無料相談と有料相談

世の中、「無料」という文字が溢れています。

スマホゲームの課金でたびたび問題になりますように、

集客手段として「無料」を利用している場合は油断なりません。

親切な会社というわけではありません。

飲食店の無料サービスはとても親切だと思いますが。

 

昨年の夏に大阪のビジネスホテルに泊まったとき、

そこが艶やかな繁華街の端にあったのですが、

客引きは厳しく規制されているらしく、歩いていてもそれはなかったのですが、

無料相談という大きな看板を掲げている店がいくつもありました。

あ~怖い怖い…

 

私は「無料」という文字を見ると、怖いイメージか、どうして無料?と考えます。

無料には必ずわけがあると思っています。

そして考えれば、そのわけは大抵分かります。

 

塾の無料テスト、無料相談会

これは入塾に誘導したいから行われているだけです。

四谷大塚の全統小も風が吹けば桶屋が儲かる的な発想です。

 

無料相談会といっても、本当の多岐にわたる相談ではなく、入塾する上での相談が前提です。

商談会と呼んだ方がいいくらいです。

 

そういう算数教材塾・探求も「無料」という文字をいくつか使っています。

「無料教材」、「スカイプ指導1月無料」、「対話式算数・タイサピの無料体験」などです。

無料体験は、中味が分からなければ買わないという方のためです。

スカイプ指導1月無料は、毎日指導を受けても高額にならないようにです。

携帯電話の「かけ放題」「データ使い放題」みたいなものです。

それといままでのご愛顧へのお返しという意味合いもあります。

 

では無料教材は?

これは、解説無しだからです。

個人的には解説無しでも立派な商品だと思っていますが、

世間一般では、解説無しは欠陥商品だと思われてしまいます。

それならば、パソコンに眠らせていても仕方がないので、

「スカイプ生」、「解説無しでも良い!と思ってくださる方」へ無料で公開しているわけです。

パソコンに数千問の問題が眠っていますので、今年度は無料教材を充実させていきます。

解答はつけますが、解説無しというのが特徴です。

 

話が逸れすぎましたが、このように、同じ「無料」でも様々な思惑があります。

 

塾へ学習相談をするとします。

当然、塾の費用の中にそのサービス分は含まれています。

したがって有料相談です。

しかし塾講師の立場に立つと違います。

 

非常勤講師などで、電話や面談などで応対して、その分が時給として懐に入るのであれば有料と実感できると思います。

しかし、実際は支払われずにサービス残業ということも多いと思います。

あるいは「勤務時間中に電話すること」と無茶な指示もあるかもしれません。

そうすると、非常勤講師は善意による無料相談の意識になりがちです。

 

塾経営者からすると、塾のサービスに相談があったとしても、

相談がある人もない人も同じ授業料を払っているので売り上げが増えているわけではないから

そこに人件費をかけたくないと考えてしまうのかもしれません。

すると、ブラック企業と呼ばれるように、「電話や面談は手当が支給されません」となってしまうのかもしれません。

 

正社員であったとしたら、抱えている仕事はいくつもあります。

相談があると、そのしわ寄せで、

家で採点や宿題点検をしたり、休日出勤したり、サービス残業をしなければならなくなったりします。

そうすると、相談=無料サービスという捉え方になりそうです。

 

塾講師は真面目なタイプが多いので、無料サービスだから手を抜くとはなりにくいですが、

退塾阻止、講座取得などの営業色が出る場合があります。

「散々面談したのに退塾かよ!」

職員室でこんな言葉を聞いたのは1度や2度ではありません。

 

私の場合、有料相談ではなくても

「それならば予習シリーズメインで、対話し算数は○○のように使ってください」とか

スカイプ指導で、「精彩を欠いているように見えますが、指導が身になっていますか?」等と、

危険なことをはっきりと言います。

対話式算数を次年度購入してくださらなかったり、スカイプ指導辞退に繋がるわけですが、

それは仕方のないことだと考えています。

お子様のプラスになる方法を選びます。

 

そういった意識をしっかり確保するためには有料相談が必要なのです。

対話式算数購入につなげようとか、スカイプ指導を勧めようなどとは考えていません。

それを考えているのならば無料相談とします。

ですので、教材購入を考えられていて相談なさりたい方は無料のメールで相談願います。

 

相談はその時点で疑問点をすべて提案という形でお答えします。

つまり、1話完結式です。

継続してもらおうという思惑がないので、ベストなご提案ができるというわけです。

一期一会という感覚です。

どこかに誘導しようということもありません。

そこが無料相談と有料相談の違いです。

 

無料相談という文字を見ますと、やはりゾッとします。

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