非中学受験用の教材の挿絵

いよいよ新年度が始まりました。

対話式算数は毎年のように改訂していますので、小4用は第5版目です。

 

今年はその改訂と同時に、派生モデルの非中学受験用の教材も作っています。

名称は「もっとも深く学べる算数」です。

小5、小6の2年間で、合計100話になるようにします。

 

ステーキ屋のハンバーグは美味しいと人気があるように、

中学受験用教材を作って教えてきた塾講師が作る非受験用教材もなかなかの味のあるものになると思います。

 

対話式算数は茶くま君が元気いっぱいにリードしていきますが、

もっとも深く学べる算数は、穏やかな2匹のクマでほのぼのとした雰囲気で進んでいきます。

 

現在、某塾で対話式算数を使っていただいている先生に、

「ライト版ですが、どうですか?」

と伺ってみましたら、「全然ライトじゃなくて、充実している」と太鼓判を押してもらいました。

 

対話式算数は中学受験向けの教材なので、

知的な教養や会話、高度な考え方を重視し、万人向けではありません。

ヤル気が相当ないと続かないと思います。

使う子を選ぶ教材と言っても過言ではありません。

 

しかし、中学受験をしない生徒さん向け教材ならば、そんなことは言っていられません。

意識高い系のご家庭の割合なんて相当低いと思います。

現在、私は首都圏を離れて田舎暮らしをしていますが、

近所の子供達を見ると、勉強しそうな雰囲気がありません。

そういった子供達に高度な内容の教材をやってごらんと言ってもそっぽを向かれるでしょう。

 

でも、中学受験をしない子供達にも、算数の奥深い世界を堪能してもらいたい。

高校受験で有利とか大学受験で有利などの下世話な目的ではありません。

目的は、算数の考え方を身につければ、必ず、将来プラスになるということだけです。

目先の受験しか視野になければ、魅力を感じないかもしれません。

 

せっかく勉強できる時間や機会があるのに、小学校の勉強だけでは算数の奥深さは味わえません。

公立小の教材は、奥深さの追求ではなく、最低限の内容だと思います。

 

私は北海道が好きでチャンスがあれば行っていますが、北海道の人に「いつ行くのがもっとも魅力があるか」と聞くと、

冬が1番良いと返ってきます。

北海道初心者の人は夏に決まっている!と思うかもしれませんが、私は言わんとすることは分かります。

 

入試直前の時期なので、そのころに行ったことはありませんが、冬の北海道を体力のあるうちにいつかは味わってみたいと思っています。

いきなり北海道話に脱線してしまいましたが、算数の奥深さに関係があると思います。

 

大変な思いをしないと、真の良さが分からない。

ハードな算数を学習しないと、真の算数の面白さが分からない。

旅行と共通点があるような気がします。

 

小学校で教科書とドリルで勉強し、先生は文系か理系か、理系でも算数にどれだけ精通しているか分からない先生から教わって

冬の北海道を味わえる可能性は極めて低いと思います。

 

ハードな算数をやるにしても、取っ付きやすくないとなかなか受け入れ難いと思います。

ハードな算数に上手く入っていけるように、イラストを載せることにしました。

と言っても私が書くわけではなく、ネットで探して依頼しています。

 

1週間の募集期間で46件の応募がありました。

半数くらいの人は素晴らしいテクニックがあり、選ぶのに苦労しましたが、

ようやく3件くらいまで絞りました。

どの人を採用しても素晴らしいクマになります。

 

特に気をつけたのは教材の文章とキャラクターの調和です。

印象に残らないクマはもちろんのこと、目立ちすぎるクマもダメとしました。

あくまでも教材を読んでいく間に、心地良く癒してくれるキャラクターがベストで、

それ以上のインパクトはマイナスだと思います。

 

すでに第1話は発行していて、今後毎週1話ずつ発行していきますが、イラストは5月くらいの登場を目指します。

 

イラストは親しみやすさを保つためのもので、内容が大切なことはいうまでもありません。

1から作っているわけではなく、対話式算数をベースにしているのでクオリティは問題なしです。

受験を意識しないで、奥深さを味わって欲しいということだけ考えて作っていきますが、

このような目的でできている参考書はないと思います。

 

イラストではなく本文で心がけたことを少し触れて終わりにしたいと思います。

 

対話式算数の茶くま君は、おっちょこちょいですが、キレキレで凄まじい破壊力です。

メールでよく、茶くま君には勝てない!悔しい!というメッセージを戴きます。

さすがに今度の2匹のクマは、キレキレではないので、先生の説明が多くなりますが、

学校の授業のように一方通行ではありません。

 

心がけたのは、「分かりません」というセリフは言わせないことです。

分からないなりに、考えたことを言葉にします。

「分かりません」という言葉が会話に出てくるか出てこないかは、実は教材の雰囲気をガラッと変えます。

言葉にはしにくいですが、簡単な言葉を使うと、一体感が違います。

 

今後、対話式の教材がいろいろと出てくるかもしれませんが、

作り手のポリシーによって教材の質はかなり変わります。

 

もっとも深く学べる算数は、

書店には並ばないけれど日本一の教材を作るので、力を貸してくださいと

イラストを描いてくださる方に伝えています。

 

内容もイラストもどんなものになるのか、私自身も楽しみにしています。

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