。

(2)捨て問で良いです。

6

(1)図をたくさんかいて、1つの図について1つというように解いた方が良いです。

(2)(1)と同様に図をたくさんかいて1つずつ見つけましょう。

 

こんな感じになります。

現在の生徒さんに書いたものではありませんが、だいたいこのくらいシンプルなアドバイスとなります。

言葉でも伝えていますので、程よい書き方だと思っています。

次は何をすれば良いのかを明確に書くことを心がけています。

授業の解説や、不特定多数の受験生に向けたアドバイスでは、どうしても当てはまらない場合が出てきます。

お子様の現在の学力を考慮して、捨てて良い問題、意識して欲しいことを伝えます。

 

スカイプ指導の料金は10分で1250円です(税別)。5分ごとに625円(税別)かかっていきます。

通算600分を超えたら10分で1000円(税別)、5分ごとに500円(税別)になります。

「あとは自分でやってみます。もし分からなかったら今度また教えてください」

と返事ができる優秀なお子様の場合は格安の指導料金になると思います。

過去問を学習することは、みんなやっていますが、その処理の仕方はまちまちです。

正しく処理できればまわりのライバルに差をつけられます。

 

興味・関心のある方は、お問い合わせ願います。

「過去問対策希望」と書いてください。